『オーシャンS2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「オーシャンS」の
穴馬探しをお届けします。

「オーシャンS」は
3月4日(土)に
中山で行われる
短距離のG3重賞。

G1高松宮記念への
重要な前哨戦です。

土曜施行の一戦ですので
早速、当レースの
レース傾向を幾つか
お伝えしましょう。

 

 

 

【ポイント1】
阪神カップ、
条件クラスからの
転戦組が厳しい

→タイトルどおり。
近10年の当レースの
「前走別・成績」を
診てください。

 

G1        複勝率38% 0.1.2.5
G2阪神カップ   複勝率10% 0.1.0.9
G3シルクロードS 複勝率20% 3.3.2.33
その他G3     複勝率25% 0.3.2.15
オープン特別    複勝率16% 5.2.2.47
3勝クラス以下   複勝率13% 1.0.1.14

 

このとおり明暗が
分かれています。

前走でG1を使った馬が
好成績なのに対して
前走でG2阪神カップ、
3勝クラス下の条件戦を
使ってきた馬が不振。

条件戦を使ってきた馬=
ココでは単純に力不足と
いうことなのでしょうが、
G2阪神カップ経由馬=
G1級の実力馬である
コトが多く、本番の
高松宮記念へ向けて
賞金も持っているため
ココに叩き台モードの
仕上げで出るコトが多く
凡走も多いのでしょう。

G2阪神カップおよび
3勝クラス下の条件戦を
経由してきた馬は少し
評価を割り引きたい
ところです。

 

 

【ポイント2】
坂路調教馬は
終い時計がポイント?

→近3年の当レースで、
坂路で最終追い切りを
施された出走馬の、
最終追い切りにおける
終い1ハロン時計別の
成績を診てください。

 

11.9秒以下 複勝率60% 2.1.0.2
12.0秒以上 複勝率 4% 0.0.1.23

 

衝撃的な成績差と
言っていいでしょう。

坂路追いの馬については
終いの時計が12秒を
切ったか切らなかったかで
これほど極端に「明暗」が
分かれているのです。

短距離の重賞レースで
終い時計がカギとなる
当傾向が現れる事は
本来は想定しづらい
ところ(むしろ全体の
時計の速さが大切な
事が多い)なのですが、
当レースは短距離戦の
ワリに各馬の仕掛けが
遅めで直線勝負の面も
あることから、調教で
比較的速めの終い脚を
示した馬に、利が出て
いるのかもしれません。

 

 

【ポイント3】
「関西馬」が
あまり信用できない

→近10年の当レースの
東西所属別・成績を
診てください。

 

関西馬 複勝率16% 5.4.5.72
関東馬 複勝率24% 5.6.5.51

 

このように、
関東馬のほうが
信用できる傾向です。

先週の阪急杯を使わず、
わざわざ関東遠征して
当レースを使う関西馬=
勝負気配が濃いようにも
思いますが、G1本番と
同じ距離へのこだわり、
もしくは休明けの遠征で
体を絞りたい意志など
それほど前向きでない
理由で遠征してくる馬も
少なくないため、この
傾向が現れているのでは、
と診ています。

 

 

【ポイント4】
外枠は厳しい

→近10年の「枠」別の
成績は下記のとおり。
外枠の成績が低調です。
勝利もありません。

 

他の枠     複勝率20% 10.9.9.112
15・16番枠   複勝率11% 0.1.1.17

 

テンから高速で駆ける
オープン馬による重賞、
かつ小回り。外枠馬が
一旦流れに乗れないと
どうしてもツラくなると
いうコトなのでしょう。

ともあれ、これほど
傾向が明確ですので
今年も外枠に入った
馬は推奨しません。

 

 

【ポイント5】
「逃げた馬」が
けっこう残っている

→近10年で逃げた馬は
(1.2.2.5)複勝率50%と
大健闘。

有力馬の仕掛けが
遅れがちになる事もあり、
逃げた馬の粘り込みが
けっこう効いています。

 

13年 9着 ハクサンムーン   3番人気
14年 13着 ハクサンムーン   1番人気
15年 2着 ハクサンムーン   1番人気
16年 2着 ハクサンムーン   4番人気
17年 11着 トウショウピスト  11番人気
18年 4着 ネロ        6番人気
19年 1着 モズスーパーフレア 1番人気
20年 12着 エンゲルヘン    10番人気
21年 3着 ビアンフェ     6番人気
22年 3着 ビアンフェ     5番人気

 

18年ネロも6番人気で
ハナ差4着に健闘。
このネロも好走扱いに
含めれば、近10年で
60%の「逃げた馬」が
粘り切っています。

 

 

【ポイント6】
リピーターにご注意

→タイトルどうり。
オーシャンSは
下記のとおり、
複数年にわたって
複数回好走する馬=
いわゆるリピーターが
多いレースです。

 

キンシャサノキセキ 10年1着 11年2着
ダッシャーゴーゴー 11年1着 13年2着
サクラゴスペル   13年1着 15年1着
スノードラゴン   14年2着 16年3着
ハクサンムーン   15年・16年 2着
ナックビーナス   17年~20年 2着
ダイメイフジ    18年・19年 3着
ビアンフェ     21年・22年 3着

 

昨年も「該当馬」=
ビアンフェが逃げて
また3着に好走。

今年も、過去の
オーシャンSで好走した
実績がある馬が出走して
いれば要注意でしょう。

 

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

オーシャンS  ポイント1・6 該当馬

【ポイント1/前走阪神C、条件クラスに出走】 ▼軽視馬として 5頭
  エイシンスポッター
  オパールシャルム
  キミワクイーン
  グラスミヤラビ
  スンリ

【ポイント6/過去の当レースで好走実績アリ】 1頭
  ナランフレグ

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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