『武蔵野Sの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「武蔵野S」の
穴馬探しをお届けします。

武蔵野Sは
11月10日(土)に東京で
行われるダート重賞です。
G1チャンピオンズCへの
ステップレース。

土曜施行ですので
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
「父サンデー系」の
馬が大不振

→当レースのキモです。
近10年の当レースで
なんと(0.2.1.40)、
複勝率たった7%。

昨年も、1・2・3着は
すべて「非」サンデー系。

2頭出走していた
父サンデー系の馬は
6・12着に敗れました。
うち1頭は1番人気!

その一方、近10年で
父ミスプロ系が7勝。

しかも、馬券に絡んだ
30頭のうち、ほぼ半数の
14頭が父ミスプロ系。

つまり、武蔵野Sは
「父サンデー系の馬は
ほとんど走らない。
馬券に絡む馬のうち
半分は父ミスプロ系」と
いうワケです。

タフなスピードの
持続力勝負になりやすい
当レースですから、そんな
展開を苦手とする馬が多い
「父サンデー系」が苦しみ、
逆に得意な馬が多い
「父ミスプロ系」が
活躍しているのでしょう。
分かりやすいハナシです。

今年も、当傾向は強く
意識しておくつもりです。

【ポイント2】
ダート重賞にしては
珍しく「ベテラン」劣勢。
しかも今年は特殊な年で…

→ダートのオープン特別&
重賞=「ベテラン馬」が
活躍するジャンルですが
当レースはベテラン劣勢。

近10年の出走全馬の
馬齢別・成績を診てください。

3歳 複勝率36% 4.3.3.18
4歳 複勝率14% 1.1.2.24
5歳 複勝率20% 3.3.2.32
6歳 複勝率20% 1.3.2.24
7歳 複勝率 6% 1.0.1.30

この時期「収得賞金を
十分に持っていて、
実力的にもまだ戦える
ベテランの馬」は、
JBC・みやこSに向かう
ケースが多めです。

そのため、武蔵野Sに
出走するベテラン馬の
顔ぶれは、どうしても
「一枚落ち」になりがち。

逆に、将来性・素質は
秘めるものの、賞金の
積み上げが不十分なため
(JBCなど)希望の
レースに出走できない
若い馬が、武蔵野Sに
毎年多く回ってきます。

ですので、武蔵野Sは
そもそもレベル的に
「若い馬>ベテラン馬」の
関係になっているケースが
多く、自ずと戦績もその
ようになるのでしょう。

さらに。今年は
JBCが京都開催になり
みやこSが無かったことで、
先週までのダート重賞に
「出走しそびれている」
若い実力馬が例年よりも
多い状況ともいえます。

ですから今年は「例年なら
みやこSに出走していた
ような、若い実力馬」に
留意する必要があるのでは…
とも診ています。

【ポイント3】
前走「G1南部杯」組の
信頼度が低い

→南部杯=交流重賞とは
いえ今回より格上の「G1」。
しかも今回とまったく同じ
左回りダートのマイル重賞。

ですので前走で南部杯を
使っていた馬はココで
信用したくなりますが、
じつは近10年の当レースで
前走「南部杯」出走馬は
通算(0.3.0.11)と
勝利がありません。

昨年も唯一の該当馬・
カフジテイクが、5着に
完敗しました(2番人気)。

同じ「左回りマイル重賞」
とはいえ、南部杯=ヌルい
ペースで先行馬がそのまま
雪崩れ込むだけのレース。
しかも、中央馬の出走は
6~7頭であとはレベルが
大きく落ちる地方馬。
地方馬の中で唯一レベルが
ソコソコ高い南関東勢も
ほとんど参戦しません。

武蔵野Sとはースの質・
レベルが大きく異なるため
南部杯組が当レースで
結果を出せないのでしょう。

【ポイント4】
関西馬が優性

→タイトルどおり。
ダートのオープンは
長きにわたって「関西>
関東」の構図が続いて
いますが、当レースも
例外ではありません。

近10年の当レースの
東西所属別・成績を
診てください。関西馬が
ハッキリ優勢です。昨年も
関西馬のワンツースリー。

関東 複勝率10% 2.0.2.37
関西 複勝率22% 8.10.8.91

以上4点を鑑みた上で
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。