『オールカマー2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「オールカマー」の
穴馬探しをお届けします。

オールカマーは
9月25日(日)に
行われる伝統の
古馬G2重賞です。

今年は好メンバーが
揃いました。さっそく、
オールカマーで
勘案すべきポイントに
ついてお伝えします。

 

 

 

【ポイント1】
ステイゴールドと
トニービン

→タイトルどうり。
オールカマーでは
ステイゴールド系の馬、
トニービン持ちの馬が
よく好走しています。
下記を診てください。

 

12年 1着 ナカヤマナイト   ◇
12年 2着 ダイワファルコン  ◆
13年 1着 ヴェルデグリーン  ◆
15年 2着 ヌ-ヴォレコルト  ◆
16年 2着 サトノノブレス   ◆
16年 3着 ツクバアズマオー  ◇
18年 3着 ダンビュライト   ◆
19年 1着 スティッフェリオ  ◇
19年 2着 ミッキースワロー  ◆
19年 3着 グレイル      ◆
20年 3着 ステイフ-リッシュ ◇
21年 2着 ウインキートス   ◇

 

これは近10年の
オールカマ-で馬券圏に
好走した30頭のうち…

◆=組成内にトニービンの
血を持つ馬。
◇=父ステイゴールド系の
馬です。

このように
全30頭のうち12頭…
じつに好走馬の4割が
「該当馬」。

「内容」を鑑みると
かなりの高確率と
言っていいでしょう。

当レースはペースが
あまりユルまず、
しかも終盤で早めに
各馬が加速するため
けっこうシビアな
展開になりがち。

そして、いつも申して
いますようにそんな
タフな質のレースに
めっぽう強いのが、
スタミナ・パワーを
十二分に備えている
トニービンの血、
そして泥臭く頑張る
父ステイゴールドの
系統です。

ゆえに
両系統を備える馬が
オールカマ-で走って
いるのでしょう。
まずは各出走馬の
血統組成をチェックです

 

 

【ポイント2】
「格」が効くレース

→近10年の前走の
「レース格」別の
成績を診てください。
海外レースは除きます。

 

重賞   複勝率24% 9.9.7.78
重賞以外 複勝率 8% 0.0.2.22

 

このように前走で
「重賞以外」のレースを
使ってきた馬がサッパリ。
ここまで極端な差がつく
重賞もさすがに珍しい。

近年はメンバーレベルが
上がってきていますから、
前走で「重賞以外」を
使ってきた格下馬では
なかなか厳しいという
ことなのでしょう

 

 

【ポイント3】
前走同距離馬が
やたら強い

→近10年の前走からの
距離短縮・延長別の
成績を診てください。

 

前走から距離延長 複勝率17% 3.6.4.65
前走から距離短縮 複勝率21% 3.1.3.26
前走と同距離   複勝率50% 4.3.3.10

 

このように、今回と
同距離=2200mの
レースを前走で使って
いた馬が断然優勢。

上記【ポイント3】と
あわせて考えると、
「前走で2200mの
重賞を使った馬」が
断然優勢ということに
なるワケです。

ですので宝塚記念を
前走で使っていた馬の
成績が当然優秀です。
近10年で(4.3.2.4)、
なんと複勝率69%!

 

 

【ポイント4】
意欲的に追ってきた
関西馬に注目?

→近5年の当レースの
最終追い切りの場所別の
成績を診てください。

 

栗東
馬ナリ  複勝率 0% 0.0.0.5
強め一杯 複勝率50% 2.2.3.7
——————————
美浦
馬ナリ  複勝率12% 1.2.0.22
強め一杯 複勝率25% 2.1.2.15

 

このように傾向クッキリ。
注目は栗東で強め一杯に
追ってきた関西馬です。
複勝率断然トップですが
好走した7頭の人気順は
1・2・3・3・4・5・6と
妙味も連れてきています。
複勝回収率105%。

関西からの遠征を控えた
状況でも意欲的に強めに
追ってきた関西馬に
要注目の一戦と言えます。

また、関東馬でも同様に
強め一杯が優勢ですから
東西を問わず脚色自体に
カギがあるレースなのかも
しれません。

 

 

【ポイント5】
夏フル稼動馬が
近年は苦戦

→近年の当レースでは、
夏にフル稼動していた
馬が苦戦傾向です。

2011年以降(新潟施行の
14年除く/以下同)の
近10年で、夏フル稼動馬=
6~9月に3走以上していた
馬は18頭が出走。

しかし馬券に絡んだのは
僅か2頭しかいません。

サマーシリーズ最終戦と
位置づけられている
京成杯SCやセントウルSと
違って、オールカマ-は
「夏競馬の続き」的な
位置付けのレースでは
ありません。

しかも
オールカマーじたいの
メンバーレベルも最近は
かなり上がっています。
今年は特にそうです。
秋を見据えた強い馬が
始動戦にココを選択する
ケースも増えました。

ゆえに、特に近年は
「夏競馬フル稼動馬」が
その勢いを持ち込んで
オールカマーに続戦しても
通じづらくなっていると
いうワケです。

 

 

【ポイント6】
8枠が大不振

→近10年の「枠別」の
成績を診てください。
8枠だけが圧倒的に
不振です。

 

1枠   複勝率43% 1.5.0.8
2・3枠  複勝率20% 2.3.1.24
4・5枠  複勝率28% 2.1.6.23
6・7枠  複勝率20% 4.0.3.28
8枠   複勝率10% 1.1.0.19

 

しかも、8枠で馬券に
絡んだ2頭はともに
上位人気馬。ですから
8枠の馬に「穴提供」を
望むのは辛いレース、
とも言えます

 

 

【ポイント7】
逃げた馬も不振

→近10年(1.0.0.9)。
唯一逃げ切ったのは
4番人気の馬でした。
基本的には逃げて不利

 

 

【ポイント8】
牝馬が好況

→近10年(4.3.0.12)。
複勝率37%もあります。

牡馬混合のタフな質の
非根幹距離レースという
牝馬にとってはキツい
条件にわざわざ出てくる
牝馬=それだけ脈アリと
いうコトでしょうか。

 

 

 

以上8点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

オールカマー ポイント1・2・3 該当馬

【ポイント1/トニービン持ちまたは父ステイゴールド系】 8頭
  アドマイヤアルバ
  ウインキートス
  キングオブドラゴン
  クレッシェンドラヴ
  ソ-ヴァリアント
  バビット
  ロバートソンキー
  ヴェルトライゼンテ

【ポイント2/前走で重賞以外に出走】 ▼軽視馬として 2頭
  アドマイヤアルバ
  ロバートソンキー

【ポイント3/前走同距離馬】 2頭
  デアリングタクト
  ロバートソンキー

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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