『インでドン詰まるルメール騎手を消せば高配当が狙える!?』田中洋平
11月27日(土)の東京3レースは、
ルメール騎手が騎乗するエピファニーが、単勝1.7倍の1番人気。
この馬はオークスと秋華賞の2冠を制したミッキークイーンの近親で、
デビュー戦は上がり最速の脚を使って0.2秒差の2着。
能力は確かさを証明して、勝ち上がりは時間の問題という馬でした。
しかしこのレースの結果は、3着。
その理由は、直線で前が開かなくてドン詰まったから。
これ↓
白い帽子のシルクの馬がエピファニー。
ルメール騎手はスマートなので、このわずかな隙間にムリヤリ突っ込んだりはしない。
じっと我慢して、前が開くのを待つタイプです。
そしてやっと、馬群がバラけました↓
しかーし!
ここから外に出してGOサインを出しても、
外から先に抜け出した馬とは、スピードの勢いが違います。
この時点ですでに、5~6馬身くらいの差はついてますね。
そしてここから猛然と追い上げます↓
最後は内にいる黒い帽子のエテルナをかわして3着に入るも、
勝った9番のサンストックトンとは5馬身差。
インで追い出しを待たされた分の差が、そのまま着差に響いた感じです。
強引にこじ開けるような騎乗はせず、
上手く流れに乗る騎乗が多いルメール騎手。
そこはルメール騎手の良い点でもあり、弱点でもあるような気がします。
他にもたくさんあります↓
10月16日 東京2レース
1枠1番 ヴェールアンレーヴ 3着(2番人気)
10月6日 東京10レース
1枠1番 ソルドラード 3着(2番人気)
10月31日 東京3レース
1枠1番 ハリウッドフェーム 3着(1番人気)
ルメール騎手が内枠に入って、逃げ馬の後ろのポジションに陣取った時。
直線ではほぼドン詰まると考えた方が良いでしょう。
とくに東京。
デジャヴのように繰り返されています。
こうなってくると、
ルメールの内枠は消して妙味ありなんじゃないか?
という推理が思い浮かびますよね。
・2021年
・ルメール騎手
・1枠
・1番人気
この4つの条件で調べてみましょう↓
東京では「神」でした。
うーん、やっぱり実際に調べてみないと、パッと見のイメージとは違いますね。
そして上記データを見た感じでは、中山の1枠がヤバイ。
もしかすると、ここにお宝ゾーンがあるのかもしれません。
このように実際に調べてみないと分からないことが、
競馬にはよくあります。
レースを見た印象や、
あとはネットニュースの情報なんかを鵜呑みにせず、
自分でしっかり調べるクセをつけましょう。
そうすればルメール、中山、1枠のようなキラーポイントが、
偶然見つかることもある。
好走パターン、または凡走パターンをイメージして、
TARGETのレース検索で調べる。
これを繰り返せば、必ずスキルアップに繋がります。
ぜひ参考にしてください。
投稿者プロフィール
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田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
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