『朝日杯FSの穴馬探しPART1』シベリアン

「朝日杯FS」の
穴馬探しをお届けします。

朝日杯FSは
12月18日(日)に阪神で
行われる2歳のマイルG1です。

今年は2歳の牝馬戦線は
層が厚く、先週の阪神JFを
「避ける」馬が続出した
ほどですが、それに対して
2歳の牡馬戦線は手薄。

今週の朝日杯FSは、
芝マイル以上のオープンを
勝った馬が2頭だけという、
G1とは思えない薄っぺらい
メンバー構成になりました。

もともと朝日杯FSは
将来性よりも完成度が強く
問われるG1ですが、今年は
それにも増してメンバーの
レベルが低調。そしていつも
申しますがメンバーレベルが
低いレース=穴が出る確率が
高いレースです。

よって、今週の朝日杯は
さすがに先週の阪神JFほど
堅くは収まらないと診ます。

一昨年から、舞台が
中山から阪神のマイルに
替わった当レース。さっそく
「考察すべきポイント」を
ご紹介していきましょう。

【ポイント1】
父が「非サンデー系」の
馬に要注目?

→阪神開催に変わった近2年の
当レースで好走した6頭の
「父」を診てください。

14年1着馬 父ディープインパクト  1番人気
14年2着馬 父マツリダゴッホ      14番人気
14年3着馬 父クロフネ       3番人気
15年1着馬 父キングカメハメハ   2番人気
15年2着馬 父キングカメハメハ   1番人気
15年3着馬 父ジャングルポケット  11番人気

14年3着馬+昨年好走馬の
計4頭の父が「非サンデー系」。
パワーに優れた種牡馬の名が
ズラリ並んでいます。

また、14年2着で大穴を
提供したアルマワイオリの父も、
サンデー系としては異質の
超パワー型マツリダゴッホ。

ということで阪神に移った
近2年の当レースでは、父に
「非サンデーなどの馬力型」の
種牡馬を持つ馬が快走する
ケースが目立っているのです。

これは、この時期の阪神の
馬場状態および当レースの
メンバー構成が原因でしょう。

12月の阪神はたとえ開幕週の
時点で馬場状態が良くても、
すぐに馬場が荒れてきます。
週を追うごとにパワー血統馬の
台頭も増えていきますが、
この朝日杯は開催「後半」の
3週目施行ですからパワー馬の
台頭が多くなるのでしょう。

また、近年のこのレースは
先週の阪神JFとは違って
「クラシック向きでない馬」の
参戦が多め。例えば「高素質の
ディープ産駒」など、いわゆる
強い主流血統馬の参戦も少なく
なりがちですので、必然的に
パワー血統馬が台頭する余地が
増える…という側面もあるかと
思います。

次項PART2では、その他の
ポイントについて記します。

PART2に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。