『阪神牝馬ステークス2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「阪神牝馬S」の
穴馬探しをお届けします。

阪神牝馬Sは4月6日(土)に
阪神芝1600mで行われる、
牝馬限定の重賞レース。

勝ち馬にヴィクトリアマイルの
優先出走権が付与されます。

土曜施行のレースですので
さっそく、阪神牝馬Sの
ポイントをお伝えします。

なお当レースは2016年から
距離が1600mに延長されて
います(以前は1400m)。

【ポイント1】
外回りマイルに条件変更以降、
「上がり勝負」レースに変貌

→内回り1400mから
外回りマイルに替わって
最も変化した傾向はコレ。

外回りマイルに替わって
直線が長くなり、小回りの
コーナーが大回りに変わり、
パワーが必要な消耗戦から
キレと折り合いと瞬発力が
必要な上がり勝負戦に
変貌しました。

しかも、この後の
マイルG1を目指す馬の
出走がいっそう増えた→
次へ向け「試走」モードの
馬が増えました。そのため
道中はゆったり進んでの
「上がり勝負」に。

直線は長いですし、馬群も
極端なタテ長になりませんから
どの位置取りからでも、速い
上がり脚さえ出せば最後は
届きます。

先行馬でも差し馬でも、
極端に言えば逃げたとしても
とにかく速い上がり脚さえ
ラストで使えた馬に好機が
大きいレースになっている
ワケです。

実際に、外回りマイルに
替わった近3年で好走した
9頭のうち8頭が、下記の
ように、直近2走のうち
最低どちらかのレースで
速い上がりで上がっていた
「キレ者」型の馬でした。

16年1着馬 前々走で最速上がり
16年2着馬 前々走で準々最速上がり
16年3着馬
17年1着馬 前々走で準々最速上がり
17年2着馬 前々走・前走とも最速上がり
17年3着馬 前走で最速上がり
18年1着馬 前走で準最速上がり
18年2着馬 前走で準々最速上がり
18年3着馬 前々走で最速上がり

【ポイント2】
外回りマイルに条件変更以降、
「サンデー天国」に変貌

→前述したように外回りの
マイルに舞台が替わった
近3年の当レースは、道中を
ゆったり進めたうえでの
上がり勝負が「定型」に
なりました。

ですので必然的に、そんな
レースにめっぽう強い
父サンデー系の馬の台頭が
急増。近3年の好走馬9頭は
すべて父サンデー系です。

16年1着馬 父サンデー系
16年2着馬 父サンデー系
16年3着馬 父サンデー系
17年1着馬 父サンデー系
17年2着馬 父サンデー系
17年3着馬 父サンデー系
18年1着馬 父サンデー系
18年2着馬 父サンデー系
18年3着馬 父サンデー系

【ポイント3】
外回りマイルに条件変更以降、、
「関東馬」が全滅中

→外回りのマイルに舞台が
替わった近3年の当レースで
「最も変わったポイント」は
コレかもしれません。

内回り1400mで行われて
いた4年前までは関東馬も
けっこう来ていたのですが、
外回りマイルでの近3年は
全滅。

近3年の関東馬の全成績を
診てください。人気馬も
いますが全滅しています。

16年 4着 カフェブリリアント
16年 5着 ココロノアイ
16年 10着 アイライン
18年 10着 ソウルスター

1400mで行われていた
15年は関東馬が勝ち、
13年は関東馬がワンツー。
しかし、16年以降はこの
ように全然ダメなのです。

要パワーの阪神1400m=
サンカルロが当舞台で
めっぽう強かったように
パワー型が多い関東馬が
台頭できる舞台なのですが、
外回り1600mでキレ勝負に
なると、関西馬優勢の色が
どうしても濃くなります

【ポイント4】
外回りマイルに条件変更以降、、
「内枠馬」がほぼ全滅中

→別掲「桜花賞」の
展望記事でも、内枠馬=
「5番から内の枠」の馬の
不振ぶりを記しましたが、
同じ阪神外回りのマイルで
行われる当レースも同様。

マイルに舞台が替わった
近3年の当レースで
「5番から内の枠」の
成績は(0.0.1.14)と
散々です。唯一、3着に
好走したのは1番人気馬。

桜花賞の展望記事でも
記しましたが、ぜい弱な
牝馬にとって「揉まれる
リスク」を抱える当部隊の
内枠は、なかなか武器とは
ならないのです。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。