『函館記念の穴馬探し予想PART2』シベリアン
引き続き「函館記念」の
穴馬探しです。
PART1では、当レースの
前走別成績の傾向について
記しました。
今回は、他の当レースの
ポイントを記していきます。
【ポイント2】
昨年は「休み明け」の
馬がワンツースリー
→前回のPART1原稿で、
巴賞から中1週で使って
くる馬の不振ぶりを
ご紹介しましたが、逆に
昨年は「休み明け」の
馬がワンツースリー。
そもそも、函館記念は
休み明けで使ってくる馬が
少ないレースでしたが、
休み明けの馬でも走れる
ことを昨年の好走馬3頭が
証明しました。
当レースを休み明けで
使ってくる馬=北海道の
牧場で休養後に函館または
札幌に直接入り、出走へ
向けての調整を施される
パターン。
つまり北海道~本州の
長距離輸送を経ずに
レースに使われますから
馬が本当にフレッシュで、
(輸送の不安が堪える
夏のこの時期だけに特に)
状態面のアドバンテージを
活かせるのかもしれません。
もちろん、放牧先での
調整技術の向上は言うまでも
ありませんが。
【ポイント3】
外枠馬が大苦戦
→近10年(札幌開催の
2009年除く2007年以降)の
当レースの枠別・成績を
診てください。
1枠 複勝率19% 0.1.2.13
2枠 複勝率44% 3.2.2.9
3枠 複勝率24% 4.0.0.13
4枠 複勝率29% 2.2.1.12
5枠 複勝率18% 0.2.1.14
6枠 複勝率11% 0.1.1.16
7枠 複勝率12% 0.1.1.15
8枠 複勝率 6% 0.0.1.17
「内枠>外枠」の傾向が
非常に極端です。
勝っているのは4枠から
内の馬。そして6枠から外…
特に8枠の成績が冴えません。
函館はこの函館記念週から
Bコースに替わりますから
内を通れる馬が有利になる→
内枠馬が有利になっている
面もあるのでしょうが
そもそも、この枠傾向=
函館記念に限った話では
ありません。すべての
函館芝2000m戦で同様の
「内枠>外枠」の傾向が
出ています。
独特の小回りトラックゆえ
外枠馬が「流れナリ」に
走ってしまうと不利な
外々を回らさてしまうこと、
実力馬でないとなかなか
外からはマクりづらい
コーナー形状になっている
ことなど、外枠馬に不利な
条件が多いことが当傾向に
繋がっているのでしょう。
【ポイント4】
4歳強し
→近10年(札幌開催の
2009年除く2007年以降)の
当レースの馬齢別・成績を
診てください。4歳馬が
圧倒的な好アベレージ。
3歳 複勝率25% 0.0.1.3
4歳 複勝率47% 2.3.2.8
5歳 複勝率21% 3.2.3.31
6歳 複勝率14% 2.1.3.37
7歳超 複勝率16% 3.4.1.43
【ポイント5】
「上がり最速」に
あまり意味ナシ
→コース形態などから
スローからよーいドンの
瞬発力勝負に、めったに
ならない当レース。
よって「上がり最速」を
たたき出しても届かない
ケースが多く、あまり
意味がありません。
実際に近10年(札幌開催の
2009年除く2007年以降)の
上がり最速馬は(3.0.2.5)。
平凡な成績です。
【ポイント6】
牝馬苦戦
→近10年(札幌開催の
2009年除く2007年以降)で
牝馬が(0.1.0.7)と苦戦。
夏は牝馬が強い、滞在競馬は
牝馬に向くと言われますが、
当レースはタフな流れに
なり、牝馬向きの軽い質の
レースにならない事が、この
傾向を生んでいるのでしょう。
以上6点を鑑みた上で
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。
PART3・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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