『北九州記念の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「北九州記念」の
穴馬探しをお届けします。
北九州記念は
8月19日(日)に
小倉芝1200mで
行われるG3重賞です。
早速、北九州記念の
ポイントをお伝えしましょう。
【ポイント1】
近10年で
8番人気馬が5勝をマーク
→逆に1番人気馬は1勝のみ。
まずは「荒れる重賞」と
定義してOKのレースです。
【ポイント2】
血統傾向に「偏り」あり
→北九州記念最大の特徴は
コレでしょう。近5年の
当レースで好走した15頭の
血統を診てください。
13年1着 ツルマルレ ◎
13年2着 ニンジャ
13年3着 バーバラ ◎■
14年1着 リトルゲル ◎■
14年2着 メイショウ ◎■
14年3着 カイシュウ ■
15年1着 ベルカント ■◇
15年2着 ビッグアー ◇
15年3着 ベルルミエ ◎■
16年1着 バクシンテ ◇
16年2着 ベルカント ◇
16年3着 オウノミチ
17年1着 ダイアナへ
17年2着 ナリタスタ ◇
17年3着 ラインスピ ◎■
◎=ミスプロ持ち
■=父か母父がダート血統
◇=父バクシンオー系
上記15頭中、12頭に
いずれかの印が付きました。
印が複数付いた馬も7頭。
昨年も、2・3着は
2ケタ人気の大穴でしたが
いずれも上記のように、
印が付いていた馬でした。
ともあれ、この3ポイントが
当レースの血統面において
大切であることが分かります。
「穴馬が人気馬を倒すための
ファクター」となっている
ことも、分かります。
北九州記念は毎年テンから
速く流れ、ラップが極端な
前掲になる=ダート短距離で
頻繁に見られる「なんとか
凌ぎあうタフな馬力勝負」の
ラップになるため、そんな
レースに強いミスプロの血を
備えた馬、ダート血統馬が
多く好走している、という事。
また、平坦で芝の状態が良い
時の短距離レースに抜群に
強いサクラバクシンオー系の
産駒もまだまだ頑張ります。
一昨年はワンツー、昨年は
ショウナンカンプ産駒が
大穴をあけました。
以上3要素のいずれか(または
複数)を備えている馬しか
ほとんど好走できないのが
北九州記念ですから、まずは
今年も、出走予定馬について、
血統内容をチェックしたいと
思います。
【ポイント3】
近年は「千直の激流」で
目を覚ましてきた馬に注目?
→近10年の当レース出走馬の
前走別・成績を診てください。
アイビスSD 3.2.3.41 複勝率16%
バーデンC 2.0.1.15 複勝率17%
CBC賞 1.0.3.24 複勝率 7%
函館スプリント 0.0.0.8 複勝率 0%
準オープン 1.6.1.20 複勝率29%
1000万 1.1.1.5 複勝率38%
近4年は、アイビスSDを
前走で使ってきた馬が
毎年連対中。ここへ来て、
「前走で千直の激流戦で
目を覚ましてきた馬」の
快走が目立つようになって
います。
また、準オープン組・
1000万組の「格下馬」が
ハバを利かせているのも
大きな特徴。この辺りは
「格より調子」の夏重賞の
特性がストレートに現れて
いると言えます。
【ポイント4】
前走で「速い上がり」を
マークした差し馬に注目
→近10年の当レースで
連対した「6番人気以下」の
穴馬9頭中6頭が、前走で
「上がり最速 or 準最速or
準々最速」をマークして
いた馬でした(着順不問)。
09年1着馬 8番人気 前走/上がり最速で4着
11年1着馬 8番人気 前走/上がり最速で7着
12年1着馬 8番人気 前走/上がり最速で1着
12年2着馬 12番人気
13年1着馬 6番人気 前走/準・上がり最速で8着
14年1着馬 8番人気
14年2着馬 13番人気
16年1着馬 8番人気 前走/準・上がり最速で3着
17年2着馬 14番人気
17年3着馬 15番人気 前走/準々・上がり最速で6着
前傾ラップになりがちな
当レースですから、昨年は
違いましたが基本的には
差し有利。人気薄の穴馬が
差して圏内に飛んでくる
ケースが目立ちます。
そして、たとえば13年の
ツルマルレオンのように
前走で速い上がりを出すも
展開に恵まれず、着外に
敗れていた馬の差しが、
北九州記念では一転して
届きやすい…ということ。
しかも前走で差し届かず
着順が大きくなった馬は、
北九州記念では人気を
下げますから馬券的にも
要注目、となるワケです。
【ポイント5】
牝馬に要注目
→近10年で牝馬が(6.5.5.55)、
複勝率23%。牡馬(4.5.5.82)、
複勝率15%と比べるとその差は
歴然です。牝馬が毎年馬券に
絡んでいます。
【ポイント6】
最内枠が苦戦
→近10年の「枠別」成績は
下記の通り。包まれやすい
最内枠のアベレージのみが
低調です。
1枠 複勝率 6% 1.0.0.17
2枠 複勝率21% 3.0.1.15
3枠 複勝率21% 0.2.2.15
4枠 複勝率30% 1.4.1.14
5枠 複勝率10% 2.0.0.18
6枠 複勝率20% 1.1.2.16
7枠 複勝率12% 0.2.1.22
8枠 複勝率23% 2.1.3.20
【ポイント7】
前走「1着馬」の勢いに
要注目
→近10年好走馬30頭のうち
およそ半数にあたる14頭の
前走が「1着」でした。
格に関係なく「前走で勝って
きた勢い」がそのまま
通用しやすい、いかにも
夏のローカル重賞らしい
傾向と言えます。
以上の7点を鑑みた上で
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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