『激走穴馬の見抜き方と連対率67%の軸馬の探し方』田中洋平

 

2018年の七夕賞はメドウラークが勝利しました。

 

単勝100.8倍で12頭立ての11番人気、

そして7歳馬です。

 

しかも近走成績が、

 

前走 米子S 11着

2走前 六甲S 7着

3走前 大阪城S 8着

4走前 チャレンジカップ 8着

 

と凡走続き。

 

4走前のチャンレジカップはG3ですが、

それ以降はオープン特別ですから、

さすがに今回のG3七夕賞は厳しいだろう!

というのが普通の感覚だと思います。

 

そう考えた人が多かったから、

単勝万馬券になるほど人気がなかった訳ですしね。

 

ところが、

メドウラークにも勝ち負けできるチャンスがある!

ということをあなたが知っていたらどうでしょう?

 

億万長者のチャンス到来ですよね。

 

そのヒントを知りたいですか?

 

では教えましょう。

 

それは近走成績をまったく無視しして予想をすること。

 

です。

 

メドウラークの近走成績を見て、

この馬は走りそうだなー!と思えるのは天才か変人だけでしょう。

 

前走 米子S 11着

2走前 六甲S 7着

3走前 大阪城S 8着

4走前 チャレンジカップ 8着

 

これですからね。

 

だから近走成績をみるのは無意味。

 

近走成績はサッパリ無視をして、

騎手、調教師、コース適性、調教、馬の調子など

他の視点から予想をするのです。

 

そうすることで、

オッズに影響されることなく高配当が狙えます。

 

なぜなら人気やオッズの大半は、

近走成績、とくに前走成績から形成されるからです。

 

競馬はその他大勢、

最大数を誇る与党に入ったら負けるゲームですからね。

 

すぐに下野しましょう。

 

99%の人 → メドウラークは無理 → ハズレ

1%の人 → メドウラークはチャンスあり → アタリ

 

これが今回の七夕賞の真実です。

 

という私もメドウラークが勝つとは見抜けなかった

99%側の人間なのですが、

あくまでも考え方ということで例に挙げています。

 

では例えついでに、

どうすればメドウラークの激走を予見できたのか?

 

また2着馬マイネルサージュの好走も

ついでに予見できる考え方を紹介してみましょう。

 

それはズバリ!多頭出しです。

 

・橋田満厩舎

4番 メドウラーク

10番 レイホーロマンス

 

・サラブレッドクラブ・ラフィアン

3番 マイネルフロスト

5番 マイネルサージュ

11番 マイネルミラノ

 

多頭出しは人気薄を狙え!という格言がありますが、

これなら七夕賞の万馬券を獲れます。

 

なんでメドウラークは激走したのだろうか?

と復習をしていた気づいた多頭出しなので、

完全に後出しジャンケンですが、

勝ち組に入るための考え方は間違っていないと思います。

 

人と同じことをしていては勝てない。

 

これはどの世界でも同じことなので、

馬券予想もメジャーな情報を使うのではなくて、

あまり他人が使っていないマイナーな情報が良さそうです。

 

メドウラークのような馬の激走を見抜けるように、

自分流のマイナー情報予想を考えてみましょう。

 

近走成績をみるのは無意味。

 

これが穴馬派のセオリーです。

 

では反対に本命派はどうすれば良いのか?

 

本命派も近走成績は無視でOKなのか?

 

答えはノーでしょう。

 

本命馬券のキモは回収率ではなく、的中率です。

 

いかに無駄な馬券を買わないようにするか、

ハズレ馬券を買わないようにするか、

これに尽きるのではないかと思います。

 

ということは、

今回の好走率に直結する前走成績は、

最重要項目になるでしょう。

 

今回1番人気の前走着順別の連対率を列記すると、

 

前走1着 51%

前走2着 53%

前走3着 50%

前走4着 49%

前走5着 48%

前走6着以下 45%

 

このように前走2着の馬が最強。

 

前走1着の馬は今回昇級戦になることが多いので、

前走2着馬より低い連対率になっています。

 

さらに同じ前走2着馬でも、

 

前走1番人気 56%

前走2番人気 55%

前走3番人気 53%

前走4番人気 42%

前走5番人気 50%

前走6番人気以下 47%

 

前走の人気順位が違うと、

今回の信頼度が違ってきます。

 

つまり前走1番人気で2着だった堅実馬と、

前走6番人気以下から2着に飛び込んだ馬では、

連対率10%近い違いがあるのです。

 

さらに前走1番人気で2着だった馬でも、

 

・芝の場合

前走上がり1~2位の馬 連対率62%

前走上がり3位以下の馬 連対率52%

 

・ダートの場合

前走脚質が逃げの馬 連対率64%

前走脚質が逃げ以外の馬 連対率55%

このように芝なら切れ味、

 

ダートなら前に行ける能力を前走で発揮した馬ほど、

今回の好走率が高くなるのです。

 

このように前走の良い部分を積み上げて

本命派は的中率をアップさせるイメージですね。

 

本命派は前走成績重視

穴馬派は前走成績無視

 

ということでしょう。

 

ちなみに、

 

今回1番人気

前走1番人気で2着

今回芝なら前走上がり1~2位の馬

今回ダートなら前走脚質が逃げの馬

 

この条件をクリアした馬の今回連対率は62%になります。

 

ここから今回のテクニカル6で分類すると、

 

パターン4~6 連対率67%

パターン1~3 連対率53%

 

このようになります。

 

テクニカル6は、

パターンが6に近づくほど上位人気の信頼度がアップするので、

軸馬の取捨選択に最適なツールになります。

 

連対率67%ということは

3回に2回は連対するので、紐馬選び次第でいい感じになるでしょう。

 

本命派の人は、

ぜひテクニカル6を参考にしてくださいね。

 

テクニカルの詳細はこちら

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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