『函館スプリントS2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「函館スプリントS」の
穴馬探しをお届けします。

次週から、いよいよ
夏の北海道シリーズが開幕。

今年は東京五輪の
マラソン・競歩が
札幌市で行われる関係で、
札幌3週→函館6週→
札幌4週の、計13週の
日程で行われます。

函館スプリントSは
6月13日に行われる
短距離重賞。今年の
舞台は札幌です。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

 

 

【ポイント1】
「近況不振馬」が
よく復活するレースだが
今年は札幌施行で…                          …  

 

→近10年の当レースで
好走した30頭のうち、
前走「2ケタ着順」に
大敗していた馬が12頭も
占めます。明らかに他の
レースよりも多め。

洋芝、函館滞在など
前走までと「条件」が
ガラッと変わるため
適性が高い馬の一変が
よく起こるレース、と
いうことなのでしょう。

ただ、今年は函館でなく
札幌で行われます。

普段の年は、ほぼ全馬が
函館滞在で出走します。
主に気性面などでその
「恩恵」を大きく受け、
レースで一変する馬が
毎年のように現れます。

しかし、今年は札幌での
施行。函館からの輸送馬、
札幌滞在馬が混じった
メンバーになりますから
その点も踏まえたうえで
出走馬ごとに、滞在の
恩恵の有無等チェックを
施したいところです。

◆今年は札幌開催から
 スタートする変則日程ですが、
 「ウラ函」=
 トレセン機能としての
 函館競馬場は、すでに
 例年通り稼動しています

 

 

【ポイント2】
とにかく3・4歳が
ものすごく強い

→近10年の馬齢別の
戦績を診てください。

 

3歳  複勝率37% 2.3.2.12
4歳  複勝率43% 2.3.4.12
5歳  複勝率17% 4.1.2.35 
6歳上 複勝率13% 2.3.2.48

 

説明の要は無いでしょう。
3・4歳が圧倒的に強い。

「出走数」は5歳以上の
馬が断然多いのですが、
少数精鋭で臨んでくる
若い馬が毎年のように
結果を出している、と
いえます。

なお今年は
札幌での施行ですが
当ポイントは施行場に
関連性が薄いと診ますので
あえて掲載しました。

 

 

【ポイント3】
距離短縮馬が
やたら強いレース

→近10年の前走距離別の
戦績を診てください。

 

前走から距離延長 複勝率15% 1.1.0.11
前走と同距離   複勝率16% 3.5.3.56
前走から距離短縮 複勝率30% 6.4.7.40

 

これも、改めての
説明の要は無いでしょう。
距離短縮馬が断然強い。

距離分以上のスタミナが
活きやすいのが洋芝の
スプリント戦だから、と
いう見方もできますし、
マイル路線からこの時期に
ローカルの短距離路線に
転じてくるとそもそもの
レベル的に優位にたてる
面もあるのでしょう。

当ポイントも、今年も
洋芝場で行われる点から、
今年も引き続き要チェック、
と診て掲載しました。

 

 

【ポイント4】
今年も前有利か?

→例年は「逃げた馬」が
かなり強い当レース。
近10年(2.2.1.5)です。

ただ、今年は舞台が
札幌に替わります。

札幌に替わると
当傾向はどうなるのか?

そこで、昨夏の札幌の
「開幕週」に行われた
芝1200m戦の好走馬の
脚質を診ておきます。

 

逃げ 複勝率80% 0.3.1.1
先行 複勝率32% 4.0.2.13
差し 複勝率19% 1.2.2.21
追込 複勝率 0% 0.0.0.6

 

このように、昨夏の
札幌の「開幕週」の
芝1200m戦では断然、
前有利の傾向でした。

「逃げた馬」が
ほぼ馬券に絡み、
勝ち馬はすべて4角で
前から6番手以内の
好位にいた馬でした。

土曜のレース傾向は
まず診たいところですが
当項目の内容も頭に入れて
おきたいところです。

 

 

【ポイント5】
前走「G3出走」馬が
不振のレース

→近10年「前走格」別の
成績は下記のとおり。

G1 複勝率31% 4.3.5.27
G2 複勝率33% 3.0.1.8
G3 複勝率 8% 0.1.0.11
OP 複勝率15% 2.5.2.52
条件 複勝率31% 1.1.2.9

 

前走「G3出走」馬の
不振が目立ちます。
今年はこの組が人気を
集めそうな状況ですが、
果たしてどうでしょうか。

当ポイントも施行場に
関連性が薄いと診て、
あえて掲載しました。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。