『やっぱりすごいレーン騎手!最終週でガッポリ!』田中洋平
4月15日から短期免許で来日している
ダミアン・レーン騎手。
身元引受は堀宣行調教師で、
契約馬主は、ノーザンの吉田勝己氏。
タスティエーラでのダービー制覇は、
記憶に新しいところ。
そしてダービー当日の最終レース行われた、
目黒記念も、ヒートオンビートで重賞連勝と大暴れでした。
タスティエーラもヒートオンビートも、
どちらも4番人気と、ガチガチの1番人気じゃなかったところも、
レーン騎手のすごいところですね。
これは私の勝手なイメージなのですが、
海外と言っても、オーストラリアの競馬は、
日本の競馬より一枚落ちる印象。
欧州・米国 > 日本 > オーストラリア
日本の競走馬がオーストラリアのG1をバシバシ勝っているので、
なんなく日本の競馬の方が優れているイメージなんですよね。
だから騎手のレベルも、
日本の方が高いと思っていましたが、
イコールではなさそう。
レーン騎手以外のオーストラリア騎手の来日成績をみても、
けっこう好成績の騎手が多いんですよね。
トップジョッキーが来日しているので、
騎手全体のレベルがどうなのか?は分かりませんが、
オーストラリアの騎手は日本と相性が良いのかもしれません。
ということで、
今回のレーン騎手の日本での成績です。
勝率27% 連対率40% 複勝率56%
単勝回収率105% 複勝回収率91%
人気サイドの馬に乗ることが多いとは言え、
1番人気に近い成績で、単勝回収率は100%を超えている。
これは人気以上に馬を走らせている証拠ですね。
続いて、芝とダートで分けてみましょう。
◆芝
勝率29% 連対率46% 複勝率59%
単勝回収率125% 複勝回収率96%
◆ダート
勝率23% 連対率31% 複勝率51%
単勝回収率75% 複勝回収率84%
外国人騎手あるあるですが、
ダートよりも芝のレースの方が好成績。
ちなみにデータの検証期間は4/15~5/28です。
ということで、
先週末のレーン騎手の成績をみてみましょう。
◆6/3(土)
芝 → 3,1,9,3,2着(複勝率80%)
ダ → 1,7,8,2着(複勝率50%)
◆6/4(日)
芝 → 1,1,3,6,2着(複勝率80%)
ダ → 5着(複勝率0%)
いかがでしょう?
やはり芝のレースでは好成績で、
ダートでは思ったより、成績がよくないですよね。
ということで、
レーン騎手を狙うなら芝のレース。
なかでも身元引受になっている堀宣行調教師の馬に乗れば、
以下の成績です。
◆芝+堀宣行厩舎
勝率27% 連対率46% 複勝率55%
単勝回収率289% 複勝回収率110%
単勝回収率が300%近い、好成績ですね。
さらにレーン騎手は、
先行する意識が高い傾向にあります。
◆芝+前走逃げ先行していた馬
勝率43% 連対率54% 複勝率61%
単勝回収率162% 複勝回収率95%
◆芝+前走差し追込だった馬
勝率17% 連対率40% 複勝率57%
単勝回収率95% 複勝回収率87%
だから先行力のある馬に乗ると、
成績と回収率がハネ上がるわけです。
そんなレーン騎手も、
今回の短期免許は6月13日まで。
なのでJRAでは、今週末がラスト騎乗になります。
うまく特徴をつかんで、ガッポリいきましょう!
投稿者プロフィール
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田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
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