『レパードSの穴馬探し予想PART1』シベリアン

 

「レパードS」の
穴馬探しをお届けします。

レパードSは
8月5日(日)に新潟の
ダート1800mで行われる
3歳限定の重賞です。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
「JRAのダートの
トラック1周コース」で
勝った実績が欲しい

→まず、レパードSの
鉄板法則からご紹介します。

下記は、過去全9回の
当レースで3着以内に
好走した全27頭の
「レパードSを迎える
前までの、JRAダートの
トラック1周競馬での
成績」です。

09年1着 トラン 3.0.0.0
09年2着 スーニ 1.0.0.0
09年3着 スタッ 2.4.1.2
10年1着 ミラク 3.0.0.0
10年2着 グリッ 2.4.0.0
10年3着 ソリタ 3.0.0.1
11年1着 ボレア 2.3.0.0
11年2着 タカオ 3.0.0.1
11年3着 タナト 1.1.2.3
12年1着 ホッコ 2.0.1.2
12年2着 ナムラ 3.0.1.0
12年3着 イジゲ 3.0.0.1
13年1着 インカ 3.0.1.2
13年2着 サトノ 3.0.1.1
13年3着 ケイア —-(出走ナシ)
14年1着 アジア —-(出走ナシ) 
14年2着 クライ 1.0.0.0
14年3着 ランウ 1.0.0.0
15年1着 クロス 3.0.0.0
15年2着 ダノン —-(出走ナシ) 
15年3着 タマノ 2.1.0.0
16年1着 グレン 2.1.0.0
16年2着 ケイテ 2.1.2.0
16年3着 レガ- 2.0.0.1
17年1着 ローズ 2.1.0.1
17年2着 サルサ 2.0.0.1
17年3着 エピカ 1.0.0.0

このように、上記27頭の
ほとんどがレパードSを
迎えるまでに、すでに
「JRAのダートの
トラック1周競馬で
勝った事がある」馬でした。

そして、たとえば昨年は
当傾向に該当しない=
「JRAのダートの
トラック1周競馬」で
勝った事がなかった
4・6・7番人気馬が
圏外に消えています。

レパードSは、まだ
実戦経験の浅い3歳馬に
よるレース。しかも
メンバーは粒揃いですし
ましてや新潟ですから
スピードもけっこう出ます。

そんな中、東京の
ダート1600m戦などとは
違ってトラックをクルッと
1周してくるワケですから、
まずは決着時計も速めの
「JRAダートコースでの
トラック1周競馬」での
好走実績が活きてくる、と
いうことなのでしょう。

当傾向に照らし合わせると
今年はエングローサ-、
グリムらが苦しいことに
なりますが…どうでしょうか。

【ポイント2】
基本は「JDD出走馬vs
古馬混合1000万経由馬」

→過去の全9年で3着以内に
好走した27頭のうち18頭が、
JDDか1000万を前走で使って
いた馬です。

特にJDD経由馬はかなり堅調。
過去全9回の当レースに
おける「前走別成績」を 
診てください。

1000万   (2.4.3.35)複勝率20%
JDD     (5.2.2.13)複勝率41%
ユニコーンS (2.0.0.11)複勝率15%
500万    (0.2.0.21)複勝率9%

また、500万勝ち直後の馬は
あまり信用できないことも
読み取れます。

たとえば3歳秋の菊花賞でも
「古馬混合の1000万を
勝ってきた馬が穴」などと
よく言われるように、夏や
秋の「3歳限定重賞」では
夏の古馬混合1000万で
好走した馬が即通用する
シーンが多め。

つまり、古馬混合1000万の
レベル=3歳限定重賞の
レベルなのです。
レパードSでも、その傾向が
顕著に現れています。

もちろん、レパードSは
ソコソコのメンバーが
揃いますから、G1のJDDを
経由してきた「格」自体も
活きやすいのでしょう。

【ポイント3】
キャリア5戦以下の馬は
厳しい

→全9年のキャリア別・
成績は下記のとおり。
キャリア5戦以下の馬は
まだ勝った事がありません。

4戦   0.1.0.13 複勝率7%
5戦   0.2.1.9  複勝率25%
6戦   3.2.3.11 複勝率42%
7戦   2.1.1.13 複勝率24%
8戦   2.2.1.11 複勝率31%
9戦以上 2.1.3.46 複勝率12%

そもそもが「キャリアの
浅い馬同士」の一戦ですから
少しでも実戦経験が多い
ほうが優位なのでしょう。

とはいえ、9戦以上を
すでに「使い倒して」
少し底が見えている?
馬でも厳しい印象です。
特にキャリア11戦以上は
(0.1.0.18)とサッパリ。

【ポイント4】
「単調なスピード」に長けた
米血スピード血統を狙いたい

→新潟ダート1800mは
JRA屈指の「逃げ先行馬が
断然有利」の特異コース。

軽快スピードで前へ行けば
コースレイアウトを味方に
そのまま押し切ることが
難しくない舞台です。
ペースに関わらず、行った
行ったの決着が頻繁に発生。

ゆえに、先行スピード&
馬力で粘り込むタイプの
馬が多い「バリバリの
米国ダート血統」の好走が
目立つ舞台でもあります。

レパードSも例外ではなく、
実際に過去好走馬の多くに
ヴァイスリージェントや
ミスプロ系など、米系の
ダート血統が父or母父 or
その両方に配されています。

【ポイント5】
調教情報に注意?

→最後に、これは今年だけの
注意事項になりますが、
今年の当レースに出走する
有力馬の一部は、今夏の
異例の暑さを考慮して
調教が手控えられています。

もちろん、それが奏功する
可能性も十分ありますが
今回はメンバーも揃う重賞。
しかも屈強なタイプが揃う
ダート戦です。手控えた
調教が裏目と出る可能性も
否定はできません。

経験不足の3歳馬同士の
レースですし、今年は
特に中間の調教情報の分析、
そして当日の気配チェックが
肝要になってくると診ます。

以上5点を鑑みた上で
今年の推奨馬を
会員様にお伝えします。

穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。