『愛知杯の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「愛知杯」の穴馬探しを
お届けします。

愛知杯は1月13日(土)に
中京芝2000mで行われる
牝馬限定のハンデ重賞です。

次週から中京競馬が開幕。
1月・3月に、それぞれ
3週ずつ行われます。

愛知杯は、2016年から
この1月開催に移行しました。

早速、愛知杯の
ポイントをお伝えしましょう。

【ポイント1】
レース間隔が詰まっている
馬が狙い目?

→1月開催の開幕週に
移行して今年がまだ
3年目ですが、近2年の
当レースで3着以内に
好走した6頭中3頭が、
中2週の非常に短い間隔で
使っていた馬でした。

16年1着 バウンスシ 前走6月14日
16年2着 リーサルウ 前走12月12日(中4週)
16年3着 アースライ 前走12月27日(中2週)
17年1着 マキシマム 前走12月25日(中2週)
17年2着 サンソヴ- 前走12月17日(中3週)
17年3着 クインズミ 前走12月25日(中2週)

中2週が半数を占め、
中4週以内が5頭。まだ
2年だけのサンプルとは
いえ「前走からの間隔が
詰まっている馬」が多く
好走している印象です。

年末年始の変則調教を
挟むこの時期ですから
特に繊細な牝馬は調整が
非常に難しい。結果的に
調教を手控え気味になり、
太め残りで出走してくる
馬も少なくありません。

ですので、前走からの
レース間隔が短かめの
馬のほうが、たとえ
調教量が手控え気味に
なっても太目残りで
出てくる心配が少なく、
当レースでも結果を
出せている、という
ことなのでしょう。

【ポイント2】
明け4歳馬は妙味なし?

→近2年の当レース出走馬の
馬齢別成績を診てください。

4歳  複勝率20% 0.0.1.4
5歳  複勝率40% 2.1.1.6
6歳上 複勝率 6% 0.1.0.17

5歳馬のアベレージが好調。
4歳、6歳上は低調です。

消長の激しい牝馬ですから
6歳上の低調は納得ですが、
4歳馬については「けっこう
人気になるのに走らない」
傾向が顕著。出走5頭の
人気順は4・2・7・3・7で
着順は3・4・11・7・15と
大半の馬が「人気以下」の
着順に負けています。

当レースでの明け4歳馬は、
(ドングリの背比べ的な
メンバー構成のため)近況の
着順がちょっと良いだけで
馬齢のワリに重めのハンデを
背負わされる傾向が強いこと、
しかし明け4歳ならではの
フレッシュ感が票を過剰に
集めがちなことから、
「けっこう人気になるのに
走らない」結果が現われて
いるのだと思います。

【ポイント3】
関東馬が妙味あり?

→これは愛知杯に限らず
中京のレース全てに言える
ことですが、中京のレースで
新聞で予想印を付けるのは
関西所属のトラックマンが
ほとんど。ゆえにどうしても
「地元」の関西馬に対する
印が(普段取材している
厩舎への忖度もあって)甘く
なるいっぽう、関東馬の
印は薄くなります。

しかし、中京は関東からの
輸送も非常に至便なため
「西」の競馬場のワリに、
「勝負気配の強い&実力が
ある関東馬が多く参戦する」
東西拮抗の場でもあります。

よって、関東馬の人気が
(馬の実力のワリに)
それほど上がらないものの
好走頻度はソコソコ高く、
しかも好走すると妙味も
ついてくるワケです。

近2年の当レースで
3着以内に好走した関東馬は
3頭いましたが、人気順は
6・8・10。妙味十分でした。
(ちなみに、関西馬3頭の
人気順は1・4・5)

中京でめぼしい関東馬が
見当たれば、積極的に狙う。
使える「中京セオリー」の
ひとつです。

以上3点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。