『金鯱賞2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「金鯱賞」の穴馬探しを
お届けします。

金鯱賞は、3月3日(日)に
中京芝2000mで行われる
古馬のG2重賞。

一昨年からはG1大阪杯への
ステップレースとしての
役割を担うようになりました。

さっそく、金鯱賞の
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
好位から
ソコソコ速い上がりを
使える馬を狙え

→中京2000m戦のたびに
お伝えしている話です。

中京芝2000m=道中の
ラップが上がらないのに
「タテ長の馬群」になる
ケースが非常に多め。

ただ、道中はスローで
流れていますから、
タテ長の馬群の前のほうに
いる馬も、後ろにいる馬も、
勝負所での「余力量」は
じゅうぶんです。

ですので、どの馬も
直線で「同程度の速さの
末脚」を使ってきます。
上がり脚の速さ・鋭さに
極端な差が出ません。

つまり…前後の位置取りが
バラバラな状態から、
全ての馬が同程度の速さで
伸びてくる、というコト。

ですので「前のほうに
つけておいた馬」が
中京芝2000m戦では
必然的に有利、なのです。

極端な後方から、どんなに
鋭い脚を使ってもアタマに
届かないことが多めです。

この金鯱賞も、一昨年・
昨年とも好位追走から
準最速の脚で上がった馬が
勝ち、逃げてソコソコの
速さの脚で上がった馬が
2着に入りました。

逆に、後方から速い脚で
差し込んだ馬が馬券圏に
届きませんでした。

【ポイント2】
ヒモ荒れ決着に注意

→過去2年とも
1番人気馬が勝ちましたが
2着馬が7・8番人気。
典型的なヒモ荒れ決着に
なりました。

ちなみに、ヒモ荒れを
演出したその2頭は、
いずれも逃げてソコソコの
上がり脚でまとめて連圏に
踏ん張りきった形でした。

つまり、好位から慎重に
進める上位人気馬の
「前」でレースを進めれば
穴をあける可能性がある、
ということ。

ただ、その場合でも
上記【ポイント1】で
触れたように、たとえ
逃げた馬でもラストの
直線で「ソコソコ」の
脚は使える事が好走の
条件とはなります。

今年、このポイントに
該当するのがどの馬かを
探る作業も、穴探しの
一手とはなるでしょう。

【ポイント3】
「勝負気配」に要注意

→先日の中山記念と同様、
当レースには「この後の
G1大阪杯が目標」の馬が
多く出走してきます。

しかし、そんな馬は当然、
ココが目イチの仕上げでは
ありません。

逆に「大阪杯では勝負に
なりそうに無いのでココが
一旦目標レース」という馬、
あるいは「今回の結果次第で
路線を決める予定の馬」は、
ココにソコソコの仕上げで
臨んできます。

先日の中山記念の結果は
まさにその典型でした。
「大阪杯では勝負に
なりそうに無いので
中山記念が目標レース」の
ウインブライトが勝ち、
「今回の結果次第で
路線を決める予定」だった
ラッキーライラックが2着。
(ラッキーライラックの
次走は阪神牝馬Sに
決まった模様です)

金鯱賞も、中山記念と
レースの立ち位置は
まったく同じです。

ここが目一杯の仕上がりで
ない大阪杯目標の実力馬で、
勝負になるのか?
ここで大駆けを狙っている
伏兵級はどの馬か?
その見極めが大切になって
きます。

【ポイント4】
「西高東低」現象が
続いているレース

→当レースは施行時期が
様々に変わっていますが
1つだけ変わっていない
点があります。西高東低の
現象が続いている点です。

近10年の当レースでの
東西別成績は下記のとおり。
中京=関東馬にとって
輸送至便な場のハズですが
このレースでは、好成績を
ずっと残せていません。

関東馬 16% 1.1.1.16
関西馬 26% 6.6.7.55

「ハイレベルメンバーの
中京2000m戦」じたいが
関東馬にマッチしない面が
あるのではと診ていますが
どうでしょうか。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。