『アルゼンチン共和国杯の穴馬探し予想PART1』シベリアン

 

「アルゼンチン共和国杯」の
穴馬探しをお届けします。

 

次週末のJRAは
金・土・日曜の3日間開催。

 

アルゼンチン共和国杯は
11/5(日)に東京で行われる
伝統の古馬ハンデ重賞です。

 

さっそく、当レースの
考察ポイントをお伝えする
ことにしましょう。

 

 

 

【ポイント1】
「グレイソヴリン持ち」の
スタミナ馬を狙いたい

 

→当レースの血統面に
おける重要ポイントです。
2009年以降は、下記の
ように毎年最低1頭ずつ
好走しています。

 

09年2着 アーネストリ  母父 グレイソヴリン系
09年3着 ヒカルカザブ   父 グレイソヴリン系
10年1着 ト-センジョ   父 グレイソヴリン系
11年2着 オウケンブル   父 グレイソヴリン系
12年1着 ルルーシュ   母父 グレイソヴリン系
13年2着 アドマイヤラ 父母父 グレイソヴリン系
13年3着 ルルーシュ   母父 グレイソヴリン系
14年1着 フェイムゲー 父母父 グレイソヴリン系
15年3着 レ-ヴミスト  母父 グレイソヴリン系
16年1着 シュヴァルグ 父母父 グレイソヴリン系
16年2着 アルバート  父母父 グレイソヴリン系

 

 

昨年にいたっては
「グレイソヴリン持ち」の
ワンツー。逆に、条件を
満たしていなかった
1番人気馬が4着に敗れて
います。

 

さらに
グレイソヴリン以外の
要素を診てもエリシオ、
ステイゴールド、そして、
サドラーズウェルズなど
「ベタなスタミナ筋」を
持つベタなスタミナ血統の
好走が多いのが特徴です。

 

アルゼンチン共和国杯の
舞台=東京芝2500mは
『ステイヤー』が非常に
強い舞台。

 

当舞台より距離が100mだけ
短い東京芝2400mでは
マイラーや中距離馬でも
けっこう好走できますが、
東京芝2500m、特に重賞は
一転ステイヤーが強い。

 

じつは東京の芝2400mと
2500mは、同じ東京で
わずか100mの距離の違い
とはいえ、好走するために
必要な資質が全然違います。

 

2400mは、直線の坂を
上りきったところから
スタートする(=最初に
馬力が要らない)うえに
スローの瞬発力戦が多め。
距離ぶんのスタミナは
あまり必要とされません。
だから、マイラーでも
走れます。

 

いっぽう、2500mは
坂の「下」からスタート=
スタートしていきなり
上り坂。つまり最初から
馬力が必要とされます。
しかも坂を2度上ることに
なるうえに、平均ペースで
流れることが多めですから
距離ぶんのスタミナが
しっかり必要となります。
マイラーでは、とても
走れません。

 

ゆえに、僅か100mの距離の
違いでもレースの中身的には
厳しさが「100mぶん以上」、
違うワケです。2500m戦は
2400m戦よりもレース質が
相当タフでスタミナが必要。
坂を2度のぼるためパワーも
備えておくとなおヨシです。
重賞は当傾向が特に顕著。

 

そのため、東京2500m重賞の
当レースでグレイソヴリンを
主とする「スタミナ色の強い
血統(兼パワー)」の台頭が
非常に多くなっています。

 

 

 

PART2では
さらに別のテーマに
ついて記していきます。

 

PART2に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。