『シルクロードSの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「シルクロードS」の
穴馬探しをお届けします。

シルクロードSは
1/28(日)に
京都で行われる
G1高松宮記念への
ステップレースです。

昨年はセカンドテーブルを
単独推奨。何とか3着に
残してくれました。
(7番人気)

つまり、このレースに
ついても根岸Sと同様、
昨年に当欄で記した予想法が
ほぼ間違っていなかったと
言えますので、昨年に当欄で
お伝えした内容も引き続き
用いつつ話を進めていきます。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えしましょう。

【ポイント1】
とにかく4歳馬が走らない

→当レースの「キモ」です。
近10年の馬齢別・成績を
診てください。

4歳  複勝率 9%  1.2.0.29
5歳  複勝率34%  4.3.4.21
6歳  複勝率26%  4.3.3.29
7歳上 複勝率11%  1.2.3.49

なんと、4歳馬だけが
複勝率が10%以下です。
こんなに「明け4歳馬」が
ダメな重賞も珍しい。

2015年には1番人気だった
4歳馬エイシンブルズアイが
9着に沈みましたし、昨年も
セイウンコウセイこそ
何とか2着に走ったものの
2番人気ソルヴェイグは
6着に敗れています。

ちなみに、4歳馬で好走した
3頭のうち2頭が「1番人気」。
(12年のロードカナロア、
14年のレディオブオペラ)

つまり当レースの
4歳馬=人気になるのに
あまり走れていない、
とも言えます。

明け4歳馬が期待値込みの
不当に重いハンデを
背負わされている側面も
あるのでしょうし、経験の
乏しい明け4歳馬にとって
この時期の京都の荒れ馬場は
なかなかツラい、という
ことなのかもしれません。

ともあれ、さすがにこれほど
ハッキリした傾向が出て
いるからには、当データを
しっかり気にしておくほうが
いいでしょう。

【ポイント2】
ミスプロ持ちの馬が
非常に強い

→下記のように、近5年の
好走馬15頭のうち12頭が、
父か母父にミスプロの血を
持つ馬でした。昨年は
該当馬のワンツースリー!

また15頭のうち14頭が
血統組成内のどこかに
ミスプロの血を持っていました。

13年1着 ドリー  母父ミスプロ系
13年2着 ダッシ  母父ミスプロ系
13年3着 メイシ  母父ミスプロ系
14年1着 ストレ
14年2着 レディ  母父ミスプロ系
14年3着 リトル  母父ミスプロ系
15年1着 アンバ   父ミスプロ系
15年2着 サドン   父ミスプロ系
15年3着 セイコ 母母父ミスプロ系
16年1着 ダンス   父ミスプロ系
16年2着 ローレ 母母父ミスプロ系
16年3着 ワキノ   父ミスプロ系
17年1着 ダンス   父ミスプロ系
17年2着 セイウ   父ミスプロ系
17年3着 セイウ   父ミスプロ系

一本調子的なスピード、
そして京都の荒れ馬場にも
対応できるパワーの両方が
求められるレースですから、
まさにその両面に非常に
適応度の高い「ミスプロ」の
血を持つ馬が多く台頭して
いるのでしょう。

【ポイント3】
今年は、例年以上に
「内有利」となる?

→近10年の当レースの
枠別成績は下記のとおり。
内枠>外枠です。7・8枠の
馬は勝っていません。

1・2枠 5.4.1.28 複勝率26%
3・4枠 2.2.4.31 複勝率21%
5・6枠 3.0.3.34 複勝率15%
7・8枠 0.4.2.35 複勝率15%

開幕して何週か消化した
京都の芝は、この週から
Bコースに替わります。

Bコースに替わると「また
少し内有利になる」のが
いつもの傾向ですが、
珍しくAコースの最内部が
荒れていた今年の場合は
「荒れた内が保護される」
ことになりますので、
例年以上に内有利の現象が
現れてくるかもしれません。

【ポイント4】
最近は「ハンデが重い馬」の
ほうが走る

→近10年の当レースにおける
斤量別・成績を診てください。

52キロ以下 複勝率 0%  0.0.0.11
53キロ   複勝率18%  0.0.3.14
54キロ   複勝率13%  1.2.2.34
55キロ   複勝率24%  3.2.1.19
56キロ   複勝率22%  1.3.3.25
57キロ   複勝率22%  3.2.1.21
58キロ以上 複勝率43%  2.1.0.4

※55キロには「55.5キロ」を、
  56キロには「56.5キロ」を、
  57キロには「57.5キロ」を
 それぞれ含む

このように、54キロ以下の
恵まれた軽ハンデを貰った
馬よりも、55キロ以上の
ハンデを背負った馬のほうが
好走率が明らかに高めです。

昨年も55キロ以上の馬で
ワンツースリー。これで
6年続けて55キロ以上の
馬でワンツー決着しています。

ここ数年は、実積上位馬の
ハンデが明らかに甘くなって
いますから、ハンデ上位馬が
平気で走れるケースが増加中。
当レースも、例外では無いと
いうことなのでしょう。

以上4点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。