『凱旋門賞2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「凱旋門賞」の
穴馬探しをお届けします。

日本時間の
10月2日(日)夜に
ロンシャンで行われる
競馬の祭典、凱旋門賞。

今年は、日本から
大挙4頭が参戦します。

海外勢は
10戦無敗の世界最強・
バーイードが回避。
英国ダービー馬の
デザートクラウン、
キングジョージ優勝の
パイルドライヴァ-ら
強豪も回避。

ただそれでも、
愛チャンピオンSを
勝ったルクセンブルグ、
7連勝中のイギリスの
5歳牝馬アルピニスタ、
オネスト&ヴァデニの
地元フランス3歳コンビ、
連覇を目指すドイツの
トルカータータッソら
バラエティに富んだ
各国強豪がスタンバイ。

おそらくそのあたり+
タイトルホルダーが
現地上位人気でしょうが、
今年も日本馬にとっては
結局「厚い壁」の面々が
揃うコトになりました。
ハイレベルの大激戦です。
馬券的には楽しめそう。

なお今年は、
当欄「結論編」で
馬券的に買いたい
外国馬・日本馬を
1頭ずつ推奨予定です。

さっそく凱旋門賞の
ポイントを記します。

 

 

【ポイント1】
基本的に凱旋門賞で、
注目したい「国」は…

→2010年以降の
凱旋門賞の、調教国別の
成績を診てください。

 

ドイツ    複勝率38% 2.0.1.5
イギリス   複勝率31% 4.2.4.22 
フランス   複勝率17% 5.5.6.80
日本     複勝率14% 0.3.0.18
アイルランド 複勝率11% 1.2.1.33

 

このように「国別」で
アベレージを見ると
明暗クッキリなのも
凱旋門賞の特徴です。

3着以内の「好走数」が
多いのは地元フランス。
2010年以降で16頭が
馬券圏に走っています。
但し出走数も多いため
複勝率は平凡。

高複勝率なのは
ドイツ・イギリス。
凱旋門賞における2強と
言っていいでしょう。

逆に「2弱」の様相が
日本・アイルランド。
このアベレージでは
とても日本馬贔屓の
馬券など、買えた
モノではありません(笑)。
アイルランド勢も
その強靱イメージほど
アテにできない現況。

各国の「血統状況」や
「レース環境」はそう
簡単に変わるモノでは
ありませんから、この
全体傾向は今後も続いて
いくと思われます。

 

 

【ポイント2】
レース当日が
道悪になった場合は…

 

→タフな道悪馬場に
なることが非常に多い
凱旋門賞。

シャンティ施行の
2016・2017年を除く
2010年~近10年の
凱旋門賞のうち
「道悪」になったのは
6回でしたが、すべて
父or母父サドラー系の
馬が勝っています。

しかし「良馬場」の
凱旋門賞では、
サドラー馬の勝利は
4年中2年のみ。

種牡馬の過渡期とは
いえ、サドラー系は
当地主流筋ですから
どんな馬場で走っても
不思議は無いのですが
良馬場の凱旋門賞では、
速時計への対応力が高い
他系統馬の勝利もある
ということ。

しかし、雨でタフな
道悪馬場になった途端、
サドラーの天下と化す
ワケです。日本の芝でも
ひと昔前によく見られた
光景ですが当レースでも
まず、アタマに入れて
おきたいポイントです。

 

 

【ポイント3】
牝馬が強い

→近10年の性別成績を
診てください。圧倒的に
牝馬優勢。ここまでの
顕著なアベレージ差は、
何か明白な理由があって
発生している、と診る
のが自然でしょう。

 

牝 複勝率28% 6.3.2.29
牡 複勝率15% 4.7.8.111

 

 

【ポイント4】
3歳絶対有利とまでは
言えない

→近10年の馬齢別の
成績を診てください。

 

3歳  複勝率17% 4.1.7.60
4歳  複勝率21% 5.5.2.45
5歳  複勝率18% 1.4.1.28
6歳上 複勝率 0% 0.0.0.7

 

3歳優勢とよく言われる
レースですが近10年の
アベレージで見ると、
その傾向は影を潜めます。
むしろ4歳馬が好成績。

これは、3歳馬は
出走数じたいが多く、
いわゆる「初めから
圏外」の3歳馬も
数多く出てくるから。
3歳を馬狙う際は、
冷静な見極めが必要に
なる一戦と言えます。

 

 

【ポイント5】
日本馬の取捨ポイントは
馬体重にあり?

 

→エルコンドルパサ-が
2着に走った1999年以降の
凱旋門賞に出走した
日本馬26頭の馬体重別の
成績を診てください。

 

469キロ以下  複勝率60% 0.3.1.1
470~499キロ 複勝率13% 0.1.0.7  ※キズナ4着あり
500キロ以上  複勝率 0% 0.0.0.13  ※全て7着以下

 

なお凱旋門賞は
レース日の体重発表が
ありませんので、各馬の
直近の日本のレースに
出走した時の馬体重で
集計しています。

オルフェ-ヴルや
ディープの貢献度が
高いコトもありますが
日本馬についてはほぼ、
「469キロ以下」の
軽めの馬しか好走して
いません。

477~499キロの馬は
2着・4着が1回ずつ。
しかし500キロ以上は
オール7着以下。

体重が重い馬のほうが
苦しんでいるのです。

タフなロンシャンの
馬場ゆえ、大型のほうが
走れそうにも思いますが
ロンシャン=パワーが
必要な馬場というよりは
スタミナが必要な馬場。

ですから、
マラソンランナー的な
小さめのフォルムの馬の
ほうが走れている、と
いうことなのでしょう。

 

 

【ポイント6】
日本馬の取捨ポイントは
血統にあり?

 

→凱旋門賞で3着以内に
好走した日本馬5頭の
血統を診てください。

 

99年 エルコンドルパサ- 母父サドラ-系
06年 ディープインパクト
10年 ナカヤマフェスタ  父ステイゴールド系
12年 オルフェ-ヴル   父ステイゴールド系
13年 オルフェ-ヴル   父ステイゴールド系

 

エルコンドルパサ-は
「サドラ-の後押し」も
あっての好走でしょうが、
何といっても注目は、
父ステイゴールド系が
3好走しているコトです。

【ポイント5】でも
記しましたがロンシャン=
パワーが必要というより
スタミナが必要な馬場。
しかも小型馬が走る傾向。

ですから
スタミナ型で小型馬も多い
父ステイゴールド系の馬が
3度好走したのでしょう。

勿論ステイゴールド系=
道悪が全般的に得意な点も
後押ししていると診ます。

 

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

 

凱旋門賞  ポイント1・3・6 該当馬

【ポイント1/ドイツ・イギリス調教馬】 6頭
  トルカータータッソ   〈ドイツ〉
  メンドシーノ      〈ドイツ〉
  アダイヤー       〈イギリス〉
  アルピニスタ      〈イギリス〉
  ウエストウインドブローズ〈イギリス〉
  ウエストオーバー    〈イギリス〉

【ポイント3/牝馬】 5頭
  ラパリジェンヌ
  ベリーエレガント
  グランドグローリー
  アルピニスタ
  ラプティットココ

【ポイント6/父ステイゴールド系の日本馬】 1頭
  ステイフ-リッシュ

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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