『HTB杯 2017の穴馬探し予想PART1』シベリアン

 

「HTB杯」の穴馬探しを
お届けします。

 

いよいよ次週末から
9月3日まで、12週におよぶ
北海道シリーズが開幕。
(函館6週+札幌6週)

 

HTB杯は、その開幕週の
土曜11Rとして行われる
1000万の芝1200m戦です。

 

普段から週末に行われる
平地3重賞の展望を
お届けしている当欄ですが、
平地3重賞が施行されない週は
さらに別レースも取り上げて
展望をお届けしています。

 

次週末に行われる平地重賞は
ユニコーンS・函館スプリントSの
2クラのみ。

 

そこで今週は、土曜の
函館メーン「HTB杯」の
展望もお伝えします。

 

さて、函館芝1200mは
幾つか「特徴的」な傾向が
存在するコースです。

 

そこで、今回はその傾向を
3つほどお伝えします。
HTB杯に限らず、函館の
芝1200m戦を予想される
際には、頭に入れておいて
いただければと思います。

 

 

 

【ポイント1】
1・2・3枠が有利

 

→近5年の函館芝1200mの
全レースの「枠別成績」を
診てください。

 

1枠 複勝率29% 29.37.31.234
2枠 複勝率26% 31.28.29.252
3枠 複勝率27% 24.39.32.264
4枠 複勝率20% 29.22.23.300
5枠 複勝率23% 34.27.26.300
6枠 複勝率22% 34.26.26.314
7枠 複勝率20% 23.26.34.331
8枠 複勝率17% 23.22.26.349

 

 

1・2・3枠=全て26%超。
7・8枠=共に20%以下。

 

5年通算でこれほどの差が
出ているのですから、
これは立派な傾向と診て
いいでしょう。

 

内を通る&捌ける馬が有利な
元々のトラックの形態、かつ
内が伸びない馬場状態と化す
ケースがあまり無いため、
このように内枠馬のほうが
成績が良くなっています。

 

ただし、函館スプリントSの
ように「多頭数の上級戦」の
レースは、ガチンコ色が強い
ため&頭数が多いため内々の
進路が渋滞してしまうシーンが
多く発生しがち。そのような
レースで内枠馬を狙う場合、
そんなリスクも覚悟のうえで…
ということにもなります。

 

 

 

 

【ポイント2】
パワー種牡馬の産駒が
めっぽう強い

 

→洋芝で、しかも先行争いを
上り勾配で繰り広げるため
テンのスピードがあまり出ず
かなりレースの質がタフな
函館芝1200m戦。

 

ゆえに、当コースでは
他コースよりも明らかに
「パワー種牡馬の仔」が
ハバを効かせています。

 

近3年の当舞台で、産駒が
良績を挙げている種牡馬を
書き出してみましょう。

 

ストーミングホーム
(2.7.1.13)勝率9% 複勝率43%

 

ヨハネスブルグ
(8.3.2.20)勝率24% 複勝率39%

 

フレンチデピュティ
(2.2.4.13)勝率10% 複勝率38%

 

スウェプトオーヴァ-ボード
(3.2.4.20)勝率10% 複勝率31%

 

ダイワメジャー
(7.7.8.54)勝率9% 複勝率29%

 

ファルブラヴ
(3.6.2.27)勝率8% 複勝率29%

 

 

どこのコースか?という趣も
感じる上記の顔ぶれですが
コレこそが、函館芝1200mで
強いパワー系種牡馬たちです。

 

そんな特殊性の強い舞台ゆえ
逆に「2大メジャー種牡馬」の
仔の成績が下記のように平凡。
馬券のスパイスとして、ぜひ
活用したい要注目の現象です。

 

ディープインパクト
(5.6.1.39)勝率10% 複勝率24%

 

キングカメハメハ
(2.1.1.35)勝率5% 複勝率10%

 

 

 

【ポイント3】
脚質傾向は
毎週ほぼフラットだが…

 

→以前は開催前半=先行有利。
週ごとに外差しが効きだし、
Bコース替わりの初週に再び
先行有利となり、最終週は
外差しになっていましたが
近年はその傾向が消滅。
毎週、脚質の傾向はほとんど
フラットになっています。

 

但し前へ行くにせよ
中位以降から差しこむにせよ、
「馬場の内目を通る馬」の
台頭が、近年は増加中。

 

その増加に伴い、内目が
渋滞するシーンも増えて
いますが、ともあれ脚質に
関わらず内々を通れる&
捌いてこれる(揉まれても
平気な)気性の馬、そして
内枠馬にはワンポイントを
プラスする評価が妥当な
ところでしょう。

 

 

 

以上3点も鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

 

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。