『クイーンCの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「クイーンC」の
穴馬探しをお届けします。

次週末は、土・日・月の
「3日間開催」となります。

クイーンCは
2/12(月・祝)に
東京マイルで行われる
3歳牝馬限定の重賞です。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えしましょう。

【ポイント1】
とにかくローテーションが
詰まった馬が走らない

→当レースの「キモ」です。
当レース出走馬の近10年の
ローテーション別・成績を
診てください。

中2週以下 複勝率 3% 0.0.1.33
中3週   複勝率24% 2.3.1.19
中4週以上 複勝率24% 8.7.9.76

このように、前走からの
間隔が「中2週以下」と
詰まった馬が大苦戦して
います。

昨年も「中4週以上」の馬が
掲示板を独占しました。

まだ体もきっちりデキて
おらず、実戦を使うごとの
消耗も大きいのがこの時期の
3歳牝馬ですから、しっかり
レース間隔をとって体調を
整えたうえで出走してきた
馬に「アドバンテージ」が
発生しているのでしょう。

【ポイント2】
「距離延長馬」も
サッパリ走らない

→当レース出走馬の
近10年の「前走距離別」
成績は下記のとおり。
前走から距離を延ばして
きた馬が不振です。

前走から距離延長 複勝率 6% 0.1.1.30
前走もマイル出走 複勝率23% 7.9.9.86
前走から距離短縮 複勝率27% 3.0.1.11

道中スローで流れるとはいえ
「距離ぶん以上のスタミナが
要るタフな舞台」と言われる
東京マイルコースですから、
前走でマイルより短い距離を
使っていた「短距離志向が
強い」ような馬が距離延長で
ココに臨んでも、なかなか
厳しい面が多いのでしょう。

【ポイント3】
「速い上がり時計」で
勝ってきた馬を狙いたい

→クイーンCは「スローからの
よーいドン」になりがち。
ペースUPの地点も遅めです。

そのため、とにかく直線勝負。
直線部を速い脚で駆け抜ける
ことが肝要となります。

しかも実戦経験が少なめの
3歳戦…ということで、
クイーンCでは「それまでに
既に速い上がりを繰り出して
勝った事がある馬」が毎年の
ように好走しています。

実際に近5年のクイーンCで
3着以内に好走した全16頭の、
「クイーンC以前に
出走馬中3位以内の速い
上がり脚を使ったレースに
限った成績」を診てください。

12年1着 ヴィルシーナ(2)2.0.1.0
12年2着 イチオクノホ(1)2.0.0.0
12年3着 エクセラント(6)1.0.0.0
13年1着 ウキヨノカゼ(4)1.0.0.0
13年2着 スイートサル(3)1.0.1.1
13年3着 イリュミナン(2)1.0.0.1
13年3着 ジーニマジッ(8)1.0.1.0
14年1着 フォーエバー(1)2.0.0.0
14年2着 マジックタイ(3)2.1.0.1
14年3着 ニシノアカツ(5)1.1.0.0
15年1着 キャットコイ(2)2.0.0.0
15年2着 ミッキークイ(3)1.1.0.0
15年3着 ロカ    (1)1.0.0.0
16年1着 メジャーエン(1)2.0.0.0
16年2着 フロンテアク(7)1.2.0.1
16年3着 ロッテンマイ(6)0.0.0.0
17年1着 アドマイヤミ(1)1.2.0.0
17年2着 アエロリット(5)1.1.0.0
17年3着 フローレスマ(2)1.2.0.0

(カッコ数字)は人気順

このように16頭中15頭が、
クイーンC以前に最低1度は
「出走馬中3位以内の速い
上がり脚」で勝った経験が
ある馬でした。

逆に、クイーンC以前に
「出走馬中3位以内の速い
上がりで勝った経験」が
1度も無かった馬は、例えば
12年に3・5番人気馬が
9着・6着に凡走していますし、
15年も4番人気馬が大敗して
います。

「速い上がりで勝ってきた
履歴」をチェックする。
単純ですが、当レースの
予想作業における大事な
出発点です。

【ポイント4】
関西馬の勝負気配に注目

→当レース出走馬の
近10年の所属別成績は
下記のとおり。関西馬が
優勢です。

関西 3.2.4.24 複勝率27%
関東 7.8.6.95 複勝率18%

地元関西で桜花賞へ向けた
トライアルが組まれている
にもかかわらず、あえて
この時期に東京へ遠征して
くる=「好勝負になると
判断している」からこそ、
でしょう。勝負気配が
高いのが当レースにおける
関西馬と言えそうです。

以上4点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。