『じっくり馬を育てる岡田稲男調教師に注目!』田中洋平

 

競馬の天才!9月号(先月号)で、

岡田稲男調教師の特集が載っていました。

 

岡田稲男調教師と言えば、

ダイヤモンドS1着、天皇種・春3着のテーオーロイヤル。

 

そしてみやこS1着、マーチS1着、

地方大井の帝王賞を制したメイショウハリオの2枚看板。

 

競馬の天才!の記事を読んで知ったのですが、

メーショウハリオとテーオーロイヤルは、兄弟なんですね。

 

◆メイショウハリオ(現5歳)

父パイロ

母メイショウオウヒ

 

◆テーオーロイヤル(現4歳)

父リオンディーズ

母メイショウオウヒ

 

ダートと芝の長距離、

このまったく違うカテゴリーで、

重賞レベルの2頭を産んだメイショウオウヒ恐るべし。

 

メイショウオウヒはJRAの未勝利を勝ち上がれず、

南関東で3勝して、再びJRAに転入。

 

そこから1勝クラスを13戦するも、最後まで勝てず。

 

そんなメイショウオウヒが、

タイプの違う重賞馬を2頭も産むとは、血統は不思議です。

 

さて、この2頭を管理する岡田稲男調教師ですが、

記事の中で「新馬戦は競馬自体を教える場」と言っています。

 

また「馬の適性を見極める場」とも言っています。

 

おー!

 

新馬戦からガシガシと素質馬が走る時代だけに、

なんか昔かたぎな感じがしますね。

 

ということは、

岡田稲男厩舎の新馬戦は全く買えないのかな?

と思って調べてみました。

 

 

普通に超プラス回収やないかい!

 

複勝回収率もけっこう高いし。

 

「うーん、話と違うなー」と思いながら、

いろいろと調べてみると、面白い傾向を見つけました。

 

 

これは岡田稲男厩舎のキャリア別の成績です。

 

デビュー5戦目あたりから複勝率が右肩上がりになって、

複勝回収率も100%を超えてきます。

 

なるほど、確かにじっくり育ている方針というのが、

成績にあらわれていますね。

 

またTARGETの仕様上、

キャリア10戦以降の細かい成績が見れないのですが、

大まかだとこんな感じ↓

 

 

キャリア11~15戦だと単勝回収率も一気にアップします。

 

この辺をピークに育成しているんでしょうね。

 

と、妙に納得してしまいました。

 

またこの他にも面白いデータを発見!

 

それはじっくり育てる方針の岡田稲男厩舎で、

新馬戦でいきなり勝利した馬の末路。

 

 

 

 

 

デビュー戦を勝利後、みんな勝てていないというナゾ。

 

4頭中3頭は、すでに引退に追い込まれています。

 

そして最近新馬勝ちしたのが、この馬↓

 

 

その後勝てないのはナゼなのか?

理由は分かりませんが、

サラサハウプリティは、この先もウォッチしたいと思います。

 

2枚看板のメイショウハリオはJBC→チャンピオンズカップへ、

テーオーロイヤルはジャパンカップと有馬記念を目指すようなので、

岡田稲男厩舎はこの秋も注目ですね。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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