『天皇賞・秋の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「天皇賞・秋」の
穴馬探しをお届けします。

 

天皇賞・秋は10/29(日)に
東京芝2000mで行われる
伝統の古馬G1です。

 

さっそく、当レースの
考察ポイントをお伝えする
ことにしましょう。

 

 

 

【ポイント1】
「休み明けの馬」は
評価を一枚下げたい

 

→これが、近年の秋天の
最大のキモです。

 

近年は、一流古馬の多くが
「秋の目標は賞金が高い
ジャパンCや有馬記念。
あるいは香港のG1。
秋天はあくまで叩き台」と
する風潮が強まっています。

 

ちなみに、1着賞金の
違いは下記のとおり。
秋天…1億5000万円
JC…3億円
有馬…3億円

 

この賞金の違いを見れば
私が馬主でも「秋天よりも
JCや有馬を狙ってくれ」と
陣営に進言します(笑)が、
実際に「秋天に休み明けで
出てきた実力馬」が、人気を
背負いながら平気で凡走する
結果が多発しています。

 

2011年以降の秋天に
「3ケ月以上の休み明け」で
出走してきた1ケタ人気馬の
成績を診てください。
下記のように(0.3.2.9)と
全く勝っていません。

 

11年 ブエナビスタ  4ケ月ぶり 4着 1番人気
11年 エイシンフラッ 4ケ月ぶり  6着 3番人気
11年 ペルーサ    6ケ月ぶり  3着 6番人気
12年 ルーラ-シップ 4ケ月ぶり 3着 2番人気
12年 トーセンジョ- 6ケ月ぶり 13着 7番人気
13年 ジェンティルド 4ケ月ぶり  2着 1番人気
14年 ジェンティルド 4ケ月ぶり  2着 2番人気
14年 デニムアンドル 4ケ月ぶり  7着 6番人気
14年 フェノーメノ  6ケ月ぶり 14着 3番人気
14年 エピファネイア 6ケ月ぶり  6着 4番人気
15年 サトノクラウン 4ケ月ぶり 17着 7番人気
16年 リアルスティー 5ケ月ぶり  2着 7番人気
16年 エイシンヒカリ 4ケ月ぶり 12着 2番人気
16年 サトノクラウン 4ケ月ぶり 14着 5番人気

 

 

2014年はエピファネイア・
フェノーメノが上位人気に
応えられず轟沈。一昨年は
サトノクラウンが大敗した
いっぽう、馬券に絡んだ
3頭はすべて中2週参戦馬。
昨年もリアルスティールは
2着に好走したものの人気を
背負ったエイシンヒカリは
ダメでした。

 

しかも、上記14頭のうち
1・2・3番人気馬が半数の
7頭を占めています。
また14頭のうち12頭が
「人気順より下の着順」に
敗退しています。

 

つまり、秋天における
休み明けの実力馬=
過剰気味の人気になるのに
あまり走らないのです。
馬券的ウマ味がありません。

 

これら休み明け実力馬の
目標は、まだ先のレース…
JCや香港や有馬ですから。
秋天時点では仕上り途上→
他馬との「仕上りの差」が
そのまま結果に反映されて
いるのでしょう。

 

特に2014年のフェノーメノ・
エピファネイアなどは、
中間の調教内容が「今回、
この馬を買ってはダメ」と
いうことが、新聞の調教欄を
診るだけで明白でした。
G1レースには普通どの馬も
仕上り万全で出てきますが、
秋天は違うのです。

 

今年はキタサンブラックが
休み明けで出てくる悩ましい
状況(笑)ですが、私は
当項目に鑑みて推奨馬とは
しません。押さえ扱いに
とどめる予定。キタサンに
重い印を進呈するレースは
今回ではなく別にアリ、と
私的には思っています。

 

 

 

PART2では
さらに別のテーマに
ついて記していきます。

 

PART2に続きます。

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。