『競馬で勝てない人の思考・その3』田中洋平

 

競馬で勝てない人の思考、今回はその3になります。

 

第1弾は「先入観」と「裏取り」をしない人。

 

第2弾は、人の話を聞かない人でした。

 

そして第3弾は、

私の得意分野であるレース選びについて、語りたいと思います。

 

この記事を書いているのは、

2022年の宝塚記念の翌日です。

 

タイトルホルダーが、レコードで逃げ切り勝ち。

 

強かったですね。

 

また宝塚記念の勝利によって、

凱旋門賞への挑戦も決まったみたいなので、ぜひ頑張って欲しいと思います。

 

さて、そんな宝塚記念の前日に、

友人から宝塚記念はどの馬が勝ちそうか?を聞かれました。

 

いつも返す言葉は「分からん」なので、

よく懲りずに何回も聞いてくるな…と不思議なんですが、

それが彼の性格なので、まー仕方ありません。

 

私のことをよく知っている人ならご存じだと思いますが、

私はG1だからといって、特別扱いをしません。

 

ブログやメルマガに軽い検証記事なんかは書きますが、

バチッとした予想(買い目)は出しませんし、

極ウマプレミアムのような公の場所でも、予想記事を書きません。

 

なので当然、馬券も買いません。

 

私は競馬ライターとしての仕事もしているので、

多くのファンが馬券を買うG1の予想記事を書けば、もっと注目されるのに!

 

と思う人もいると思いますが、

私はG1だから馬券を買うというスタンスが、

どうも好きになれないのです。

 

その理由は、負ける可能性が高いから。

 

あまり意識していないと思いますが、

競馬ファンが予想するときに、

まず人気上位の馬が、信用できそうかを判断します。

 

前走成績をみるなどして、この上位人気馬たちは信用できそう!

と思ったら、本命サイドの馬券を買います。

 

反対に、この上位人気馬たちは、ちょっと怪しいぞ!

と思ったら、高配当を狙った馬券を買いますよね。

 

これが普通の予想なんだと思うのですが、

人間は得手不得手があるので、

本命サイドも高配当狙いもガンガン当たるぜ!という人は少ないと思います。

 

わりと本命サイドの馬券の方が当たりやすい!とか、

高配当を演出する穴馬を見つけるのが得意!という感じで、

みんな違うストロングポイントがあるわけです。

 

だったら、

そのストロングポイントに合致したレースだけ、

馬券を買えば勝ちやすいくなるよね、というのがレース選びなんですね。

 

大学受験に例えてみましょう。

 

1R 文系大学

2R 芸術系大学

3R 体育系大学

4R 理系大学

5R 理系大学

6R 文系大学

7R 体育系大学

8R 体育系大学

9R 芸術系大学

10R 理系大学

11R 芸術系大学

12R 文系大学

 

あなたが文系の勉強が得意だったとしましょう。

 

12レースすべての大学を受験しても、

すべて合格できる可能性が極めて低いのは、分かると思います。

 

でも1R、6R、12Rの大学は文系なので、

合格の可能性が高いはず。

 

ここで問題なのが、メインの11レースです。

 

芸術系大学なのに、

G1だからといって文系の人が受験するのは、自殺行為だと思いませんか?

 

だって、ほぼ受からないでしょう。

 

これがたまたま、

11レースが文系大学だったら、受験してもいいと思いますよ。

 

だから仮に昨日の宝塚記念が、

私の得意なレースのカタチだったら、馬券を買っていました。

 

しかしそうはならなかったので、

馬券は買ってないですし、予想すらしていません。

 

この辺のメリハリがなく、

ダラダラと馬券を買っている人は、競馬で負けている可能性が高い。

 

「おれは趣味でやってるから、楽しめればいいんじゃ!」

 

という人は、それは個人の自由なので良いと思います。

 

やっぱり競馬をしているからには、

IPATに何度もお金を追加しない程度に勝ちたいよなー!

 

という人は、ぜひ馬券を買うレースを厳選しましょう。

 

自分の得意のカタチに合ったレース、

本命サイドなら本命決着しそうなレースを選んで参加。

 

高配当狙いなら、

荒れそうなレースを見つけて、そのレースにだけ参加。

 

そうすることで、

当たる確率がアップしますし、

それに比例して、馬券の収支もアップするはずです。

 

ちなみに「競馬投資」として、

私が参加するレースを厳選している結果がこちら↓

 

 

超厳選しているので1日0~3レースほどと少ないですが、

本気で取り組めばこうなります。

 

ぜひ挑戦してみてください。

 

参考になれば幸いです。

 

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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