『ラジオNIKKEI賞2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ラジオNIKKEI賞」の
穴馬探しをお届けします。

次週末からは、
福島・小倉開催が
スタート。いよいよ
夏のローカル競馬も
本番の趣です。

ラジオNIKKEI賞は
7月3日(日)に
福島芝1800mで行われる
3歳のG3重賞。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

 

 

【ポイント1】
とにかく
逃げた馬が
よく残るレース

→タイトルどおり。
当レース最大の特徴は
コレでしょう。

近10年の、逃げた馬の
成績は下記のとおり。

 

12年 メイショウカドマツ 4着
13年 ナンシーシャイン  9着
14年 トシザキミ     16着
15年 マルターズアポジ- 3着
16年 ジョルジュサンク  6着
17年 ウインガナドル   2着
18年 キボウノダイチ   3着
19年 ダディーズマインド 4着
20年 バビット      1着
21年 ノースブリッジ   3着

 

通算(1.1.3.5)で
複勝率50%。しかも
4着も2頭いますから
逃げた馬の何と7割が
4着以内に粘っている
コトになります。

タフな質の流れになる
コトも多いレースですが、
それでも小回りトラックや
好状態の馬場を味方にして
粘り込んでしまう馬が多い、
ということなのです。

 

 

【ポイント2】
芝1800m経験が
ない馬では厳しい

→当レース近10年の
連対馬20頭のうち
17頭が、それまでに
1度は芝1800m戦へ
出走した経験がある
馬でした。

ですから、当レースで
連に絡むためには
当距離への出走経験が
無い馬では厳しい、と
いうコトになります。

独特のリズムがある
非根幹距離・小回りの
1800mで行われる重賞。

しかも実戦経験の浅い
3歳馬のレースですから
他のレースにもまして
当距離での経験が大切と
いうコトなのでしょう。

昨年も、それまでに
芝1800m戦の経験が
皆無だった3頭が全て
着外に敗れています。

 

 

【ポイント3】
関西所属ジョッキーが
意外に?苦戦

→近10年の当レースの
騎手の所属別成績を
診てください。

 

関西所属騎手 連対率 6% 複勝率17% 1.1.4.30
関東所属騎手 連対率16% 複勝率21% 8.9.6.85

 

上記のように複勝率は
関西17% vs 関東21%と
僅かですが、連対率では
ダブルスコア以上の差。

関西所属ジョッキーが
移動不便な福島での
このレースにわざわざ
乗りに来れば、いかにも
勝負気配が濃いだろうと
ヨミたくなるモノですが
じつは、あまり結果を
出せていないのです。

新潟と比べると関西の
ジョッキーの騎乗機会が
少ない福島。それだけに
トリッキーな福島コースに
「場慣れ」している地元・
関東所属のジョッキーに
アドバンテージありという
コトなのかもしれません。

 

 

【ポイント4】
トップハンデ馬は
買い損

→当レースのたびに
毎年記している事です。

近10年の当レースの
トップハンデ馬の
成績を診てください。

 

12年11着 56キロ サンレイレーザー  3番人気
12年12着 56キロ アーデント     4番人気
13年 4着 56キロ フラムドグロワ-ル 3番人気
13年 5着 56キロ シャイニープリンス 6番人気
13年15着 56キロ ガイヤースヴェルト 1番人気
14年11着 56キロ ショウナンワダチ  4番人気
15年 1着 56.5キロ アンビシャス   1番人気
16年 5着 57キロ ブラックスピネル  2番人気
17年 6着 57キロ サトノクロニクル  1番人気
18年 1着 56キロ メイショウテッコン 2番人気
18年 6着 56キロ ケイティクレバー  7番人気
19年15着 57キロ ランスオブプラ-ナ 10番人気
21年 9着 56キロ リッケンバッカー  2番人気
21年12着 56キロ アサマノイタズラ  5番人気

 

なお、一昨年は
トップハンデ馬でも
斤量54キロという
異例の低斤量同士の
戦いとなりましたので
あえて除いています。

上記のように
なんと(2.0.0.12)。

とても、JRAが誇る
ハンデキャッパーが
「出走馬中で最強と
認めた馬」の成績とは
思えません。

当レースにおいて
ハンデ=しっかり実力を
反映しているとはとても
言えないコトになります。

まだレース数を消化して
いないこの時期の3歳馬に
むりやり?優劣を付けて
ハンデ戦を成立させる
ことじたいが無理筋、と
言えるでしょう。

しかもトップハンデ馬=
上記のように、総じて
人気になりがち。しかし
走りません。すっかり
買い損の様相なのです。

 

 

【ポイント5】
ハッキリ内枠優勢

→小回りかつ開幕週の
レースらしい傾向。
下記の近10年・枠別の
データどおり、内枠の
馬が好アベレージです。

1・2枠 複勝率38% 5.4.4.21
3・4枠 複勝率11% 1.1.2.31
5・6枠 複勝率18% 2.4.1.33
7・8枠 複勝率15% 2.1.3.34。

 

 

【ポイント6】
前走皐月賞組は
苦しい

→近10年(0.1.0.6)。
G1に出たほどの馬なら
ローカルG3でもう少し
走っても良さそうな
モノですが、皐月賞で
目イチ勝負をした後では
コンディション的にも
苦しいのか、このように
意外に苦戦しています。

 

 

【ポイント7】
牝馬も苦しい

→タフなレースですので
どうしても牝馬は苦しく
なります。

近10年の当レースの
牡牝別の成績は下記の
とおり。牝馬はほぼ、
好走できていません。

 

牡馬 複勝率23% 10.9.10.99
牝馬 複勝率 5% 0.1.0.20

 

 

 

以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

 

ラジオNIKKEI賞  ポイント1・2・3 該当馬

【ポイント1/近2走で逃げた事がある馬】 4頭
  ショウナンマグマ
  タガノフィナーレ
  フェーングロッテン
  ホウオウノーサイド

【ポイント2/芝1800m出走経験がない馬】 ▼軽視馬として 4頭
  クロスマジェスティ
  ゴーゴーユタカ
  ソネットフレーズ
  ホウオウノーサイド

【ポイント3/関西所属ジョッキーが騎乗予定】 ▼軽視馬として 3頭
  グランディア   (坂井騎手)
  サトノヘリオス  (岩田望騎手)
  フェーングロッテン(松若騎手)

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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