『きさらぎ賞の穴馬探し予想PART2』シベリアン

引き続き「きさらぎ賞」の
穴馬探しをお伝えします。

前回のPART1記事では、
きさらぎ賞の考察にあたって
注目したい「血統」などに
ついて記しました。

今回は、その他のポイントを
記していきましょう。

【ポイント2】
「前走の距離」に注目

→近10年の当レース出走馬の、
「前走の距離別・成績」を
診てください。

1600m以下   複勝率22%  3.0.5.29
1800m     複勝率32%  1.6.2.19
2000m     複勝率35%  6.4.3.24

このように前走の距離が
長い馬ほど、好走確率が
高くなっています。
特に勝利数では2000m戦を
直前で使ってきた馬が断トツ。

スローで流れるレースゆえ
本来「距離分のスタミナ」は
不要なハズですが、この
きさらぎ賞は相当なスローで
流れるケースが多く、しかも
実戦経験の浅い3歳早期の
レースですから「前走の
長めの距離のレースで
スロー戦を経験してきた」
履歴が効くのでしょう。

ちなみに芝1800m以上で
3着以内に好走した実績が
無かった馬は、2011年に
ジャスタウェイが4着に
敗れました(3番人気)し、
2015年もサトノルパンが
6着(3番人気)に敗退。
あのオルフェ-ヴル&
アッシュゴールドの兄弟も
共に連対を外す(2011・
2015年)など、結果を
あまり出せていません。

前走の距離の「長さ」と、
今回の距離での「実績」を
チェックしたい一戦です。

【ポイント3】
「新馬戦勝ち」直後の馬は
苦しい

→近10年のきさらぎ賞に
出走した全馬の「前走の
クラス」別の成績を診て
ください。

重賞    4.0.4.24  複勝率25%
オープン  2.0.0.8    20%
500万下  3.8.3.25   36%
未勝利戦  1.2.3.8    43%
新馬戦   0.0.0.8    0%

このように複勝率で診ると
成績が良いのは、前走で
「格下」の未勝利戦、
500万を使っていた馬。

特に前走「未勝利戦」勝ちで
好走した6頭は下記のように
いずれも低人気でした。

10年1着 5番人気  ネオヴァンドーム
10年3着 6番人気  ステージプレゼンス
11年2着 8番人気  リキサンマックス
12年3着 2番人気  ベールドインパクト
13年2着 5番人気  マズルファイヤー
14年3着 6番人気  エイシンエルヴィン

未勝利戦を勝ってきた馬=
人気的にナメられる傾向が
強く、穴の「狙いどころ」と
化しますのでぜひ注目したい
履歴といえましょう。

逆に、前走新馬勝ちの馬は
(0.0.0.8)と全滅。

前走「新馬戦」勝ちも
「未勝利戦」勝ちも、あまり
変わらないように見えますが
前走新馬勝ち=キャリア1戦、
前走未勝利勝ち=キャリアが
すでに2戦以上の「違い」が
あります。その実戦経験数の
違いが活きてくる、という
ことなのかもしれません。

今年も1戦1勝馬は推奨馬と
して扱わない予定です。

【ポイント4】
逃げ馬に要注意

→近10年の当レースで
逃げた馬は(1.3.0.6)、
複勝率40%と大健闘。

しかも、逃げて連対した
その4頭の人気順は
「1・8・5・1」。つまり、
人気の逃げ馬だけでなく
穴も出しています。

一昨年も8番人気馬が
逃げて掲示板に残って
いますし、近10年以前の
2007年もアサクサキングスが
粘りきって勝利。

前述した「ディープの
瞬発力とキレ」と互角に
対峙できている要素=
強靭な先行力、なのです。

以上4点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

PART3・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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