『チャンピオンズCの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「チャンピオンズC」の
穴馬探しをお届けします。

チャンピオンズCは
12月3日(日)に
中京で行われる
ダートG1です。

さっそく当レースの
ポイントを記します。

なお、当レースが
中京ダート1800mで
行われるようになったのは
2014年からです。

【ポイント1】
中京移行後の近9年、
「未勝利」の
前哨戦がある

→中京移行後の
近9年の、前走別の
成績を診てください。

マイルCS南部杯 複勝率45% 2.2.1.6
JBCクラシック 複勝率24% 4.3.2.29
JBCレディスC 複勝率33% 1.0.0.2
JBCスプリント 複勝率33% 0.0.1.2
日本テレビ盃   複勝率33% 1.0.0.2
シリウスS    複勝率14% 1.0.0.6
———————————-
みやこS     複勝率18% 0.2.4.27
武蔵野S     複勝率  8% 0.2.0.24

南部杯組が好調。
JBC組も堅調です。
両者ともも一応G1で
程々の面子が揃うとは
いえ地方交流重賞で
レースの中身的には
ユルいため、そこで
好走してもその疲れを
あまり残さずココへ
臨めるコトも当現象に
繋がっていると診ます。

南部杯については
「左回り続戦」も
ポイントなのでしょう。

逆に、当レースの
重要なステップである
みやこS・武蔵野Sを
使ってきた組の成績が
良くありません。
両者合わせて59頭も
出走して9年間未勝利。

みやこS・武蔵野Sは
「G3」でメンバーの
レベル自体にも問題が
あるのでしょうし、
ココへのレース間隔が
短いコトも、苦戦の
要因かもしれません。

ともあれ、重要な
前哨戦のハズなのに
当レースへの直結性が
低い2レースなのです。

【ポイント2】
JBCが
大井開催だった年の
当レースの特徴

→持ち回り開催のJBC。
今年は大井競馬場で
行われました。

最近、大井でJBCが
行われたのは2015年、
2017年、2020年。

その3年の
チャンピオンズCには
共通項があります。

大井JBC経由馬が
3年間で4頭、馬券に
絡んでいるのですが
前走の大井JBCで
「勝たなかった馬」が、
次走の当レースで
馬券に絡んだのです。

15年1着サンビスタ     前走大井JBC 2着
15年3着サウンドトゥルー  前走大井JBC 2着
17年3着コパノリッキー   前走大井JBC 2着
20年1着チュウワウィザード 前走大井JBC 3着

※JBC=クラシック、
 スプリント、
 レディスクラシックの
 全てを含む

前項で「前走JBCを
使ってきた馬は、
前走からの疲労残りが
少ないため走れる」
論を記しましたが、
但しその中で大井の
JBCはレースの質が
まだ比較的タフなため、
そんな大井JBCで
勝ち切るほど目イチの
仕上げ&走りをして
こなかった馬のほうが
チャンピオンズCでは
走れている、という
事なのかもしれません。

またもっと単純に、
大井JBCと当レースで
求められる資質が
けっこう違うため、
大井JBCでは負けてきた
くらいの馬が適性的には
ちょうどいい、という
事なのかもしれません。

【ポイント3】
「追走力」に
乏しい馬では不安?

→中京移行後の
近9年の当レースでの、
前走「4角番手」が
10番手以降だった馬は
(0.1.1.26)複勝率7%。
ほぼ全滅の状態です。

スタートからずっと
淀みなく流れ続ける
G1レースですから
前走道中で後方位置に
置かれていたような
馬ではそもそも厳しい、
というコトでしょう。

【ポイント4】
「逃げた馬」は
頑張っても3着まで

→中京移行後の
近9年の当レースでの
「逃げた馬」の成績を
診てください。この
ように(0.0.2.7)。
走っても3着までの
結果となっています。

14年 クリノスターオー 8着 7人気
15年 コパノリッキー  7着 1人気
16年 モンドクラッセ  10着 12人気
17年 コパノリッキー  3着 9人気
18年 アンジュデジール 4着 9人気
19年 インティ     3着 3人気
20年 エアアルマス   10着 8人気
21年 ソダシ      12着 2人気
22年 レッドソルダード 16着 15人気

【ポイント5】
外枠が勝てない

→タイトルどおり。
中京移行後の
近9年の当レースの
枠別・成績を診て
ください。

1・2枠 2.4.4.24 複勝率29%
3・4枠 4.0.1.31 複勝率14%
5・6枠 3.2.3.28 複勝率22%
7・8枠 0.3.1.30 複勝率12%

このように7・8枠が
未勝利。複勝率でも
最低アベレージです。

タイトに回ってくる
中京ダート、しかも
多頭数のG1ですから
外枠など多少のロスが
響きやすい、という
ことなのでしょう。

【ポイント6】
4歳馬が不振

→本来なら成長力的に
ピークを迎えるはずの
4歳馬が当レースでは
下記のように不振。

3歳  複勝率28% 2.2.1.13
4歳  複勝率11% 2.0.2.32
5歳  複勝率25% 4.2.3.37
6歳  複勝率24% 2.4.2.26
7歳上 複勝率12% 0.2.2.29

このデータはあえて
近10年で示していますが
4歳馬よりも5・6歳馬の
ほうが好成績です。

活躍年数が芝よりも長い
ダート一線級ならではの
傾向と言えましょう。
「元気一杯」のハズの
4歳馬が苦しむ珍しいG1。
当レースのいちばんの
特徴かもしれません。

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

———–
チャンピオンズC  ポイント2・3 該当馬

【ポイント2/前走大井JBCで負けた馬】 6頭
  アーデルアストレア
  ウィルソンテソーロ
  クリノドラゴン
  テーオーケインズ
  ノットゥルノ
  メイショウハリオ

【ポイント3/前走4角10番手以降】 ▼軽視馬として  1頭
  セラフィックコール

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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