『ターコイズS2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ターコイズS」の
穴馬探しをお届けします。

ターコイズSは
12月9日(土)に
中山マイルで行われる
牝馬G3重賞。

土曜施行ですので
さっそく、当レースの
ポイントを記します。

なお、当レースは
2015年から重賞に
格上げされました。
今年で9年目。

重賞格上げ前と
格上げ後では
レースの性質が
変わっています。

したがって当欄は、
2015年に重賞に
格上げ後「近8年」の
傾向からポイントを
お伝えしていきます。

 

 

【ポイント1】
重賞格上げ後は、
関西馬の台頭が増

→重賞格上げ前の
2014年までは、
関東馬が6連勝。

その6年間で、
関西馬の馬券絡みは
3度だけでした。

しかし、格上げ後の
2015年からの近8年は
馬券に絡んだ24頭中、
何と17頭が関西馬。

しかも、
毎年人気薄で馬券に
絡むのは下記のように
関西馬(下記★印)が
多いのも特徴です。

 

15年1着 ★ 11番人気
15年2着 ★ 16番人気
15年3着 ★ 15番人気
16年1着   1番人気
16年2着 ★ 6番人気
16年3着   3番人気
17年1着 ★ 5番人気
17年2着   3番人気
17年3着 ★ 7番人気
18年1着 ★ 5番人気
18年2着 ★ 10番人気 
18年3着 ★ 13番人気
19年1着   3番人気
19年2着 ★ 2番人気 
19年3着 ★ 1番人気 
20年1着   1番人気
20年2着 ★ 3番人気 
20年3着 ★ 9番人気
21年1着 ★ 4番人気
21年2着 ★ 3番人気 
21年3着 ★ 13番人気
22年1着 ★ 2番人気
22年2着   4番人気 
22年3着   13番人気

 

重賞に格上げされ、
賞金も上がったコトで
「本気」の遠征を
敢行してくる関西馬が
増えた…といえます

 

 

【ポイント2】
重賞格上げ後は
5歳以上が不振

→重賞格上げ後
近8年の馬齢別の
成績を診てください。
5歳を超えると
大きくアベレージが
下がっています

 

3歳   複勝率20% 4.2.1.28
4歳   複勝率29% 2.5.4.27
5歳以上 複勝率11% 2.1.3.49

 

全体的に成長曲線が
早い牝馬のレース。
しかも優秀な牝馬ほど
5歳春に引退している
コトも多いですから、
当レースに出てくる
5歳以上の馬は基本的に
厳しいと言えます

 

 

【ポイント3】
重賞格上げ後の
「枠」の傾向

→重賞格上げ後、
近8年の枠別成績を
診てください。

 

1・2枠 複勝率13% 2.0.2.28
3・4枠 複勝率25% 2.4.2.24
5・6枠 複勝率 9% 1.2.0.29
7・8枠 複勝率29% 3.2.4.22

 

注目すべきは、決して
「内枠有利」ではない
コトでしょう。

中山マイル=内枠有利、
外枠不利のイメージを
どうしても持ちますが、
内でモマれるとキツい
馬も多い牝馬による
レースゆえ、決して
「内枠絶対有利」とは
なっていない、という
コトなのです

 

 

【ポイント4】
重賞格上げ後は
重いハンデの馬が
好走している

→重賞格上げ後
近8年の当レースの
ハンデ別・成績を
診てください。

 

53キロ以下 複勝率15% 3.3.2.44
54キロ   複勝率18% 2.2.2.28
55キロ   複勝率22% 1.1.3.18
56キロ以上 複勝率26% 2.2.1.14

 

このように、キレイに
ハンデが軽い馬ほど
成績が下がります。

しかも56キロ以上で
好走した馬=人気薄の
馬が多め(下記)。

 

16年1着 マジックタイム  56キロ 1番人気
16年2着 レッツゴードンキ 56.5キロ 6番人気
18年1着 ミスパンテール  56キロ 5番人気
20年3着 フェアリーポルカ 56キロ 8番人気
21年2着 アンドラステ   56.5キロ 3番人気

 

つまり重いハンデを
背負わされるほど
力を秘めた馬なのに
直近の低調な成績が
嫌われて不当に人気を
落としている馬が、
相手関係の弱さなども
味方につけて、重い
ハンデにめげずあっさり
好走してしまうことが
多いので狙いどころと
なっているのです。

今年から斤量の概念は
変わりましたが、
重めのハンデを背負う
「該当馬」は引き続き
注視したいと思います

 

 

【ポイント5】
リピーターの好走が
多い

→変則レイアウトの
中山マイルで行われる、
牝馬限定重賞という、
特殊性の強い条件が
揃ったレースだからか、
特に重賞格上げ後は
リピーター馬=この
レースで複数回の好走が
ある馬が目立ちます。

ミスパンテール  17年1着、18年1着
デンコウアンジュ 17年3着、18年3着
アンドラステ   20年2着、21年2着
ミスニューヨーク 21年1着、22年1着

 

 

【ポイント6】
重賞格上げ後、
ロベルト持ちの馬が
毎年連対中

→重賞格上げ後、
近8年の当レースでは
父or母父ロベルト系の馬が
毎年きっちり1頭ずつ
連対しています。

 

15年1着馬 母父シンボリクリスエス
16年1着馬 母父ブライアンズタイム
   3着馬  父ブライアンズタイム
17年1着馬 母父シンボリクリスエス
18年1着馬 母父シンボリクリスエス
19年2着馬 母父シンボリクリスエス
20年2着馬 母父ダイナフォーマー
21年2着馬 母父ダイナフォーマー
22年2着馬  父スクリーンヒーロー

 

見た目はキレイでも
この時期の中山は
力のいる馬場です。
ゆえにロベルト系が
主軸にしっかりと
配されている馬の方が
消耗戦かつ混戦の
ココで走れている、と
いうコトでしょうか

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

———–
ターコイズS ポイント5・6 該当馬

【ポイント5/リピーター候補=過去当レースで好走有】 2頭
  ミスニューヨーク
  フィアスプライド

【ポイント6/父or母父ロベルト系】 3頭
  ソーダズリング
  メイショウホシアイ
  ルージュエクレール

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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