『京成杯2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「京成杯」の
穴馬探しをお届けします。

次週末のJRAは
土・日・月の3日間開催。

毎日1クラずつ
重賞レースが行われます。

京成杯は14日(月・祝)に
行われる3歳限定G3です。

早速、京成杯のポイントを
お伝えしていきましょう。

なお、当レースでは
4年続けて「推奨馬」が
下記のように好走中。

15年 クルーガ-    (3着/6番人気)
16年 ケルフロイデ   (2着/7番人気)
17年 コマノインパルス (1着/1番人気)
18年 ジェネラ-レウ-ノ(1着/1番人気)

4年続けて「成功」している
レースですので、その4年と
同じ手法を、今年もあえて
引き続き使いつつ京成杯の
考察ポイントをご紹介して
いきます。

【ポイント1】
「1周競馬」の出走経験が
1度もない馬は苦しい

→近5年の京成杯で3着以内に
好走した15頭すべて、既に
京成杯以前に「トラックを
1周する競馬」に出走経験が
ある馬でした。

トラックを1周する競馬=
中山1800mや2000m、
阪神・京都内回り2000m、
札幌・函館1800mや
2000mのように
スタンド前の直線部から
スタートして、トラックを
クルッと一周してくる
レースのことです。

逆に、たとえば
東京の芝1800mや2000m、
阪神・京都外回りの
芝1800mなどは
1周競馬ではありません。

京成杯では、そんな
「1周競馬に出走した
経験が1度もない馬」が
本当によく凡走します。
下記は近5年の対象馬の
全成績。(0.0.0.17)と
いうヒドさです。

14年 8着 アルバ  12番人気  
14年10着 ラング  3番人気
15年 7着 オトコ  14番人気
15年12着 イーデ  16番人気 
15年15着 ザイデ  17番人気
16年 4着 アドマ  10番人気
16年10着 マイネ  3番人気
16年13着 ダイチ  12番人気
17年 6着 バリン  9番人気
17年 8着 ニシノ  10番人気
17年14着 サ-ベ  2番人気
17年15着 イブキ  5番人気
18年 5着 サクス  7番人気
18年 6着 ロジテ  9番人気
18年10着 エイム  5番人気
18年12着 ヤマノ  15番人気
18年13着 デルタ  3番人気

このように、人気馬も
数多く含まれています。
一昨年などは2・5番人気の
馬がブービー&最下位に
沈みました。

上記「近5年」以前の
2013年も、対象馬2頭が
1・3番人気に推されながら
6・10着に沈んでいます。
恐るべし当傾向です。

京成杯は、中山の芝の
小回りの内回りコースを
クルッと1周回ってくる
独特の形態のトラックで
行われる一戦。

しかも各馬が早く動き出す
いかにも小回り競馬っぽい
やや忙しい流れになる事が
多いですし、年末のG1・
ホープフルSなどとまた違い、
タフな質の上級レースへの
出走経験も少ないような
「未完の3歳」によるG3。

ゆえに、今回と同条件の
「1周競馬」を経験している
基礎的な履歴が、京成杯で
有効な要素となっている、
ということなのでしょう。

今年も「1周競馬」の
経験馬から推奨馬を
指名する予定です。

【ポイント2】
「右回り」での好走実積が
1度もない馬は苦しい

→近5年の京成杯で3着以内に
好走した15頭のうち14頭が、
既に京成杯以前に「右回りの
レース」で3着以内に好走した
実積がある馬でした。

逆に、京成杯以前に
「左回りのレース」でしか
3着以内に好走した実積が
まったく無かった馬は、
近5年の京成杯に下記の
21頭が出走していましたが
(0.1.0.20)とほとんど
全滅状態です。

14年 8着 アルバ  12番人気
14年10着 ラング  3番人気
15年 4着 ソール  4番人気
15年 5着 ダノン  11番人気
15年11着 ディア  12番人気
15年13着 コスモ  9番人気
15年17着 ブライ  7番人気
16年10着 マイネ  3番人気
16年14着 カミノ  14番人気
16年15着 アポロ  15番人気
17年 4着 ジュニ  15番人気
17年 6着 バリン  9番人気
17年 8着 ニシノ  10番人気
17年14着 サ-ベ  2番人気
17年15着 イブキ  5番人気
18年 2着 コズミ  2番人気
18年 5着 サクス  7番人気
18年 6着 ロジテ  9番人気
18年10着 エイム  5番人気
18年13着 デルタ  3番人気
18年15着 ギャン  13番人気

【ポイント1】=1周競馬の
出走経験の件と同様、今回と
よく似たトラックでの経験の
有無がレース結果に直結して
いるのです。

【ポイント3】
「1800m以上の距離で
連対した実積」が
1度もない馬も苦しい

→これも、前述の
【ポイント1・2】と
類似した話になりますが
近5年の京成杯では
「マイル以下の距離でしか
連対実績がない」馬も、
全く好走できていません。

下記は、近5年の京成杯に
出走した「京成杯以前に
マイル以下の距離でしか
連対実績がなかった馬」
9頭の京成杯での成績。
(0.0.0.9)と全滅です。

15年 4着 ソール 連対実績は1600mのみ
15年11着 ディア 連対実績は1600mのみ
16年 4着 アドマ 連対実績は1600m以下のみ
16年12着 ブレイ 連対実績は1600m以下のみ
16年15着 アポロ 連対実績は1600mのみ
17年 4着 ジュニ 連対実績は1600m以下のみ
17年 6着 バリン 連対実績は1600mのみ
18年12着 ヤマノ 連対実績は1200mのみ
18年13着 デルタ 連対実績は1600mのみ

【ポイント4】
新馬勝ち直後の
「1戦1勝馬」が不振

→タイトルどおり。
近10年で(0.0.2.15)と
連対がありません。

上記の各【ポイント】で
京成杯では様々な「実績」が
活きる事をお伝えしました。
キャリアが活きやすい重賞、
というワケですが、それと
相反するような実績不十分の
1戦1勝馬では辛いレース、
とも言えるワケです。

昨年は、上記の
「ネガティブ4項目」に
すべて該当してしまった
3番人気デルタバローズが
13着に大敗しています。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。