『初茜賞の穴馬探しPART1』シベリアン

「初茜賞」の穴馬探しを
お届けします。

初茜賞は、土曜に
中山10Rとして行われる
ダートの1000万特別です。

普段から週末に行われる
平地3重賞の展望を
お届けしている当欄ですが、
平地3重賞が施行されない週は
さらに別レースも取り上げて
展望をお届けしています。

次週末に行われる平地重賞は
AJCC・東海Sの2クラのみ。

そこで今週は、土曜中山の
初茜賞の展望もお伝えします。

さて先週は雪に振り回された
JRAでしたが、唯一まともに
開催された中山でも、この
冬はじめてダートコースに
凍結防止剤が散布されました。

凍結防止剤が散布された
ダートは馬場がタフになる→
時計が掛かるようになる→
前の馬も、後ろの馬も
みんな最後に脚が上がる→
結局「先行有利」になる…
これが一般的な傾向です。

中山も例外ではありません。
と言いますか、中山の特に
ダート1800mは他と比べて
その傾向がいっそう顕著。

ただ、それはあくまでも
「凍結防止剤が散布された時点の
馬場状態が、良馬場だった」時の
ハナシです。

以前にも少し触れた事が
ありますが、凍結防止剤が
撒かれたダートコース=その
撒かれた時点の馬場状態を
更に助長する傾向があります。

つまり、時計が掛かるタフな
パサパサの良馬場ダートに
凍結防止剤が撒かれると
「いっそう時計が掛かる、
非常にタフな馬場」と化します。

しかし、先週の中山は
「雨で締まったダート」に
凍結防止剤が撒かれました。
こうなると、ハナシは全く
違ってきます。

「雨で締まったダート」=
一般的には走りやすくなり
速い時計が出る状況ですが、
そんな軽い砂に凍結防止剤を
撒くと、その軽い馬場状態が
更に助長され、しかも長時間、
軽い馬場がキープされるように
なるのです。

実際に、先週の中山ダートは
金曜発表時点の「やや重」が
日曜午前まで維持されました。

「軽い馬場に凍結防止剤が
撒かれたことで、少なくとも
土曜の中山ダートは速力勝負の
馬場になる」と診たからこそ、
当欄=土曜の狙い目で前夜に
配信した土曜中山11Rでは
持ち時計上位ナンチンノンを
推奨したワケですが、結局、
そのナンチンノンを含めて
「ダート1200mにおける
持ち時計トップ5」の馬が
ワンツースリーをキメました。
それで3単は104,450円。

凍結防止剤が撒かれるのは
ほとんどが水曜or木曜です。
まずはJRAホームページ内で
毎週金曜正午に発表される
馬場情報で凍結防止剤散布の
有無、および馬場状態を
チェックして、金曜正午時点で
良馬場で凍結防止剤を撒いて
いれば「今週のダートは普通の
良馬場より更に時計が掛かって
かなりタフな勝負になるぞ」と
推察しましょう。

逆に、凍結防止剤を撒いて
「稍重」や「重」の発表なら、
「(凍結防止剤の維持効果で)
今週のダートは簡単には乾かず
少なくとも土曜はスピード勝負に
なるぞ=持ち時計も診たほうが
いいな」と判断して頂ければと
思います。中山のダートは特に
この傾向が顕著ですが、他場の
ダートでも同様の傾向アリ。
極寒期は意識したいとろです。

以上の点も鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。