『愛知杯2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「愛知杯」の
穴馬探しを
お届けします。

愛知杯は
1月14日(土)に
中京で行われる
牝馬限定のG3重賞。

土曜施行ですので
早速、愛知杯の
レース傾向を幾つか
お伝えしましょう。

なお、2020年の
当レースは小倉施行。

また、現行の
1月施行となったのは
2016年以降です。

したがって当欄では、
2016年~2019年と
2021年~2022年の
計6年間のデータから
お伝えしていきます。

 

 

 

【ポイント1】
明け4歳馬は
まったく穴を空けて
いない

→「計6年」の
当レースでの、馬齢別の
成績を診てください。

 

4歳  複勝率22% 1.2.2.18 
5歳  複勝率26% 4.3.2.26
6歳上 複勝率10% 1.1.2.37

 

このように
4歳と5歳でほぼ
互角のアベレージ。

ただ、大切なのは
穴を空けているのは
5歳以上の馬ばかり、
という点です。

「計6年」の愛知杯で
5番人気以下で馬券圏に
好走した穴馬は下記の
11頭ですが、なんと
全て5歳以上の馬でした。

 

16年 バウンスシャッセ  5歳 1着 8番人気
16年 リ-サルウェポン  5歳 2着 5番人気
17年 サンソヴ-ル    6歳 2着 10番人気
17年 クインズミラーグロ 5歳 3着 6番人気
18年 エテルナミノル   5歳 1着 6番人気
18年 レイホ-ロマンス  5歳 2着 11番人気
19年 ワンブレスアウェイ 6歳 1着 8番人気
21年 ランブリングアレ- 5歳 2着 6番人気
21年 ウラヌスチャーム  6歳 3着 8番人気
22年 ルビーカサプランカ 5歳 1着 7番人気
22年 デゼル       5歳 3着 6番人気

 

昨年も7→3→6番人気の
ワンツースリーで
馬齢は5→4→5歳でした。

つまり、明け4歳馬は
1月施行の愛知杯では
まったく穴を空けて
いないのです。

明け4歳馬も6年間で
5頭好走はしていますが
全て上位人気馬でした。
(4・1・4・2・3番人気)

この時期の5歳以上の
牝馬は「繁殖入り」を
目前に控えた馬も多く
目イチ仕上げが
施されているケースも
少なくないですが、
逆に4歳馬は「先」を
見据えた仕上げが多い
ワリに(明け4歳ゆえの)
フレッシュ感が票を
過剰に集めることから、
当現象が現れているのだと
思います。ハンデ設定が
4歳に有利ではない影響も
あるのかもしれません。

 

 

【ポイント2】
間隔が詰まった馬が
狙い目

→「計6年」の
当レースで馬券圏に
好走した18頭のうち
12頭が、中5週以下の
詰まったレース間隔で
使っていた馬でした。
昨年も該当馬が勝利。

年末年始の変則調教を
挟む時期ですから
特に繊細な牝馬は調整が
非常に難しい。結果的に
太め残りで出走してくる
馬も少なくありません。

ですので、前走からの
レース間隔が短かめの
馬のほうが(すでに
体がデキているため)
太目残りで出てくる
リスクが少なく、結果も
出せているのでしょう。

 

 

【ポイント3】
最終調教の脚色に
注意?

→「計6年」の
当レース出走馬の
最終調教の脚色別・
成績を診てください。

 

馬ナリ 複勝率20% 6.4.1.44
強め  複勝率24% 0.2.3.16
一杯  複勝率10% 0.0.2.19

 

このように
最終調教を一杯で
行った馬が成績低調。
連対ゼロです。

年末年始の変則日程を
挟んだうえで行われる
冬場の牝馬戦ですから、
レース直前の時点で
太目残りや仕上り途上が
要因で目一杯に追われた
ような馬では相当苦しい、
という事なのでしょう。

 

 

【ポイント4】
中京2000m適性が
高そうな馬に注意?

→「計4年」の
当レース出走馬の
前走の4角位置別・
成績を診てください。

(データ管理の都合上、
こちらは2016年・
2017年を除いた4年の
データとなります)

 

先頭    複勝率 0% 0.0.0.9
2~3番手  複勝率38% 0.1.2.5
4~7番手  複勝率15% 1.3.0.23
8番手以降  複勝率14% 2.0.1.18

 

次に「計4年」の
当レース出走馬の
前走の上がり順位別・
成績を診てください。

 

上がり最速 複勝率 0% 0.0.0.8
2~3位   複勝率36% 4.2.0.11
4~7位   複勝率20% 0.1.2.17
8位以降   複勝率11% 0.1.2.17

 

いつも当欄で
お伝えしているように
中京芝2000m戦は
展開面などの理由から、
位置取り・上がり脚の
速さとも「極端すぎる」
馬ではダメな舞台。

極端に前へ行くタイプ。
上がり脚の速さだけで
勝負するタイプでは
苦しく、ソコソコ前の
位置からソコソコ速い
上がり脚を使える馬の
好走が多い舞台です。

上記2つのデータは
すごく分かりやすく
示しています。

前走で逃げた馬、
前走上がり最速馬が
ともに全滅。

逆に、前走で
ソコソコの2~3番手に
つけた馬、ソコソコ速い
メンバー中2~3位の
上がり脚を使ってきた馬が
最も好成績なのです。

「中京2000mで
行われる愛知杯」の
要注目法則です。

 

 

【ポイント5】
極端な枠の馬が不振

→「計6年」の
愛知杯における馬番別の
成績を診てください。

 

01~03番枠 複勝率11% 1.0.1.16
04~06番枠 複勝率28% 2.2.1.13
07~09番枠 複勝率22% 0.2.2.14
10~12番枠 複勝率22% 2.1.1.14
13~18番枠 複勝率11% 1.1.1.24

 

このように一目瞭然、
内枠・外枠の率が
極端に低くなっています。
トラックの構造的な事、
その時々の馬場バイアス、
モマレ弱い牝馬のレース、
スロー多発傾向などが
おそらく要因でしょう。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

愛知杯 ポイント1・2・4 該当馬

【ポイント1/明け4歳馬】▼穴としては狙いづらい馬として 4頭
  アートハウス
  エリカヴィータ
  ビジン
  ルージュエヴァイユ

【ポイント2/中5週以下】 6頭
  アイコンテーラー
  アブレイズ
  エリカヴィータ
  ビジン
  ラヴユーライブ
  ルビーカサブランカ

【ポイント4/前走4角2~3番手、または前走上がり2~3位】 8頭
  アートハウス
  アイコンテーラー
  サンテローズ
  タガノパッション
  ビジン
  フィオリキアリ
  ホウオウイクセル
  ルージュエヴァイユ

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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