『エルムS 2017の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「エルムS」の穴馬探しを
お届けします。
エルムSは
札幌ダート1700mで
行われるダート重賞です。
早速、このレースの
ポイントをお伝えしましょう。
【ポイント1】
ダート重賞なのに
父サンデー系の馬が強い
→タイトルどおり。
ダート重賞=パワー勝負の
性格が強いため、パワーと
逆の要素(瞬発力など)が
際立ったタイプが多い
「父サンデー系の馬」の
好走は少なめです(特定の
ダート種牡馬の産駒を除く)。
しかしエルムSは違います。
「父サンデー系の馬」が
かなり強いのです。
近5年の当レース好走馬15頭の
「父系」を診てください。
11年1着馬 ★
11年2着馬 ☆
11年3着馬 ☆
12年1着馬 ☆
12年2着馬 ☆
12年3着馬 ★
14年1着馬 ☆
14年2着馬 ☆
14年3着馬 ★
15年1着馬 ☆
15年2着馬 ☆
15年3着馬 ☆
16年1着馬 ★
16年2着馬 ☆
16年3着馬 ★
☆ 父がサンデー系
★ 父が非サンデー系
(13年は函館施行のため除く)
15頭中10頭が父サンデー系。
これが「芝の重賞」なら
別に驚きませんが、ダートの
重賞だけにかなり違和感アリ。
ダートらしからぬ特徴です。
そもそも、ダート重賞=
タフなペースで流れることが
多い(そのため実力下位馬が
道中&ラストでしっかりと
振り落とされ、実力馬同士で
堅く決着することが多くなる)
ものですがこのエルムSは
ダート重賞のワリに淡々と
したペースで流れ、各馬が
そのままゴールへ雪崩れ込む
単調な展開になる年が多め。
そんな「軽い」質のレースに
なりがちなうえに、休明けの
馬も多めに出走してくること
から、まさにそういった類の
レースに強いサンデー系の馬が
ダート戦のワリに走れている…
ということだと診ています。
【ポイント2】
前へ行ってこそのレース
→近10年の当レース出走馬の
脚質別・成績を診てください。
(09年は新潟施行、13年は
函館施行のため除く)。
逃げ 0.0.4.4 複勝率50%
先行 5.8.2.7 複勝率68%
差し追込 0.0.2.63 複勝率 3%
マクリ 3.0.0.1 複勝率75%
札幌ダート1700mは
直線が短いコース形態&
淡々と平均的に流れる
ラップ構成になりやすい
ことから、直線だけで
後方から差し追込がキマる
展開は滅多に現れません。
ゆえに、必然的に前に
行った馬が断然有利です。
ただ、札幌ダートは
コーナー角度が大きいため
外からマクリ上がることは
できます。
とはいっても、小回りで
直線も短いですから
「かなり早めから仕掛ける
マクリ」でないとゴールに
間に合わいません。よって
「早めからマクれそうな
機動力に優れた馬」が
出走していれば、一応は
要マークとはなります。
実際に、上記のように
近10年(09年・13年除く)の
馬券圏好走馬24頭中22頭が
「逃げ・先行・マクリ」の
いずれかで走った馬でした。
【ポイント3】
リピーターレース
→当レースはリピーターの
活躍が多いのが特徴です。
オーロマイスター、
クリールパッション、
エーシンモアオバー、
ローマンレジェンド、
クリノスターオーらが
このレースで2度以上、
馬券圏に好走しています。
特殊性の高い状況下で
行われるレースゆえ
このような傾向が発生して
いるのでしょう。
以上3点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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