『ブローザホーンを降板になった岩田康誠騎手の近況!』田中洋平

 

3日連続開催が終わりましたね。

 

その月曜日の京都7レースで、

見事にマクリを決めたエンツォウーノと岩田康誠騎手。

 

3枠3番からのスタートなので、

インベタからのイン差しをするかと思いきや、

最後方からマクってそのまま押し切りましたね。

 

そもそもエンツォウーノ自身が、

スタートが遅くてマクる競馬が多いので、

作戦通りだったのでしょう。

 

陣営の連闘策も、しっかりハマった結果なのだと思います。

 

そして心配なのが、岩田康誠騎手。

 

3日連続開催で、騎乗機会は6回だけ。

 

11番人気

13番人気

8番人気

4番人気

6番人気

4番人気

 

かつてはG1を勝ちまくっていた岩田康誠騎手ですが、

すっかり乗り馬の質が落ちてしまっています。

 

さらに京都大賞典で心房細動になったブローザホーンも、

菅原明良騎手に乗り替わりになるハメに。

 

烏丸S(3勝) 1着

函館記念(G3) 3着

札幌日経オープン(L) 1着

 

ブローザホーンの近3走はすべて岩田康誠騎手が手綱を握って、

すべて馬券圏内ですから、何も落ち度はないはず。

 

函館記念の3着も、

昇級初戦でいきなり重賞の重賞挑戦、

2番人気の3着でしたが、2着馬にはアタマ差ですからね。

 

調教師や馬主さんと、何かしらあったのか。

 

その辺りの事情は分かりませんが、

2023年の岩田康誠騎手は、かなりの絶不調。

 

2020年 平均6.3番人気 平均6.9着

2021年 平均6.5番人気 平均6.8着

2022年 平均6.6番人気 平均7.3着

2023年 平均6.8番人気 平均7.7着

 

このように毎年馬質が落ちているので、

下記のように成績も下降しています。

 

2020年 複勝率26.4%

2021年 複勝率25.6%

2022年 複勝率23.8%

2023年 複勝率21.9%

 

とくに2023年の単勝回収率は31%とヤバい数字で、

勝ち星も現時点で22勝となっています。

 

2020年 50勝

2021年 44勝

2022年 46勝

2023年 22勝

 

今年も残るところ3ヶ月弱なので、

45勝×80%=36勝、

例年ならこれくらいは勝っているはず。

 

岩田康誠騎手も49歳ですし、

息子の岩田望来騎手もリーディング4位と、

心配の必要がないので、

そろそろ身を引くタイミングが近いのかもしれませんね。

 

勝気な性格っぽいので、

このまま尻すぼみに終わる気もしない感じもあるので、

この先も注目したいと思います。

 

 

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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