『シンザン記念勝ち馬マテンロウオリオンはG1馬になれるのか?』田中洋平

 

出世レースと言われているシンザン記念。

 

2022年のシンザン記念は、

横山典弘騎手が駆るマテンロウオリオンが勝利しました。

 

マテンロウオリオンはダイワメジャー産駒なので、

距離適性が皐月賞でぎりぎり持つか、怪しいくらい。

 

NHKマイルカップを目指す方向になるのでしょうけど、

マテンロウオリオンがG1馬になれるのか?

 

今回はそれを探っていきたいと思います。

 

ではまず、

過去10年のシンザン記念の勝ち馬をご覧ください。

 

2012 ジェンティルドンナ

2013 エーシントップ

2014 ミッキーアイル

2015 グァンチャーレ

2016 キョウヘイ

2017 ロジクライ

2018 アーモンドアイ

2019 ヴァルディゼール

2020 サンクテュエール

2021 ピクシーナイト

 

この中でG1馬になったのは、

ジェンティルドンナ、ミッキーアイル、

アーモンドアイ、ピクシーナイトの4頭。

 

これが出世レースと言われる理由ですが、

G1馬になってない馬たちも、そこそこ稼いでいます。

 

ジェンティルドンナ(12億5000万円)

エーシントップ(1億8000万円)

ミッキーアイル(5億1600万円)

グァンチャーレ(2億8000万円)

キョウヘイ(1億1600万円)

ロジクライ(1億8800万円)

アーモンドアイ(14億4500万円)

ヴァルディゼール(7590万円)

サンクテュエール(6650万円)

ピクシーナイト(2億2300万円)

※TARGETの賞金でザックリです

 

ヴァルディゼールは一口馬主「G1サラブレッドクラブ」で、

2000万円(1口50万円×40口)で募集された馬。

 

7590万円も稼いでくれたら御の字で、

一口50万円の出資に対して、3倍の150万円くらいは戻せている。

 

サンクテュエールは一口馬主「キャロットクラブ」で、

8000万円(1口20万円×400口)で募集。

 

この馬は現時点で回収率84%くらいですが、

まだ現役なので、この先も稼いでくれる可能性があります。

 

だいたい1億稼いでくれたら、

余裕でプラス回収になるという感覚でOKだと思います。

 

そう考えると、シンザン記念の勝ち馬はやはり優秀。

 

ですが!

 

ある法則を使うことで、

シンザン記念勝ち馬を下記の2つに分けることができます。

 

◆A組

ジェンティルドンナ(12億5000万円)

ミッキーアイル(5億1600万円)

キョウヘイ(1億1600万円)

アーモンドアイ(14億4500万円)

ピクシーナイト(2億2300万円)

 

◆B組

エーシントップ(1億8000万円)

グァンチャーレ(2億8000万円)

ロジクライ(1億8800万円)

ヴァルディゼール(7590万円)

サンクテュエール(6650万円)

 

いかがですか?

 

A組にはG1馬が4頭含まれているのに対して、

B組にはG1馬がいない。

 

A組に入れば、出世街道を突き抜ける可能性が高い。

 

反対にB組なら、そこそこ稼げるくらい。

 

そのレベルにとどまる可能性が高い。

 

ちなみに2022年のマテンロウオリオンは、

どっちだったと思います?

 

ズバリ!

 

B組でした。

 

この見分け方を知りたくありませんか?

 

分かりました。

 

では教えましょう。

 

それはシンザン記念での2着馬との着差にあります。

 

◆A組(0.1秒差以上で勝ち)

ジェンティルドンナ(12億5000万円)

ミッキーアイル(5億1600万円)

キョウヘイ(1億1600万円)

アーモンドアイ(14億4500万円)

ピクシーナイト(2億2300万円)

 

◆B組(着差なしで勝ち)

エーシントップ(1億8000万円)

グァンチャーレ(2億8000万円)

ロジクライ(1億8800万円)

ヴァルディゼール(7590万円)

サンクテュエール(6650万円)

 

つまりギリギリでシンザン記念を勝った馬は、

そこそこの出世で止まる馬が多い。

 

反対にシンザン記念を圧勝した馬は、

G1級の馬になれる可能性が一気に高くなります。

 

ということで、

 

2022年のマテンロウオリオンは、

2着のソリタリオとクビ差(0.0秒差)だったので、

B組になるという訳。

 

ちなみにジェンティルドンナは0.2秒差、

アーモンドアイは0.3秒差でシンザン記念を勝っています。

 

ここから向こう1年、

マテンロウオリオンがG1を勝てるのか?

 

ウォッチして楽しみましょう。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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