『高松宮記念2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「高松宮記念」の
穴馬探しをお届けします。

高松宮記念は
3月24日(日)に
中京芝1200mで行われる
スプリントG1です。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

なお「新・中京」で
高松宮記念が行われる
ようになって、今年で
8年目。

よって下記の各ポイントは
前7年のレース結果から
お伝えしています。

【ポイント1】
「ダート馬」を
狙ってみたいレース

→近7年の(外国馬を除く)
3着以内好走馬20頭のうち
6頭が、高松宮記念までに
「ダート1600m以下」で
好走した事がある馬でした。

2012年1着馬 1.1.0.0   2番人気
2014年2着馬 7.6.3.10   8番人気
2017年1着馬 1.3.0.0   5番人気
2017年2着馬 0.1.0.0   2番人気
2017年3着馬 4.1.1.3   1番人気
2018年3着馬 1.2.0.1   10番人気

芝G1の傾向とは思えない
現象ですが、毎年ほぼ
1頭ずつ「該当馬」が
走っている事になります。

昨年も「該当馬」の
10番人気ナックビーナスが
3着穴を提供しました。

芝G1とダート短距離に
何の関係があるのか?と
言われそうですが、
新装された中京コース=
急坂が直前「前半」部に
設けられたうえに、路盤も
かなり軟弱。馬力&地力が
もの凄く求められるように
なりました。

しかもこのレースは特に
前傾ラップとなるため、
レース質は非常にタフ。
雨で馬場もいっそう
厳しい状態になりがちです。

よって、ラップ的にも
レースの中身的にも
「ダートの短距離戦で
好走できた」ほどの
タフな資質を持つタフな
馬が結果を出している…と
いうコトだと診ています。

その観点から考えれば
「ダート色が強い血統」の
馬も当然、要マークと
なります。ダートの本場・
アメリカと同じ左回りで
行われる高松宮記念。
アメリカのダートでいかにも
走りそうな血統だ…という
馬にも食指が動きます。

【ポイント2】
「坂路調教馬」を
狙ってみたいレース

→近7年の(外国馬を除く)
連対馬13頭が1週前調教・
最終調教を、どのコースで
行ったかを診てください。
★=最終調教 ☆=1週前調教

12年1着馬 2番人気  ★坂路  ☆坂路
12年2着馬 3番人気  ★坂路  ☆坂路
13年1着馬 1番人気  ★坂路  ☆坂路
13年2着馬 2番人気  ★坂路  ☆坂路
14年1着馬 3番人気  ★坂路  ☆坂路
14年2着馬 8番人気  ★坂路  ☆なし
15年2着馬 6番人気  ★坂路  ☆坂路
16年1着馬 1番人気  ★坂路  ☆坂路
16年2着馬 2番人気  ★坂路  ☆坂路
17年1着馬 5番人気  ★ウッド ☆ウッド
17年2着馬 2番人気  ★坂路  ☆坂路
18年1着馬 2番人気  ★坂路  ☆坂路
18年2着馬 3番人気  ★坂路  ☆坂路

このように、17年の
勝ち馬を除いた全馬が
「坂路調教馬」でした。

もともと短距離レース=
坂路調教馬が多い分野では
ありますが、ただ改修前の
「平坦」旧中京コースでの
高松宮記念では、たとえば
キンシャサノキセキや
ファイングレイン、さらに
ビービーガルダンなど
『坂路ではなくウッドなど
平地コ-スで調教した馬』が
多く好走していました。

しかし2012年から中京の
直線に「急坂」が新設された
途端、当レースで坂路調教馬が
好走するようになったのです。

コース形態が変わった事で
(まさに急坂を駆けあがる)
坂路調教が施された馬に、
当レースにおける「利」が
発生しているのでしょう。

ただ当レースの3着馬には
ウッド調教馬も何頭か
台頭しています。昨年・
一昨年もそうでした。
連の候補としてはともかく
「3着」の候補としては
ウッド調教馬も視野に
入れておきたい一戦です。

【ポイント3】
馬体重が軽い馬では
連対できない?

→前7年の「前走体重別」の
成績を診てください。
479キロ以下の馬がなんと
1頭も連対していません。

480キロ以上  複勝率22%  7.7.4.64
479キロ以下  複勝率 7%  0.0.3.40

たしかに「短距離戦」は
パワーに満ちた大型馬が
強い傾向はありますが、
それでもこれほど極端な
傾向は、注目に値します。

「短距離戦」の中でも
最高峰のレースですし、
しかも馬場は秋の中山とは
比べ物にならないほど
タフな状況。しかも直線の
前半に急坂が待ちます。

つまり、短距離戦は
短距離戦でも、特別に
タフな短距離戦が
高松宮記念。ゆえに
前述のような体重別の
顕著な傾向が現れている、
という事だと診ています。

【ポイント4】
「最内枠ではない
内中枠の馬」を
狙ってみたいレース

→前7年の「枠別」成績を
診てください。1枠の馬、
外枠の馬が不振です。

1枠  複勝率 7%  0.0.1.13
2枠  複勝率21%  2.1.0.11
3枠  複勝率21%  2.1.0.11
4枠  複勝率29%  0.1.3.10
5枠  複勝率21%  2.0.1.11
6枠  複勝率14%  1.1.0.12
7枠  複勝率10%  0.1.1.18
8枠  複勝率11%  0.2.1.18

電撃の6ハロンですから
コースロスが少ない
最内枠に利がありそうな
ものですがこのレースに
限っては、1枠は決して
「アドバンテージ」とは
なっていません。

この週の中京の芝=最も
内の馬場が悪くなっている
ことも一因でしょうし
ハイスピードで流れるG1、
かつフルゲート戦ですから
最内枠発進から出遅れたり
揉まれたりすると、挽回が
効きづらい点も要因でしょう。

ただ、コースロスが生じる
6枠から外のアベレージも
やはり良くありません。

最内枠ではない内中枠の
馬が狙い目になる、と
いったところでしょうか。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。