『桜花賞2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「桜花賞」の穴馬探しを
お届けします。

桜花賞は4月7日(日)に
阪神芝1600mで行われる
牝馬クラシック第1弾です。

さっそく、桜花賞の
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
「マイル未経験馬」は
まったくダメ

→あまり知られていない
桜花賞の「魔の法則」。

阪神コースが新装されて
以降、近12年の桜花賞の
全出走馬のうち「芝の
マイル戦」をそれまで
全く走った事が無かった
馬は16頭いましたが、
その16頭の桜花賞での
成績は何と(0.0.1.15)。

馬券圏内に走ったのは
トレンドハンターの
1頭だけです。

2015年は、単勝1倍台の
ルージュバック1頭だけが
法則に該当していましたが
9着に撃沈しました。

2016年は、8番人気の
ソルヴェイグ1頭だけが
法則に該当していましたが
17着大敗。

一昨年は、7番人気の
カラクレナイがついに
ジンクス突破かと
思われましたが惜しくも
あと一歩届かずの4着。

昨年も、唯一の該当馬・
アンヴァルが最下位に
大敗しました。何とも
恐るべし魔の法則です。

「1500m以下の距離しか
走った経験が無い馬」=
基本的なスタミナの面で
不安があるのでダメ。

「1800m超の距離しか
走った経験が無い馬」=
相当なスローペース戦しか
経験したことがない場合が
多いので、桜花賞本番では
流れへの対応の面で少し
厳しくなってダメ…。

ましてや実戦経験が少ない
早期3歳馬による牝馬の
レースですから、マイルで
走った経験は決してバカに
できないのです。

今年は「該当馬」が複数、
出走する見込みですが
これだけハッキリ傾向が
出ていますので、傾向が
大きく崩れるまでは
マイル未経験馬を疑う
当項目は引き続き
重用したいと思います。

【ポイント2】
「クロフネ関連馬」が
パフォーマンスを下げるG1

→桜花賞では「父 または
母父がクロフネ」の馬が
下記のように不振です。

◆父クロフネ馬の桜花賞全成績
06年 5着 シェルズレ  7番人気
08年12着 オディール  3番人気
11年 2着 ホエールキ  1番人気
11年13着 ウッドシッ  18番人気
11年17着 マルモセ-  13番人気
12年16着 アラフネ   17番人気
13年 4着 クロフネサ  1番人気
13年17着 ストークア  18番人気
14年 6着 アドマイヤ  8番人気
14年14着 モズハツコ  17番人気
17年 5着 アエロリッ  6番人気
17年 9着 ジューヌエ  12番人気

◆母父クロフネ馬の桜花賞全成績
11年 4着 メデタシ   11番人気
17年 7着 カワキタエ  10番人気
17年12着 アドマイヤ  2番人気
18年 3着 リリーノー  3番人気
18年12着 フィニフテ  5番人気
18年15着 レッドレグ  7番人気

このように、両者あわせて
(0.1.1.16)複勝率11%と
かなり不振。

ポイントは「人気以下の
着順に大敗する」ケースが
けっこう多いことです。
08年オディール、
13年クロフネサプライズ、
17年アドマイヤミヤビ、
昨年のフィニフティに
レッドレグナント…。

以前にも少し記しましたが
「クロフネ関連馬」は
トライアルに強い馬が多く、
逆にG1本番では有力馬の
キレ瞬発力にやられる事が
多め。

しかし、トライアル戦で
好成績をあげてきますから
G1本番でもけっこう人気に
なります。ゆえに「人気ほど
走れない」結末が増える、
というワケです。

今年は、クイーンCで
ワンツーした両馬が
当項目に該当しますが…。

【ポイント3】
ディープ vs キンカメ系

→「クロフネ関連馬」の
不振は【ポイント2】で
お伝えしましたが、
桜花賞は外回りコースの
施行になった事で「キレと
瞬発力を競う王道競馬の
レース」になっており、
それとともに血統面でも
王道血統の馬が好走する
ようになっています。

近10年の、種牡馬別の
産駒成績は次のとおり。

ディープインパクト 複勝率32% 4.4.1.19
キングカメハメハ  複勝率50% 2.0.2.4
ロードカナロア   複勝率33% 1.0.0.2
スペシャルウイーク 複勝率20% 1.0.0.4
ダイワメジャー   複勝率15% 1.0.1.11
ハーツクライ    複勝率40% 0.1.1.3
マンハッタンカフェ 複勝率29% 0.1.1.5
アグネスタキオン  複勝率20% 0.0.1.4
ファルブラヴ    複勝率20% 0.0.1.4
ステイゴールド   複勝率14% 0.1.0.6
クロフネ      複勝率10% 0.1.0.9

ロードカナロアの父は
キングカメハメハですから
「キンカメ系」で括ると
桜花賞で3勝マークと
いうことになります。
(3.0.2.6)複勝率45%。
ディープ vs キンカメ系の
構図と言っていいでしょう。

ただ、ディープ産駒は
近4年は未勝利です。

一方、マイル向きの印象が
強いダイワメジャー産駒は
当レースについては適性が
合わないのか不振。今年は
有力馬が出てきますが…。

【ポイント4】
内枠馬が全然ダメ

→これも「魔の法則」。
桜花賞が外回りコースで
行われるようになった
近12年の、出走全馬の
馬番別成績を診てください。

01~05番  複勝率 5%  0.1.2.55
06~10番  複勝率24%  7.3.4.45
11~15番  複勝率22%  3.5.5.47
16~18番  複勝率17%  2.3.1.30

一目瞭然。5番から
内枠の馬の成績だけが
全然ダメです。

最近は「内枠有利」の重賞も
多いですが、桜花賞は真逆。
とにかく内寄りの枠に入ると
ダメです。

何かと繊細&脆弱な気性の
3歳牝馬が、フルゲートの
多頭数で走るガチンコG1。

ですので、内枠の馬は
内々で他馬に揉まれて
それが堪えたり、進路を
スムーズに取れなかったりと
様々な「リスク」を負う
確率がけっこう高め。

また、阪神の芝じたいも
「外から差せない状態」に
なることも少なめです。
ゆえに「内枠>中外枠」の
極端な傾向が、これだけ
ハッキリ出ているのでしょう。

昨年は1番人気馬が1枠で
辛うじて2着確保しましたが
今年も、1~5番枠に入った
馬は推奨しない予定です。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。