『京都新聞杯の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「京都新聞杯」の
穴馬探しをお届けします。
京都新聞杯は、土曜に
京都芝2200mで行われる
3歳限定重賞です。
ダービーが目前に迫る時期。
当レースは、ダービーへの
最終東上便と言われています。
2013年には、キズナが
当レースを勝ちダービーもV。
早速、京都新聞杯の
ポイントをお伝えしましょう。
【ポイント1】
前走で、ようやく
勝ち上がったばかりの馬では
さすがにキツい
→近10年の当レースの
前走別・成績を診てください。
前走で「未勝利戦」を使って
きた馬が当レースでまったく
通用していません。
重賞 複勝率30% 4.2.4.23
オープン特別 複勝率30% 0.2.1.7
500万 複勝率21% 6.6.4.57
未勝利戦 複勝率 2% 0.0.1.34
前走で未勝利戦を使って
きた馬=つまり、前走で
ようやくデビュー初勝利を
あげた馬となりますが、
さすがにココまで初勝利が
遅れた馬では、各馬が
ダービー行きをガチンコで
目指すシビアな当レースでは
なかなか通用しない、と
いうことなのでしょう。
なお、前走500万出走馬が
健闘しているのも特徴。
連対馬20頭のうち12頭を
前走500万組が占めます。
しかも12頭のうち5頭が
「4番人気以下」。妙味も
しっかり連れてきています。
【ポイント2】
外枠馬に出番ナシ
→毎年、12番枠から外枠の
馬が全然好走できません。
近10年の当レースの枠別の
成績を診てください。
下記のように1頭も連対ナシ。
11番枠から内 (10.10.8.82)複勝率25%
12番枠から外 (0.0.2.41) 複勝率 4%
この時期の京都は高速馬場。
芝の状態が良いですし、
まして前週のG1(春天)に
向けて丹念に馬場が整備された
直後でもあります。
しかもココは道中がスローに
なりますから、道中で外の馬が
内へ潜り込むことも厳しい。
ということで、当レースは
(外々を回らされる可能性が
高い)外枠があたると厳しい
状況となっています。
【ポイント3】
「距離短縮組」の
連絡みに注目
→このレースは「前走から
距離を短縮してきた馬」が
連に絡む確率が高いのが
特徴です。
近10年の前走距離別・成績を
診てください。
前走から距離短縮 勝率11% 連対率19% 複勝率19% 3.2.0.21
前走から距離延長 勝率 5% 連対率11% 複勝率18% 6.7.8.94
——————————
前走と同距離 勝率 8% 連対率16% 複勝率33% 1.1.2.8
このように、複勝率は
さほど変わりありませんが
勝率・連対率は距離短縮組が
好アベレージを残しています。
道中スローで上がり勝負に
なる当レースとはいえ、
さすがはダービーをめざす
ガチンコ戦。その中身は
じつは「前走で長めの距離を
使ってきたことが活きる」
ほどスタミナも要している、
ということなのでしょうか。
【ポイント4】
キャリア4戦は欲しい
→このレースは毎年、
キャリア3戦以下の馬が
ほとんど好走できません。
近10年の当レースの
キャリア別成績は下記の
とおり。
キャリア2戦下 複勝率 7% 0.1.0.12
キャリア3戦 複勝率 9% 0.1.1.19
キャリア4戦 複勝率13% 0.0.3.19
キャリア5戦 複勝率37% 7.2.3.20
キャリア6戦 複勝率25% 1.4.2.20
キャリア7戦超 複勝率13% 2.2.1.33
前述したように
スローとはいえダービーを
めざすシビアなガチンコ戦。
そこそこのキャリアを経て
「デキている」馬でないと
厳しい面はあるのでしょう。
以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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