『フィリ-ズレビュー2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「フィリ-ズレビュー」の
穴馬探しを
お届けします。

フィリ-ズレビューは
3月12日(日)に
阪神芝1400mで行われる
桜花賞トライアル。

上位3頭に
桜花賞への優先出走権が
与えられます。

早速、当レースの
ポイントを幾つか
お伝えしましょう。

 

 

 

【ポイント1】
距離延長馬が
ほぼ「全滅中」の
レース

→当レース最大の
キモはこれです。

近10年の前走からの
距離延長/短縮別の
成績を診てください。

 

距離延長   複勝率 3% 0.0.1.34
前走と同距離 複勝率15% 4.2.4.55
距離短縮   複勝率26% 7.7.5.54

 

一目瞭然。改めて
細かく説明する必要は
無いでしょう。

何せ、距離延長馬は
35頭出走して連対ゼロ。
3着もたった1頭。

これだけ明確な結果が
出ているからには、
まずは素直に参考と
したいところです。

前走で1200mを
使われていたような
短距離志向が極端に
強いスプリンターでは、
さすがにココは厳しい、
というコトでしょう。

逆に距離を「短縮」して
きた馬の成績が良い点も、
その裏付けとなっている
印象です。

 

 

 

【ポイント2】
関東馬は
調教過程に要注目?

→近10年の東西所属別・
成績は下記のとおり。
近年は関東馬が苦戦して
います。

 

関東馬 複勝率 6% 0.1.1.30
関西馬 複勝率20% 11.8.9.112

 

ちなみに近10年で
好走した関東馬は
2013年の2着・
ナンシーシャイン、
2014年の3着・
エスメラルディーナ。

この2頭には共通項が
あります。それは
「栗東留学」せず
美浦で追って通常輸送で
レースに挑んだコト。

しかも最終追い切りの
内容が2頭とも抜群でした。
美浦坂路で終い1Fが
11秒台と鋭伸。

最近は関東馬の
栗東滞在が増えている
印象ですが、近年の
当レースではそれが
好ポイントとなって
いない状況と言えます。

 

 

 

【ポイント3】
「パワー血統」が
非常に強いレース

→当レースの舞台は
阪神内回り芝1400m。

テンからスビードが
出て淀みなく流れる
タフなラップ構成となる
舞台です。極論すれば
ダート短距離のような
レースが増える舞台。

最後は結局、多くの
馬がバテて凌ぎあいの
様相を呈します。

まして当レースは
重賞。しかもタフな
流れに慣れていない
3歳牝馬によるレース。

そのため当レースでは
タフな鈍重血統の馬が
パワーのバックボーンを
活かしてよく好走します。

逆に、たとえば
ディープ産駒など
スローからのキレ&
瞬発力勝負に向いた
血統の馬は苦しい。

実際にディープ産駒は
当レースに12頭出走して
なんと(0.1.1.10)。
3番人気以内の人気馬が
6頭を占めているのに、
そんな戦績です。昨年も
マイシンフォニーが
キレるも間に合わず4着。

また近年の当レースで
好走している馬の血統も
パワー特化筋が非常に
多いですし、過去には
エスメラルディーナ・
ティズトレメンダスと
いったダート血統馬が
爆走して好配提供。

こんな鈍重な血統が
これほど幅を利かせる
クラシック関連の重賞は
ココだけでしょう。
血統面を強く意識したい
レースです。

 

 

 

【ポイント4】
栗東坂路組が
穴の使者?

→近5年の最終調教の
コース別の成績は
栗東坂路(5.2.3.33)
複勝率23%。
栗東CW(1.2.2.18)
複勝率22%。

ほぼ互角ですが、
回収率では大差が
付いています。

単勝回収率は
栗東坂路が172%、
栗東CWが34%。

複勝回収率も
栗東坂路102%、
栗東CWが54%。

坂路で追われるような
パワー馬に「穴」の
資格アリのレース、と
いうコトでしょう。

 

 

 

【ポイント5】
新馬戦・未勝利戦・
オープン特別を
使った直後の馬が苦戦

→近10年の前走別・
成績を診てください。

 

阪神JF     複勝率35% 1.5.3.17
クイーンC    複勝率17% 0.1.05
オープン特別   複勝率10% 2.0.1.28
牡混合1勝クラス 複勝率23% 3.3.5.36
牝限定1勝クラス 複勝率17% 2.0.1.15
新馬・未勝利戦  複勝率10% 2.0.0.19

 

これも傾向が極端。
このように前走で
新馬戦・未勝利戦・、
オープン特別を
使ってきた馬が
ほぼ通じていません。

フィリーズレビュー=
メンバーレベルが高い
重賞ではなく、むしろ
完成度勝負の性格が強い
レースですから、前走で
新馬戦・未勝利戦を
やっと勝ってきたような
いわゆる完成度で劣る
馬は苦しいのでしょう。

また、前走ですでに
オープン特別を使って
さらにココに続戦して
きた馬も信用できません。
そのオープン特別で
好成績を挙げていれば
そもそもココにはまず
続戦してきません。
該当馬=オープン特別で
既に底を見せてしまって
いる馬、というコトに
なりますのでココでの
好走は望みづらい…と
いうワケです。

 

 

 

【ポイント6】
年明けデビュー馬が
好走できない

→近10年の当レースで
デビュ-初戦が
年明けだった馬は
(0.0.0.8)と全凡走。

当ポイントも理屈は
【ポイント5】と同じ。
そのような完成度で
劣る馬では厳しい、と
いうコトなのでしょう。

 

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

フィリ-ズレビュー  ポイント1・6 該当馬

【ポイント1/距離延長馬】 ▼軽視馬として 6頭
  エコロアイ
  キモンアップル
  ジューンオレンジ
  ニシノトキメキ
  マルモディライト
  ルーフ

【ポイント6/年明けデビュー馬】 ▼軽視馬として 1頭
  ハートループ

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

データ競馬:TARGET frontier JV


・出馬表にデータマイニングの順位・数値を表示させたい
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