『中山牝馬S2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「中山牝馬S」の
穴馬探しを
お届けします。

中山牝馬Sは
3月11日(土)に
中山で行われる
牝馬限定G3重賞。

土曜施行ですので
早速、中山牝馬Sの
レース傾向を幾つか
お伝えしましょう。

 

 

 

【ポイント1】
とにかく
グレイソヴリン

→当レースにおいて
とても大切な
血統ポイントです。

とにかく、下記を
診てください。

 

13年1着馬 6番人気 父父トニービン
13年3着馬 1番人気 父母父クリスタルパレス
14年3着馬 4番人気 母父テハノラン
16年1着馬 4番人気 父母父トニービン
17年2着馬 1番人気 父母父トニービン
17年3着馬 7番人気 母父インエクセス
19年2着馬 3番人気 父母父トニービン
20年1着馬 3番人気 父母父トニービン
20年3着馬 1番人気 母母父トニービン
21年3着馬 3番人気 父母父トニービン
22年2着馬 12番人気 母母父トニービン

 

これは
近10年の当レースで
馬券圏に好走した
グレイソヴリン持ちの
馬です。ココ10年間で
11頭が馬券圏に快走。

該当馬じたいの
少なさを鑑みれば
かなり特徴的な事象と
言えましょう。

しかも上記以前の
2012年も「該当馬」の
ワンツーでした。
8番人気と7番人気。

昨年にいたっては
12番人気の人気薄・
アブレイズが2着に
激走しています。

ここまで傾向顕著なら
もう細かい背景を
考える必要さえ無いと
思いますが、初春の
中山芝は要パワー状態。
しかも当レースは
牝重賞としては異質な、
各馬が早めに仕掛ける
乱戦模様になりがち。

ということで
ヌルい質のレースに
慣れている牝馬には
タフな要素が多い
レースですから、
レースの質がタフに
なるほど真価発揮の
グレイソヴリンの血を
持つ馬が毎年のように
好走しているのでは…
と診ています。

 

 

 

【ポイント2】
内枠馬が大苦戦

→近10年の枠別の
成績を診てください。
内枠がかなり苦戦して
います。

 

1~2番枠  複勝率 5% 0.0.1.19
3~5番枠  複勝率17% 3.0.2.25
6~8番枠  複勝率23% 2.3.2.23
9~11番枠  複勝率17% 1.2.2.25
12番枠~  複勝率27% 4.6.2.32

 

前述したとおり
勝負どころでレースが
早めに動きますから
内々にいると何かと
苦しい面が多いという
ことなのでしょう。
昨年も7枠・8枠の
ワンツーでした。

 

 

 

【ポイント3】
愛知杯組、
ターコイズS組の
好走馬の「特徴」

→2016年に愛知杯が
1月施行に移って以降、
この中山牝馬Sでは
「前走で、愛知杯か
ターコイズSを走って
きた馬」の台頭が
多くなっています。

馬券圏好走21頭中、
下記12頭が該当。

 

16年1着馬 前走愛知杯  (8着)
16年3着馬 前走愛知杯  (12着)
17年2着馬 前走ターコイズ(1着)
17年3着馬 前走愛知杯  (3着)
18年2着馬 前走ターコイズ(2着)
18年3着馬 前走愛知杯  (2着)
19年1着馬 前走ターコイズ(4着)
19年2着馬 前走愛知杯  (4着)
20年1着馬 前走愛知杯  (4着)
20年3着馬 前走ターコイズ(2着)
21年1着馬 前走愛知杯  (2着)
22年3着馬 前走ターコイズ(1着)

 

前走「愛知杯組」の、
その愛知杯での着順は
8・12・3・2・4・4・2。

いっぽう
「ターコイズS組」は
1・2・4・2・1。

つまり
前走愛知杯組=その
愛知杯で連対して
いなかった馬でも、
中山牝馬Sで
巻き返せています。

しかし逆に
前走ターコイズS組=
そのターコイズSで
連対してきた馬しか
中山牝馬Sで好走して
いないのです。

愛知杯は中京施行。
ターコイズSは
今回と同じ中山での
施行。

ですので
今回と舞台が異なる
中京の愛知杯で
凡走した馬=舞台が
中山に替わることで
むしろ今回の変わり身が
期待できます。

しかし
中山のターコイズSを
前走で使ってきた馬の
場合は、そこで連対が
できなかった馬では
コース適性的に今回も
厳しくなる、という
コトなのでしょう。

 

 

 

【ポイント4】
明け4歳馬が
大苦戦

→近10年の馬齢別・
成績を診てください。

 

4歳  複勝率14% 3.2.1.36
5歳  複勝率30% 6.6.5.39
6歳  複勝率11% 1.3.1.39
7歳上 複勝率17% 0.0.2.10

 

4歳馬が低調。
時期の重賞としては
やや珍しい傾向です。

4歳馬には厳しめの
ハンデが課せられる
ケースが多いコトも
要因でしょうし、
5歳牝馬の勝負気配の
強さも要因でしょう。
繁殖に上がる直前期に
行われるレースゆえ
目イチ仕上げの5歳馬も
少なくないというコト。

逆に、まだまだ
「先」がある4歳の
牝馬はこの後を
見据えた余裕残しの
仕上げになっている
ことも多め。

そんな、当レースに
賭ける意気の違いが
4歳不振の現象を
生んでいる?とも
診ています。

 

 

 

【ポイント5】
レース間隔が
詰まった馬が大苦戦

→近10年の前走からの
レース間隔別の成績を
診てください。
中2週以内の馬が
かなり苦戦しています。

 

中2週以内 複勝率 8% 1.0.1.24
中3週以上 複勝率22% 9.11.8.100

 

 

 

【ポイント6】
一杯追いの馬は
狙えない?

→近5年の出走馬の
最終調教の強さ別・
成績を診てください。

 

馬なり 複勝率21% 4.3.4.42
強め  複勝率23% 1.2.0.10
一杯  複勝率10% 0.0.1.9

 

このように
一杯追いの馬は
連対ゼロです。

強く追い切ると
ネガティブな要素も
多くなる繊細な牝馬の
レースですし、まして
牝限定重賞の施行が
多いこの時期に「強く
追わざるを得ない」=
太目残りや仕上がりが
途上の状態では他馬と
比較して、そもそも
厳しくなるのでしょう。

最終調教で一杯追い=
当レースにおいては
危険なサインなのです

 

 

 

【ポイント7】
坂路追いの馬も
今年は狙いづらい?

→最後に、今春の
中山芝1800m戦に
限った調教データを
ご紹介。

2月25日から始まった
今春の中山開催の、
芝1800m戦における
最終調教のコース別・
成績を診てください。

 

坂路  複勝率 8% 0.0.1.11
ウッド 複勝率32% 4.4.3.23

 

このように坂路組が
大苦戦しています。

ただでさえパワーが
求められる中山の
芝1800m戦で
起きている現象ですから、
ということは今春の
中山芝は今のところ、
要パワー要素が薄めの
馬場で推移している、
というコトなのかも
しれません。

 

 

 

以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

中山牝馬S      ポイント1・5 該当馬

【ポイント1/グレイソヴリン持ち】 3頭
  シャーレイポピー
  スト-リア
  ラルナブリラーレ

【ポイント5/中2週以内】 ▼軽視馬として 2頭
  クロスマジェスティ
  ラルナブリラーレ

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

データ競馬:TARGET frontier JV


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