『異端児の森秀行調教師は考えていることが面白い』田中洋平

 

競馬の天才!の今月号(2021年10月)で、

森秀行調教師の特集記事があります。

 

それは51ページの、

ターザンさんの馬券バトルロイヤルというコーナー。

 

この森秀行調教師は、

私にとってはナゼか特別な存在になっている調教師。

 

なのです。

 

その理由は、

「最強の競馬論」という著書を読んだから。

 

 

 

 

 

この書籍は2003年に出版されたものですが、

私はたぶん2013年くらいに読んだのかな。

 

書籍を手に入れた経緯は忘れましたが、

読んで強烈な衝撃を受けたことは覚えています。

 

目次の次、

第1章に書かれている見出しが、調教師は経営者。

 

さらに「目指すものは勝利数より賞金額」というもの。

 

ダービー馬を育てたい!

 

大きなレースをたくさん勝ちたい!

 

そんな内容の書籍だと思っていたので、

経営者目線の内容に、当時の私は本当にビックリしました。

 

森秀行調教師が競馬の世界に入ったのは、

「あなたも牧場で働いて、調教師を目指しませんか」という新聞広告らしい。

 

しかも高校卒業後に日本料理店で働いていた時に、

縁もゆかりもない競馬界に飛び込もうと決心したのだから、すごいですよね。

 

そして実際に調教師になられているわけですし。

 

ちなみに勤務先の牧場は社台ファーム。

 

アグネスワールド(ジャパンカップ)

フジヤマケンザン(香港国際カップ)

シーキングザパール(NHKマイルカップ)

アグネスワールド(フランスとイギリスのG1)

エアシャカール(皐月賞、菊花賞)

ノボトゥルー(フェブラリーステークス)

ノボジャック(JBCスプリント)

スターキングマン(東京大賞典)

キャプテントゥーレ(皐月賞)

 

代表馬はこんな感じ。

 

森秀行調教師がバリバリ活躍していた1993年~2010年くらいは、

私はWINSのない仙台にいて、ちょっと競馬から離れていた時期。

 

当時はネットが普及してなくて、

今みたいに気軽に馬券を買えなかったですからね。

 

仙台から福島競馬場に行くにも、

クルマで1時間半の道のりで、さらに高速代もかかる。

 

馬券が買えないから、レースも見なくなる。

 

という感じです。

 

話しが少し逸れましたね。

 

最近はあまりG1などの大きなレースを勝っていない森秀行調教師ですが、

賞金を取りに行く貪欲さは相変わらず。

 

有名なのが2018年の弥生賞で、

未出走馬のヘヴィータンクを出走させた事件。

 

勝ち馬のダノンプレミアムから22秒9も離されて

大差負けの10着だったのに、出走報奨金151万1000円をゲット。

 

そしてヘヴィータンクは弥生賞から3日後に引退と、

どう考えても賞金狙いだったのですが、本当に頭が良いですよね。

 

このようなルールの穴を突いたことをするとモラルを問う声もありますが、

馬主さんのために、1円でも多く賞金を稼いであげたい。

 

という気持ちが根底にあることは、

2003年に書かれた「最強の競馬論」を読めば分かります。

 

少しでも賞金を稼ぐためにはどうすればいいか?

ということを、知恵を絞って考えている人なんですよね。

 

夢やロマンを追い求めない感じなので好き嫌いはあると思いますが、

私は超現実派の森秀行調教師は大好きです。

 

やはりキレイごとだけではメシは食えないですからね。

 

BARを経営していた水商売時代に、私はそれを実感しました。

 

と、また話が逸れそうに。

 

そんな現実派の森秀行調教師ですが、

近年は乗せている騎手を見れば、勝負気配が一目瞭然。

 

※2019~2021年9月まで

 

上記の期間に56勝しているのですが、

そのうちの28勝を、赤文字の4人で挙げています。

 

回収率も申し分ないですね。

 

この騎手と調教師の組み合わせなら、積極的に狙ってみましょう。

 

また今月号の競馬の天才!でも、

独自の目線でいろいろと語ってくれています。

 

・少頭数レースに登録する裏事情

・オーストラリアで馬を買う価値

・芝の中距離路線で走る馬を狙っている理由

・高齢馬を現役で走らせる理由

・ジャパンカップに海外馬が来ない理由

 

などなど。

 

読んでいて「なるほどなー」と思うことが、

やはりたくさんあります。

 

ぜひご覧になってみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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