『フィリーズレビュー2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「フィリーズレビュー」の
穴馬探しをお届けします。

フィリーズレビューは
3月10日(日)に
阪神芝1400mで行われる
桜花賞トライアルです。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
新馬戦、未勝利戦を
勝った直後の馬が
あまり通用していない

→チューリップ賞と
比べてメンバーで劣ると
言われる近年の当レース。

ですので、新馬戦や
未勝利戦を勝った直後の
馬でもレベル的に通じると
思ってしまいがちですが
実はそうではありません。

近10年の全出走馬の
前走別成績を診てください。

阪神JF    複勝率33% 2.3.4.18
エルフィン   複勝率14% 1.1.0.12
クイーンC   複勝率20% 1.1.1.12
フェアリーS  複勝率17% 0.1.0.5
500万     複勝率19% 5.3.4.51
新馬・未勝利戦 複勝率 0% 0.0.0.11

このように、新馬戦や
未勝利戦を勝った直後の
馬が通用していません。

メンバーレベルが高く
なくとも、完成度の高い
「早熟系の短距離馬」が
活躍するレースですから、
前走で勝ってきたばかりの
「完成度で劣る馬」では
少し苦しい面があるのかも
しれません。

【ポイント2】
「パワー血統」馬が
非常に強い

→フィリ-ズレビューで
「キモ」のポイントです。

阪神内回り芝1400m戦は
テンが速く、ゴールまで
淀みなく流れる「タフな
ラップ」になりがち。

最後は結局、全馬がバテて
凌ぎあいの形になりますが、
特に高レベルな馬が集う
重賞では、その傾向が
いっそう顕著です。

まして、このレースは
そんなタフな流れにあまり
慣れていない3歳の牝馬に
よる一戦。

そのため、当レースでは
たとえばディープ産駒など
スローからの瞬発力勝負に
向いたスマートな血統の
馬ではどうしても苦しい。

逆に父が非サンデー系の
パワー血統や、ダート色が
濃い配合の馬が、持てうる
馬力を存分に活かして毎年の
ように好走していまです。

馬力満載のローエングリン、
非サンデーで「鈍い」質の
ワークフォース、ダートで
産駒が実績を残してきた
種牡馬の産駒…

これほどパワー血統や
ダート血統が幅を利かせる
クラシック戦線のレースは
おそらくココだけでしょう。
このレースで好走するのは、
そんな「鈍重筋」なのです。

ちなみにディープ産駒は
当レースで(0.1.1.6)。
3番人気以内の人気馬が
8頭中5頭を占めるのに、
そんな平凡な戦績です。
馬力と最も「遠い」位置に
いるディープ産駒ゆえの
この平凡なアベレージ、と
いうコト。

ともあれ、このレースでは
ぜひ出走各馬の血統面に
注目してください。

なお、当レースの流れ=
桜花賞ともまったく違う
流れですから、当レースで
好走した馬でも桜花賞では
アテになりません。実際に
近10年の当レース出走馬の
桜花賞成績は(1.0.2.53)、
散々です。

【ポイント3】
「関東馬」の調教内容に
要注目?

→近10年の出走馬の
東西所属別・成績は
下記のとおり。関東馬が
意外に健闘しています。
互角以上の様相。

関東馬 複勝率19% 2.3.1.25
関西馬 複勝率18% 8.7.9.111

関東のレース場では
「芝1400mの、牝馬の
クラシックトライアル」が
存在しません。

しかも、いま開催中の
中山は芝1400m戦の
設定じたい、ありません。

ですので、この距離で
どうしても「勝負」したい
関東の3歳牝馬が、高い
勝負気配でこのレースに
遠征してくる→好結果を
出しているという事では
ないでしょうか。

ちなみに、ここ6年の
間に好走した関東馬は
2014年の3着馬・
エスメラルディーナと
2013年の2着馬・
ナンシーシャインですが
共に「栗東留学」はせず
美浦で追って通常輸送。

しかも、最終追い切りの
内容が抜群でした(共に
美浦坂路でラスト1Fが
11秒台と鋭伸)。
関東馬取捨のポイントの
一つと考えています。

以上3点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。