『天皇賞・春の穴馬探し予想PART2』シベリアン

 

引き続き「天皇賞・春」の
穴馬探しをお届けします。

PART1では、当レースに
おけるハーツクライ産駒の
取捨ポイントなどについて
記しました。

今回は、他の当レースの
ポイントを記していきます。

【ポイント3】
「4コーナー先頭」馬が
すごく強い

→タイトルどおり。
春天は、4角地点で「前」に
いる馬がそのまま押し切る
シーンが多いレースです。

実際に、近10年の春天で
馬券に絡んだ30頭の4角での
位置取りは下記のとおり。

(左から、各年の
1着馬・2着馬・3着馬の
4角位置です)

08年 5・3・2
09年 4・4・7
10年 5・1・2
11年 6・8・1
12年 1・5・12
13年 2・2・4
14年 5・8・10
15年 4・10・1
16年 1・3・9
17年 1・3・5

ちなみに、上記30頭の
4角位置の平均数値は
4.4とかなり若い数字。

4角先頭馬も10年中6年で
馬券に絡んでいます。

じつは、4角地点ですでに
半分は決着がついている
レースと言えるのです。

近年の当レースは、
残り約1000mから全馬が
同様のタイミングで長めの
スパートを仕掛けあう展開が
多めですが、馬場状態が良い
ため前からスパートした馬が
直線で止まりづらく、後ろの
馬が直線で前を捕まえるのは
骨が折れるため、このような
現象が起こっています。

馬場自体は差しがソコソコ
効いていた昨年でも、この
春天だけは差しが効かず
4角1・3・5番手の3頭で
ワンツースリーしました。
馬場不問の当傾向と診ます。

【ポイント4】
関東馬も頑張れるレース

→近10年の東西所属別成績は
下記のとおり。関東馬の好走も
比較的多いレースです。

関東馬 複勝率16% 4.2.1.36
関西馬 複勝率17% 6.8.8.105。

【ポイント5】
「日経賞組」の取捨は…

→前走日経賞出走馬の場合、
その時に連対していた馬と
3着以下だった馬では、
下記のように春天での成績に
大きな差が生じています。

★前走の日経賞で
 連対してきた馬  複勝率44% 2.3.2.9

★前走の日経賞で
 3着以下だった馬  複勝率3% 1.0.0.35

日経賞のレースレベルを
鑑みると、日経賞経由馬の
場合は最低連対を果たして
きた馬でないと、そもそも
春天では厳しいのでしょう。

【ポイント6】
高齢馬は苦しいレース

→近10年の馬齢別成績は
下記のとおり。高齢馬が
多い目下の長距離界ですが
基本的に当レースで高齢馬は
苦戦しています。他世代は
ほとんど差はありません。

4歳  複勝率21% 3.1.5.35
5歳  複勝率20% 4.5.1.39
6歳  複勝率21% 3.2.2.26
7歳超 複勝率 8% 0.2.2.44

ちなみに馬券圏に好走した
7歳超の4頭全て、それまでに
G1で連対した実績をすでに
持っていました。高齢馬の
取捨ラインといえそうです。

以上6点を鑑みた上で
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

PART3・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。