『日本ダービー2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「日本ダービー」の
穴馬探しをお届けします。
いよいよ、今週末は
競馬の祭典です。
日本ダービーは
5月29日(日)に
行われる、説明不要の
3歳王者決定戦。
今年の3歳馬7522頭の
頂点を決します。
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。
なお、昨年の
ダービーでは会員様に
お伝えした単独推奨馬・
シャフリヤールが
4番人気で優勝しました。
【ポイント1】
今の東京で
狙いどころの血統は?
→今春に限った
東京芝の種牡馬成績を
診てください。
ダイワメジャー 複勝率43% 1.1.1.4
キズナ 複勝率42% 0.4.1.7
スクリーンヒーロー 複勝率35% 0.3.3.11
——————————
ドレフォン 複勝率29% 1.0.1.5
ハーツクライ 複勝率27% 1.4.2.19
ディープインパクト 複勝率26% 5.5.5.43
エイシンフラッシュ 複勝率22% 0.0.2.7
キタサンブラック 複勝率13% 1.1.0.13
シルバーステート 複勝率11% 1.0.0.8
※今回のダービー出走馬の父に
限定して掲載
ちなみに、
上記成績は今春東京芝の
1600m~2400m限定。
なぜそんな距離設定かと
いえば『ダービー=
マイラーでも走るG1』と
私的に定義しているため
マイルや1800mの成績も
重要な参考材料と考えて
いるからです。
気になるのは
ディープ産駒・
ハ-ツクライ産駒の
近況のやや低調な成績。
上記のように
複勝率30%を大きく
下回っていますが…
特に先週の土日は不振。
両産駒あわせて、何と
(0.0.1.13)でした。
両産駒の「良さ」が
あまり活かせない
目下の東京の芝、と
いうことでしょうか?
今春の東京の芝で
好調なのは上記のように
ダイワメジャー産駒、
キズナ産駒、
スクリーンヒーロー産駒。
もしかすると
この3種牡馬の産駒の
中に、今年のダービーの
激走馬が潜んでいるかも?
【ポイント2】
近年は
「マイル~1800mの
重賞連対馬」が大活躍
→じつはダービ=
マイル戦や1800m戦で
求められるスピード・
機動力も活きやすい
レースです。距離分の
スタミナよりも優先度が
高い。
だからなのでしょう。
特に近年のダービーでは、
「マイル重賞」または
「芝1800mの重賞」で
すでに連対した実績を
持っていた馬が、よく
好走しているのです。
近6年でも
下記のように好走18頭中、
12頭(★印)が該当。
つまり、近年の
ダービー好走馬のうち
3分の2がマイル重賞、
または芝1800m重賞の
連対馬なのです。
16年1着馬
16年2着馬 ★
16年3着馬 ★
17年1着馬
17年2着馬 ★
17年3着馬
18年1着馬 ★
18年2着馬 ★
18年3着馬
19年1着馬
19年2着馬 ★
19年3着馬
20年1着馬 ★
20年2着馬 ★
20年3着馬 ★
21年1着馬 ★
21年2着馬 ★
21年3着馬 ★
特に、ここ2年は
続けて「該当馬」の
ワンツースリー。
ますます、この傾向が
顕著になっています。
【ポイント3】
近年の「大穴馬」の
共通項とは?
→2017年までは
1~3着まで比較的平穏な
決着が続いていましたが
近4年は、下記のように
2ケタ人気の「大穴馬」が
2着3着に激走中。
18年3着 コズミックフォース 16番人気
19年1着 ロジャ-バローズ 12番人気
20年3着 ヴェルトライゼンデ 10番人気
21年3着 ステラヴェローチェ 9番人気
この穴馬4頭には
以下4つの「共通項」が
ありました。
◆前走が
皐月賞で連対できずも1ケタ着順 or
ダービー前哨戦的なレースで連対
◆前走は1~6番人気と
けっこう人気があった
◆重賞で連対経験があった
◆ここまで5走以内の
出走キャリア
コズミックフォース・
ロジャ-バローズ・
ヴェルトライゼンデ・
ステラヴェローチェ。
近年のダービーの
「大穴の使者」4頭は
いずれも、上記4点に
該当していました。
つまり…
前走の皐月賞で極端に
負けすぎなかったor
前哨戦で連対、しかも
その時に程々の人気に
推されていた、さらに
すでに重賞連対経験も
持っていたほどの力を
秘めた「陰の実力馬」が、
ダービーで穴を出して
いるワケです。
出走キャリアは
多すぎない方がベター。
今年、この4条件に
パーフェクト該当する
穴候補がいるかいないか?
それを見繕うのも、
穴探しの作業として
有用かもしれません。
【ポイント4】
栗東Cウッド組が
意外に振るわない
→近6年のダービーの
最終調教「場所別」の
成績を診てください。
栗東坂路 複勝率27% 5.0.3.22
栗東Cウッド 複勝率11% 0.3.1.32
——————————
美浦坂路 複勝率 0% 0.0.0.3
美浦ウッド 複勝率15% 1.2.2.28
——————————
ポリトラック 複勝率33% 0.1.0.2
栗東Cウッド組の成績が
あまり振るいません。
近6年で未勝利。しかも
馬券に絡んだ4頭すべて、
4番人気以内でした。
逆に好調なのが、同じ
栗東追いの馬でも坂路組。
5年で4頭のダービー馬を
出しています。昨年も
1着・3着が栗東坂路組。
2018年は5番人気の
伏兵級ワグネリアンがV。
2019年は12番人気の大穴・
ロジャ-バローズが見事に
勝ちました。さらに昨年も
伏兵ヴェルトライゼンテが
10番人気で3着に激走。
「関西馬で妙味狙い」と
お考えの場合、当項目に
着目して頂くのも一興かも
しれません。
【ポイント5】
キャリア7走超の馬が
本当に来ない
→近10年の当レースの
キャリア別・成績を
診てください。
7走以上の馬は極端に
アベレージが落ちます。
3走 複勝率14% 1.0.0.6
4走 複勝率27% 3.4.2.24
5走 複勝率27% 4.4.3.30
6走 複勝率15% 1.1.4.35
7走超 複勝率 5% 1.1.1.53
ダービーを迎えるまでに
使い倒してきたような
馬では「上積み」に乏しく
かなりキツいというコト。
ダービー=この時点での
余力量の勝負でもあります。
【ポイント6】
今年の皐月賞の
結果からの
「狙いどころ」は?
→今年の皐月賞は
6・7・8枠…外枠3頭の
ワンツースリー。
要パワーで、かなり内が
悪い荒れ馬場でしたから
内々を通り続けた馬は、
基本的に相当不利でした。
しかも、パトロールを
見れば分かりますが
この皐月賞は1~4枠馬が
道中で馬場の内目を進み、
5~8枠馬がそれらの
外側を進める、ほとんど
キレイな「枠なり」の
横隊形で進んだレース。
ですから「皐月賞で
4枠から内の枠で
着順が今イチだった馬」は
今年のダービーでは
復権可能。まずは、
そのように診ています。
【ポイント7】
「前走オープン特別」に
出走していた馬は厳しい
→タイトルどおり。
近10年(0.0.1.10)。
コズミックフォースが
18年に3着に来ましたが
連対はありません。
【ポイント8】
「前走8着以下」の馬の
巻き返しは厳しい
→タイトルどおり。
近10年(0.0.1.47)。
たとえ前走が皐月賞で
あれ、来ていません。
軽視でいいでしょう。
以上8点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
日本ダービー ポイント1~3 該当馬
【ポイント1/今春東京芝で好調3種牡馬の産駒】 3頭
アスクワイルドモア
ピースオブエイト
マテンロウオリオン
【ポイント2/マイル~1800m重賞連対馬】 9頭
アスクワイルドモア
イクイノックス
ジオグリフ
ダノンベルーガ
ドウデュ-ス
ビーアストニッシド
ピースオブエイト
マテンロウオリオン
コマンドライン
【ポイント3/近年の穴馬が満たしていた4条件を全て満たす馬】 5頭
ダノンベルーガ
ドウデュ-ス
ピースオブエイト
プラダリア
マテンロウオリオン
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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