『マ-メイドSの穴馬探し予想PART2』シベリアン

引き続き「マ-メイドS」の
穴馬探しです。

PART1では、当レースの
荒れ傾向などについて
記しました。

今回は、他の当レースの
ポイントを記していきます。

【ポイント3】
前走「ヴィクトリアマイル」
出走馬は危ない

→当レースは、前走で
G1ヴィクトリアマイルに
出走していた馬が不振です。

2010年以降、
ヴィクトリアマイル→
マ-メイドSのローテーションを
組んできた全14頭の、
マーメイドSでの成績を診て
ください。

10年 4着 ニシノブルーム  (1番人気)
10年 5着 ヒカルアマランサ (2番人気)
10年 6着 ムードインディゴ (10番人気) 
10年10着 コロンバスサーク (7番人気)
10年13着 ブラボーデイジー (5番人気)
11年 2着 ブロードストリー (7番人気)
11年10着 ディアアレトゥー (10番人気)
12年11着 アニメイトバイオ (6番人気)
13年 3着 アロマティコ   (1番人気)
13年 9着 エーシンメンフィ (5番人気)
14年 3着 フ-ラブライド  (1番人気)
15年15着 バウンスシャッセ (5番人気)
16年 4着 シュンドルボン  (1番人気)
16年11着 メイショウマンボ (12番人気)
17年10着 リ-サルウェポン (10番人気)

一昨年は1番人気の
シュンドルボンが
当法則に乗っ取って(?)
きっちり4着に凡走。

そのシュンドルボンも
含めて1番人気馬が4頭も
いながら、上記15頭の
合計成績は(0.1.2.12)。

とても、前走で格上の
GIレースに出走した馬の、
夏競馬G3での成績とは
思えないほど低調です。

しかも「前走でGIに
出走した」格上的な印象が
効いて、マ-メイドSでは
人気に推されるケースが多々。

しかし、その高い人気ほど
ヴィクトリアマイル経由馬は
好走しないのです。

GIヴィクトリアマイルの時に
すでに「目イチ仕上げ」が
施されており、マ-メイドSの
時にはすでに体調のピークを
過ぎていることが多く、その
高い人気ほど信頼をおけない、
ということなのでしょう。

【ポイント4】
今年は前が残る年?

→当レースが13頭立てより
少ない頭数で行われた年は
下記のように差し追込馬が
多く台頭していました。

07年1着馬 先行
   2着馬 差し
   3着馬 追込
08年1着馬 差し
   2着馬 逃げ
   3着馬 差し
11年1着馬 差し
   2着馬 差し
   3着馬 追込
17年1着馬 先行
   2着馬 差し
   3着馬 差し

逆に16頭だてフルゲートで
行われた年の多くは
「逃げ先行馬」が台頭して
決着しています(15年は
差し決着でしたが)。

09年1着馬 逃げ
   2着馬 先行
   3着馬 差し
10年1着馬 先行
   2着馬 逃げ
   3着馬 先行
15年1着馬 追込
   2着馬 早マクリ
   3着馬 差し

もともと速く流れやすいため
小回りのワリに差しが届く
阪神芝2000mですが、
当レースに関しては少頭数の
年ほど、差し傾向が顕著。

逆に多頭数になると、後ろに
いる馬が前を捕まえきれない
結果が増えています。

狭い内回り、タフな展開の
中でしかも「多頭数」では、
牝馬が後ろから捌くのは
カンタンではないのか
しれません。

今年は、多頭数戦が濃厚。
「前」の馬に要注目…と
いうことになりそうです。

【ポイント5】
軽ハンデ馬に要注意

→当レースは軽ハンデ馬が
しばしば走るのが特徴です。
14・16年に51キロ以下の
軽ハンデ馬が2着好走。

当レースは2006年から
ハンデ戦になりましたが
それ以降、51キロ以下の
軽ハンデ馬8頭が馬券圏に
好走しています。

ドングリの背比べ的な
メンバーのレースですから、
下級条件戦で好走してきた
ばかりの軽ハンデ馬、
前走のオーブンで凡走した
軽ハンデ馬が、その軽い
ハンデを存分に活かして
好走することが多いレース、
ということなのです。

以上5点を鑑みた上で
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

PART3・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。