『阪急杯2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「阪急杯」の穴馬探しを
お届けします。

次週から、いよいよ
春の阪神&中山が開幕。

阪急杯は、開幕週を飾る
G3重賞。2月24日(日)に
阪神芝1400mで行われます。

さっそく、阪急杯の
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
内枠天国

→阪急杯最大のポイント。
阪急杯が「新」阪神コースの
1400mで行れるようになった
2007年以降、近12年通算の
枠順別成績を診て下さい。

1・2枠 複勝率37% (7.5.5.29)
3・4枠 複勝率20% (1.3.5.37)
5・6枠 複勝率 4% (1.1.0.46)
7・8枠 複勝率15% (4.2.2.44)

一目瞭然。とにかく阪急杯は
断然「内枠有利」です。

何せ12年間で馬券に絡んだ
36頭中、ほぼ半数の17頭が
「1枠か2枠」なのです。

タイトな内回りのトラック、
しかも終始一貫して速めの
スピードが持続されるのが
「阪神芝1400mの重賞」。

ゆえに外枠馬はなかなか内へ
もぐり込めず、そのまま外を
回らされる、かなりキツい
コーナーワークを強いらます。

しかも阪急杯は、内々の
芝状態が良い開幕週の施行。

ということで当レースで毎年、
これほど極端な内枠有利の
傾向が出ているのでしょう。
差すにしても内枠発進から
内を捌けるタイプがベター。

昨年は珍しく、外枠馬が
2頭絡んできましたが
1頭は「逃げた馬」。
こうなると枠はあまり
関係ありません。もう
1頭は1番人気馬でした。

【ポイント2】
前走「非重賞レース」
出走馬が不振

→タイトルどおり。
近10年の出走全馬の
「前走別」の成績を
診てください。

重賞  複勝率23% (9.10.7.87)
非重賞 複勝率 9% (1.0.3.42)

説明不要でしょう。
とにかく「非重賞レース」を
前走で使ってきた馬がダメ。
極端なアベレージ差です。

阪急杯は、春G1を目指す
実力馬が多く走るレース。

ましてこの後の高松宮記念を
目指す馬は(高松宮記念まで
間隔が短いため)阪急杯にも
ソコソコ体が「デキている」
状態で出走してきます。

ですので、前走で非重賞の
レースを使ってきたような
格下馬では「通じづらい」
面があるのでしょう。

【ポイント3】
逃げ馬がしばしば残る

→近10年の当レースで
逃げた馬は(3.1.0.6)と
なかなか優秀。

ちなみに勝った馬は
14年のコパノリチャード、
16年のミッキーアイル、
昨年のダイアナヘイロー。
2着に粘ったのは09年の
ローレルゲレイロですが、
コパノリチャード以外の
3頭は、過去1年以内に
「芝1200mの重賞」で
好走していた、いわば
短距離での好走実績を
持っていました。

09年2着ローレル 前年の高松宮記念4着
14年1着コパノリ
16年1着ミッキー 前年の高松宮記念1着
18年1着ダイアナ 前年の北九州記念1着

つまり、1200mでも
粘れるほどの馬のほうが
当レースで逃げ粘りやすい、
という事なのかもしれません。

【ポイント4】
前走で1秒以上負けてきた
馬の巻き返しは厳しい

→近10年の当レースで、
「前走で1.0秒以上の
着差で負けていた馬」が
(1.2.1.36)とまったく
振るいません。

道中ハイラップの忙しい
流れになる阪急杯ですから
前走(=ほとんどの馬が
短距離かマイル戦)で
大きな着差を付けられていた
ような、いわば「目下の
絶対スピードが足りない」
馬では、かなり厳しい面が
あるという事なのでしょう。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。