『セントライト記念の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「セントライト記念」の
穴馬探しをお届けします。

次週末は、土・日・月の
3日間開催となります。

セントライト記念は
9月17日(月・祝)に
中山で行われる
菊花賞TRです。

早速、セントライト記念の
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
知られざる、
セントライト記念の
不変の傾向!

→セントライト記念以前に
非根幹距離(芝1800m+
芝2200m)のレースで
好走したことがない馬は、
セントライト記念で全く
好走できていません。

2011年以降の
セントライト記念に
「それまでに芝1800m+
芝2200mで3着以内に
好走したことが一度も
無かった」馬は
全部で24頭が出走して
いましたが、その24頭の
セントライト記念での
着順を診てください。

11年 6着 ラヴェルソナタ   0.0.0.1
11年 9着 ムスカテール    0.0.0.1
11年10着 ロイヤルクレスト  0.0.0.0
11年13着 ターゲットマシン  0.0.0.0
11年15着 クワイアーソウル  0.0.0.1 
12年12着 ソルレヴァンテ   0.0.0.1
12年15着 アートサハラ    0.0.0.0
12年16着 ボーイフレンド   0.0.0.2
13年 6着 バンデ       0.0.0.0
13年 7着 レッドルーファス  0.0.0.2 
13年 8着 サイモンラムセス  0.0.0.0
13年10着 マイネルマエストロ 0.0.0.2
13年11着 ヒロノプリンス   0.0.0.2
13年14着 イレブレイスブル  0.0.0.0
15年 5着 ベルーフ      0.0.0.1
15年 9着 グリュイエール   0.0.0.4
15年11着 タケルラムセス   0.0.0.0
15年14着 スモークフリー   0.0.0.0 
16年 8着 ピースマインド   0.0.0.1
16年10着 ステイパーシスト  0.0.0.0
17年 7着 サ-レンブラント  0.0.0.2
17年10着 ストロングレヴィル 0.0.0.1
17年13着 インペリアルフィズ 0.0.0.1
17年15着 ブラックロード   0.0.0.0 

※14年は新潟開催のため除く
※各馬のいちばん右は、
  セントライト記念の前までの
 「芝1800m+芝2200m戦」での戦績

このように上記24頭が
全て、セントライト記念で
4着以下に負けているのです!
掲示板に載った馬も15年の
ベルーフ1頭のみ。

昨年も、5番人気の
サ-レンブラントを
含めた「該当馬」4頭が
きっちり全滅しました。

つまり、セントライト記念=
これまでに「非根幹距離で
好走した実績がない」馬は
好走できない、というコト。

ラクではないコースが多い
非根幹距離レースの中でも、
とりわけタフなのが
中山の芝2200m。しかも
当レースの性質自体も
キツいですから、好走する
ためには非根幹距離レースで
好走した実積が最低一度は
ないとおハナシにならない、
ということなのでしょう。

ともあれ、まずは今年も
出走各馬の非根幹距離=
芝1800m+2200mでの
好走実績の有無チェックの
作業が予想作業の出発点と
なります。

【ポイント2】
ロベルト系vs
ステイゴールド

→セントライト記念は
ロベルト保持馬と
ステイゴールド産駒が
とにかくよく走ります。
しかも妙味も提供して
います。

2011年以降(新潟施行の
2014年は除く)の
馬券圏好走馬18頭の
父を診てください。

11年1着馬 ■ (6) 
11年2着馬
11年3着馬
12年1着馬 ■ (1) 
12年2着馬 ◆ (14)
12年3着馬
13年1着馬 ◆ (3) 
13年2着馬
13年3着馬
15年1着馬
15年2着馬 ◆ (9)  
15年3着馬 ■ (10)
16年1着馬 ◆ (1) 
16年2着馬 ◆ (2) 
16年3着馬
17年1着馬
17年2着馬
17年3着馬 ◆ (3)

◆=父or母父がロベルト系
■=ステイゴールド産駒
(カッコ数字)は人気順

上記18頭中、半数の
9頭に印が付きました。
つまり、毎年の好走馬の
半数は上記の血統傾向に
合致するということ。

しかも、8頭の人気順は
1・1・2・3・6・9・
10・14と妙味も十分。
当レースで穴を狙う場合も
この2種の血統筋に注目…
といえるワケです。

息を入れられるポイントが
少ない中山外回り2200m。
しかも当レースは平均的に
流れ、さらに最後に
ひと脚を使って加速する
シビアなラップになりがちで、
かつそのようなレースの
経験値が低い3歳馬による
レースですから、好走する
ためには相応のスタミナと
パワーが欲しいところ。

ゆえに、ロベルト系や
ステイゴールド産駒が
備えるスタミナ・パワーが
活きやすいのでしょう。
ともあれ、この2点の
血統ポイントに注目です。

【ポイント3】
近年はダービー組優勢

→近10年の当レース出走馬の
前走別成績を診てください。

ダービー    複勝率46% 5.4.2.13
ラジオNIKKEI 複勝率29% 2.1.3.15
OP・準OP 複勝率 0% 0.0.0.13
1000万    複勝率17% 2.4.1.34
500万   複勝率 7% 1.0.2.42

ダービーを使ってきた馬が
断然優勢。ほぼ2頭に1頭が
馬券に絡んでいます。

以前はダービー組が不振の
時期もありましたが近年は
ダービー出走馬が多めに
このレースに出てくる事が
多くなっており、成績も
かなり向上しています。
ダービーで大敗した馬が
盛り返せるのも特徴。

とはいえ前走1000万組も
健闘。10年で7頭が馬券に
絡んでいます。昨年も
該当馬ミッキースワローが
見事に勝ちました。
夏のクラス再編成後の
古馬混合1000万で好走した
3歳馬は、3歳限定重賞で
通用するとよく言われますが
まさにさその通りの傾向。

【ポイント4】
「前走1700m以下」の
距離に出走した馬は
全滅中

→上記【ポイント3】と
似たハナシになりますが
前走で「1700m以下」の
距離のレースに出走した
馬が近10年で全滅中です。

近10年の当レースの
前走距離別成績は下記の
とおり。

1700m以下    複勝率00% 0.0.0.10
1800m      複勝率26% 4.1.5.29
2000~2200m  複勝率11% 1.5.2.63
2400m以上    複勝率38% 5.4.3.20

このデータから鑑みると
前走でNHKマイルCを
使っていたギベオンは
今回は苦しい、という
ことになります。

なお「2400m以上」で
好走した馬のほとんどは
前走ダービー出走馬です。

以上4点を鑑みた上で
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。