『レース映像を見れば儲かる馬が見えてくる』田中洋平

 

私はシルクレーシングのジュエルインザサンという馬に出資しているため、

下記の中山1レースに注目していました。

 

2019年 2月24日(日) 2回中山2日目 16頭 [10:10発走]
【1R】 
3歳・未勝利(馬齢)(牝)[指定] ダート1800m

馬名S 性齢 替 騎手 場コース レース名・1走前
1 1 ニシノアメイズ 牝3 *津村明秀 中・D18 未勝利 7
1 2 ジェイエルシップ 牝3 戸崎圭太      
2 3 アリューカス 牝3 *山田敬士 中・T18 新馬 9
2 4 メイソフィア 牝3 *大野拓弥 中・D18 未勝利・牝* 8
3 5 タイコ 牝3 *柴田大知 京・D18 新馬・牝 13
B3 6 エリンアクトレス 牝3 *木幡巧也 東・T16 新馬・牝 11
4 7 ジュエルインザサン 牝3 ブロンデ 中・D18 未勝利・牝 6
4 8 アメリアヴォーグ 牝3 田中勝春 中・D12 新馬 10
5 9 コーヴ 牝3 *伴啓太 東・T20 未勝利* 9
5 10 フロンサック 牝3 *内田博幸 中・D18 新馬・牝 7
6 11 エフルラージュ 牝3 北村宏司 中・D18 未勝利・牝 7
6 12 グリグリ 牝3 ルメール 東・D16 未勝利・牝 4
7 13 ボニーソックス 牝3 *丸山元気 中・T16 未勝利 6
7 14 ロジカルガール 牝3 *田辺裕信 中・D18 未勝利 6
B8 15 アイアムツイテル 牝3 *菊沢一樹 中・D18 新馬・牝 13
8 16 スズカマリーシップ 牝3 *木幡育也 中・D18 未勝利・牝*

 

 

過去に馬券圏内に入ったことのある馬は、12番のグリグリのみ。

 

メンバーが超手薄なレースで、ここはチャンスがありそうです。

 

12番 グリグリ 1.7倍

11番 エフルラージュ 4.3倍

14番 ロジカルガール 7.8倍

13番 ボニーソックス 10.0倍

7番 ジュエルインザサン 15.5倍

 

最終の単勝オッズはこの通り。

 

私のジュエルインザサンは、

前走で6着でも1.7秒差と大きく負けているので、

5番人気は妥当かそれ以上の評価だと思います。

 

しかしここでおかしなことに気が付きます。

 

それは2番人気に推されているエフルラージュの存在。

 

実はこの馬、前走でジュエルインザサンに負けているのです。

 

 

馬名S 単勝
8 アンジェリーブル 9 30.0
7 グラスミルキー 12 90.0
9 フローラルパーク 1 2.8
14 アドアステラ 2 3.5
3 コンスタンティナ 3 3.6
13 ジュエルインザサン 7 25.6
2 エフルラージュ 5 17.5
11 ノーブルテラ 6 25.0
15 クイックステップ 10 37.0
10 10 グラスプレシャス 15 146.7
11 5 メイクアノイズ 8 26.9
12 6 ジャストベリー 13 115.0
13 16 フォーアネーム 4 15.8
14 12 タッカーアリシア 14 130.3
15 1 デルマエトワール 11 66.1
4 ミーラークルム 16 462.8

 

 

エフルラージュは前走1.8秒差の7着。

 

ではなぜこの馬は、今回2番人気に推されているのでしょう?

 

それは前走のレース内容にありました。

 

 

エフルラージュは左側赤枠内でゼッケン2番の馬です。

 

スタート直後、右側の藤田菜七子騎手が騎乗するゼッケン1番の馬の真後ろに付けます。

 

しかしこの後、ゼッケン1番の馬が急にバテて失速。

 

 

その巻き添えを喰らって、3コーナーでは最後方までズルズルと下がってしまいます。

 

 

 

そこで仕方がなく、4コーナーで外を回して直線へ。

 

 

 

直線半ばでもまだ後方ですが、

ここから猛然と追い込んで7着に入るというわけです。

 

ズバリ!

 

前走の敗因は北村宏司騎手が、

下がってくる馬をうまく捌けなかったこと。

 

馬自身はかなりのポテンシャルを秘めていると、レースの映像を見れば分かりますね。

 

だから不利なく普通に走って6着だったジュエルインザサンが、

この馬に勝つのは難しいだろうと、内心では思っていました。

 

結果は以下の通り。

 

馬名S 単勝
14 ロジカルガール 3 7.8
11 エフルラージュ 2 4.3
12 グリグリ 1 1.7
1 ニシノアメイズ 7 23.8
7 ジュエルインザサン 5 15.5
5 タイコ 16 298.9
13 ボニーソックス 4 10.0
10 フロンサック 12 129.7
3 アリューカス 8 63.5
10 2 ジェイエルシップ 6 18.9
11 9 コーヴ 15 179.7
12 4 メイソフィア 10 93.1
13 16 スズカマリーシップ 9 67.5
14 15 アイアムツイテル 13 151.9
15 6 エリンアクトレス 11 111.9

16

8 アメリアヴォーグ 14 164.0

 

 

ロジカルガールにハナ差で負けましたが、

この2頭が3着馬に3馬身の差をつけるマッチレースでした。

 

エフルラージュは、

ダート戦なら勝ち上がる可能性が、かなり高いでしょう。

 

私のジュエルインザサンも可能性はありそうですが、

順番はまだ先、または展開に恵まれないと厳しそうです。

 

このように前走、同じレースで戦っていても、

レースの内容をしっかり精査することで能力の違いが分かります。

 

ジュエルインザサン 6着(1.7秒差)

エフルラージュ 7着(1.8秒差)

 

着順や着差など、

馬柱の字面だけでは分からないことが、たくさんあるということ。

 

これを改めて認識させられたレースでしたね。

 

TARGETが普及して便利な時代になりましたが、

私は他の競馬ファンがやらない、面倒なことに価値があると思います。

 

ぜひ、エフルラージュと同じような馬を探してみてください。

 

他の競馬ファンよりも一歩抜きん出たい人は、

レース映像を見るようにしましょう。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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