『ダリア賞の穴馬探し予想PART1』シベリアン

 

「ダリア賞」の穴馬探しを
お届けします。

ダリア賞は8月4日(土)の
新潟9R(予定)に行われる
2歳オープン特別です。

普段から週末に行われる
平地3重賞の展望を
お届けしている当欄ですが、
平地3重賞が施行されない週は
さらに別レースも取り上げて
展望をお届けしています。

次週末に行われる平地重賞は
レパードS・小倉記念の
2クラのみ。

そこで、今週は土曜の
新潟9R・ダリア賞の
展望もお伝えします。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
関西馬の遠征に要注意

→近10年の当レースの
東西所属別・成績を
診てください。

関西馬 6.1.4.7  複勝率61%
関東馬 4.9.6.59 複勝率24%
地方馬 0.0.0.9  複勝率 0%

このように、東西で
「ダブルスコア」超の
圧倒的な成績差です。

一昨年は唯一出走の関西馬・
リンクスゼロが勝ちましたし
昨年も、2頭出走の関西馬が
1・3着にダブル好走しました。

関西馬の「地元」である
中京・小倉でも2歳の
オープンが組まれているにも
かかわらず、輸送経験の
乏しいこの時期の2歳馬を
わざわざ新潟へ送り込む=
関東の手薄な相手関係や
1400mの距離面を吟味した
うえでの新潟遠征ですから
まずは「勝負気配」が強い、
ということ。

しかも、栗東→新潟は
輸送時間が短めですから
輸送経験の乏しい2歳馬でも
何とか対応ができる、と
いうことなのでしょう。

また、関西の新馬戦と
関東の新馬戦を勝ち上がって
きた馬には「レベル差」が
存在する(当然前者が上)と
いうシンプルなポイントが
当傾向に繋がっている面も
当然あるハズです。

ともあれ、ここまで極端な
成績差が現れていますから
関西馬は無条件で要マーク。
今年の出走馬にも何らかの
印を進呈します。

【ポイント2】
「馬ナリ」調教馬が強い

→タイトルどおり。
近4年の当レースで
馬券圏内に好走した馬の
最終追い切りの内容を
診てください。

14年1着馬 栗東坂路  馬ナリ
14年2着馬 栗東坂路  強め
14年3着馬 美浦ウッド 一杯
15年1着馬 美浦ウッド 馬ナリ
15年2着馬 栗東坂路  馬ナリ
15年3着馬 美浦ウッド 馬ナリ
16年1着馬 栗東坂路  馬ナリ
16年2着馬 美浦坂路  馬ナリ
16年3着馬 美浦ウッド 強め
17年1着馬 栗東坂路  末だけ強め
17年2着馬 調教ナシ
17年3着馬 栗東坂路  馬ナリ

このように12頭のうち
(末だけ強めの馬を
含めると)じつに8頭が
「馬ナリ」調教です。

ちなみに、近4年間の
全出走馬の最終追い切りの
「強さ別」成績は下記の
とおり。「馬ナリ」馬の
成績が抜けています。

馬ナリ  複勝率38% 4.2.2.13
強め   複勝率18% 0.1.1.9
一杯   複勝率17% 0.0.1.5
調教ナシ 複勝率20% 0.1.0.4

※調教ナシには地方馬を含む
※馬ナリには末だけ強めを含む

ダリア賞は「現時点での
完成度を競う」趣が強い
レース。ゆえに最終調教を
「もう体がデキているため
馬なりでサラッと追った」
ような馬のほうが、走れる
可能性が高いのでしょう。

また酷暑期の施行、かつ
実戦経験の少ない2歳馬の
レースで馬への負担も
大きい時期のレースですから、
直前の追い切りの負荷が
軽い方が本番で動ける面も
あるのかもしれません。

【ポイント3】
内枠馬不振

→近10年の当レース出走馬の
枠別成績を診てください。
1・2枠馬が大苦戦。

1・2枠 0.2.1.17 複勝率15%
3・4枠 5.2.2.15 複勝率38%
5・6枠 2.2.5.19 複勝率32%
7・8枠 3.4.2.23 複勝率28%

経験不足の2歳馬による
レース、しかもタイトな
内回りですから、内枠から
ポンとゲートを出れられば
いいのですが、少しでも
ゲート出が甘く内で包まれて
しまうと、その後の流れに
対応できず苦しくなる面も
あるのでしょう。

以上3点を鑑みた上で
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

PART3・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。