『カペラSの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「カペラS」の穴馬探しを
お届けします。

カペラSは、阪神JFの裏で
ひっそり行われるダートG3。
JRAでダート1200mの
重賞は、当レースのみです。

早速、カペラSのポイントを
お伝えしましょう。

なお、カペラSは今年で
10回目の開催ですが、下記で
ご紹介する3データはすべて
「過去全9回」の結果から
お伝えしています。

【ポイント1】
休み明けの馬が
全く走らない

→下記のように、過去9年の
好走馬27頭のうち24頭が
「前走から中5週以内」の、
詰まったローテーションの
馬でした。

08年1着 ビクトリー ● 中4週
08年2着 スリーアベ ● 中4週
08年3着 フジノウェ ● 中5週
09年1着 ミリオンデ ● 中2週
09年2着 ダイワディ   中6週
09年3着 グランドラ ● 中1週
10年1着 セイクリム ● 中2週
10年2着 ティアップ ● 中3週
10年3着 エノク   ● 中1週
11年1着 ケイアイガ   3ヶ月の休み明け
11年2着 ティアップ ● 中2週
11年3着 タイセイレ ● 中3週
12年1着 シルクフォ ● 中3週
12年2着 エーシンウ ● 中2週
12年3着 シセイオウ ● 中2週
13年1着 ノーザンリ ● 中1週
13年2着 スノードラ ● 中1週
13年3着 シルクフォ ● 中3週
14年1着 ダノンレジ ● 中1週
14年2着 サトノタイ ● 中5週
14年3着 メイショウ ● 中1週
15年1着 キクノスト ● 中2週
15年2着 カジキ   ● 中2週
15年3着 マルカフリ ● 中2週
16年1着 ノボバカラ ● 中3週
16年2着 ニシケンモ   3ヶ月の休み明け
16年3着 コ-リンベ ● 中5週

●=前走から中5週以内の間隔で
  出走していた馬

11年1着ケイアイガーベラは
牝馬。3ケ月の休明けでしたが
この馬は極端な「仕上り早」の
タイプで、しかもこの時が
引退レースという特殊な事情も
ありましたので度外視すべきです。

そのケイアイガーベラ以外は
ほとんど、順調にレースを
使われてきた馬ばかり。
しかも近年は、中3週以下の
「かなり短いレース間隔」で
使ってきた馬の好走が大半を
占めます。

もともと仕上がりが遅めで
休明けは動けない大型馬が
多いダート短距離路線ですが、
カペラSは(JRAにおける)
その路線の最高峰戦ですから
このような「使い込んでいる
馬ほど好走できる傾向」が
より顕著なのかもしれません。

ともあれ、これほど極端な
傾向が出ているからには
当データは今年も尊重する
つもりです。

【ポイント2】
「距離短縮馬」が
すごく強い

→過去9年の好走馬27頭の
「前走距離」を診てください。

08年1着 ビクトリー ● ダ1400m
08年2着 スリーアベ   ダ1200m
08年3着 フジノウェ ● ダ1400m
09年1着 ミリオンデ ● ダ1400m
09年2着 ダイワディ   ダ1200m
09年3着 グランドラ   ダ1200m
10年1着 セイクリム ● ダ1400m
10年2着 ティアップ ● ダ1600m
10年3着 エノク     ダ1200m
11年1着 ケイアイガ ● ダ1400m
11年2着 ティアップ ● ダ1400m
11年3着 タイセイレ ● ダ1600m
12年1着 シルクフォ ● ダ1600m
12年2着 エーシンウ ● ダ1400m
12年3着 シセイオウ ● ダ1400m
13年1着 ノーザンリ ● ダ1400m
13年2着 スノードラ ● ダ1400m
13年3着 シルクフォ ● ダ1600m
14年1着 ダノンレジ ● ダ1400m
14年2着 サトノタイ   ダ1200m
14年3着 メイショウ ● ダ1400m
15年1着 キクノスト ● ダ1400m
15年2着 カジキ   ● ダ1400m
15年3着 マルカフリ ● ダ1400m
16年1着 ノボバカラ ● ダ1600m
16年2着 ニシケンモ ● ダ1400m
16年3着 コ-リンベ ● ダ1400m

●=前走から「距離短縮」で
  出走していた馬

このように、27頭中22頭が
前走から距離を短縮した馬。
ここ2年は距離短縮馬の
ワンツースリーです。

直前の東京開催に1400mの
施行が多い事情もありますが、
前走で「マイル」から距離を
大幅短縮してきた馬も好走して
いるほどですし、関西馬の
出走が多いにもかかわらず
京都1200mを使ってきた馬の
好走は少ないワケですから
やはり、カペラS=前走から
距離短縮してきた馬が有利、
と診るのが正解かと思います。

中山ダート1200mは厳しい
前傾ラップで流れる事が多い
舞台ですが、カペラSはその
最高峰戦ゆえ流れはいっそう
シビア。レース質はかなり
タフです。ゆえに直近戦で
少し長めの距離を走ってきた
「スタミナ面の準備ができて
いる」馬のほうが、タフな
当レースを乗り切れる確率が
高いのかもしれません。

【ポイント3】
父or母父ミスプロ系の馬が
すごく強い

→過去9年の好走馬27頭の
「血統」を診てください。

08年1着 ビクトリー ●
08年2着 スリーアベ ●
08年3着 フジノウェ ●
09年1着 ミリオンデ ●
09年2着 ダイワディ ●
09年3着 グランドラ ●
10年1着 セイクリム
10年2着 ティアップ ●
10年3着 エノク
11年1着 ケイアイガ ●
11年2着 ティアップ ●
11年3着 タイセイレ ●
12年1着 シルクフォ
12年2着 エーシンウ ●
12年3着 シセイオウ ●
13年1着 ノーザンリ ●
13年2着 スノードラ
13年3着 シルクフォ
14年1着 ダノンレジ
14年2着 サトノタイ ●
14年3着 メイショウ ●
15年1着 キクノスト
15年2着 カジキ
15年3着 マルカフリ ●
16年1着 ノボバカラ
16年2着 ニシケンモ ●
16年3着 コ-リンベ ●

●=父or母父がミスプロ系

このように全27頭のうち
ちょうど「3分の2」の
18頭が父or母父ミスプロ。

つまり、毎年馬券に絡む
3頭中2頭がミスプロ持ちと
いうことになります。
低人気で快走する馬に
ミスプロ持ちが多いのも特徴。

このレースは毎年シビアな
前傾ラップ戦になりがち。
ですので前で粘るにしても
後ろから差しこむにしても
秀でたスピード+持続力+
パワーが全て必要です。

ゆえに(ダート短距離戦に
おいては)その各要素の
スペシャリストと言える
ミスプロの血が、当レースで
好戦するために大いに活きて
いるのでしょう。

以上3点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。