『アーリントンカップ2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「アーリントンC」の
穴馬探しをお届けします。

アーリントンCは
4月13日(土)に
阪神芝1600mで行われる
NHKマイルCトライアル。

昨年から、春の阪神の
最終週に施行週が大きく
スライドされました。

さっそく、アーリントンCの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
「極端な前有利」のレースから
「上がり勝負」のレースに
変貌

→開幕週に行われていた
一昨年までは、極端な
前有利の傾向が現れていた
当レース。「とにかく前に
いたもの勝ち」でした。

しかし、昨年は一変。
中位後方待機の差し馬が
上位を独占。上がり脚の
速い差し馬が、こぞって
上位に入線しています。

施行時期の変更とともに
レース傾向が随分変わった
印象ですが、この傾向は
当面続くと思われます。

この時期の阪神の芝が
極端な前有利の傾向になる
ことは考えづらいですし、
正式にG1のトライアルと
なったことで、ますます
序盤を「様子見モード」で
ゆったり流す馬も増える
ハズ。道中は各馬スローで
折り合ったうえで上がりの
脚の速さを競う展開になる
ケースが増えるでしょう。

ですから、当レースで
今後モノを言いそうなのが
「道中スローで流れる中、
しっかり折り合ったうえで
速い上がり脚で上がって
好走してきた履歴」の豊富さ。

実際に昨年の上位3頭は
いずれも「1600m以下の
スローペースのレース」で
最速 or 準最速上がりを
繰り出して馬券に絡んだ
実績を、すでに持っていた
馬でした。

出走各馬のこれまでの
走りの中身をチェックした
うえで、狙いを定めたい
ところです。

【ポイント2】
「勝負気配」を要チェック

→NHKマイルCトライアルに
指定された事で、要注目は
この点です。

すでにG1出走のための
賞金を有する馬はこの後の
大目標・NHKマイルCに向け
このレースを「無理に取りに
いく」必要はありません。
余裕残しの叩き台モードで
臨むことが、むしろ肝要。

しかし、現時点でまだ
賞金を十分に有していない
馬は、トライアルのココが
全力投球の鞍となります。

よって今後の当レースは
そのような「本気度の高い
賞金不足馬」たちの台頭が
増える、と診たいのです。

実際に昨年も、勝ったのは
力が抜けていた1番人気の
実力馬でしたが、2着馬は
500万を、3着馬にいたっては
未勝利戦を勝ち上がってきた
ばかりの馬。いずれもその
時点では「G1出走確実」と
いえない立場の馬でした。
他にオープンの勝ち馬も
走っていたにもかかわらず
「勝負気配」で先んじた形。

実際に「NHKマイルCの
トライアル」としてすでに
機能している中山NZTは
賞金不足馬の活躍が目立つ
レースですが、昨年までなら
NZTに出ていた関西馬が
今後はこちらのレースに
出てくるのですから、既に
NZTで頻繁に現われている
「賞金不足馬の台頭が多い
傾向」がア-リントンCでも
今後よく現われるのでは…
と診ています。

今年も、賞金不足の馬から
推奨馬を選択する予定です。

【ポイント3】
上がり勝負といっても
サンデー天国では無い?

→昨年から最終週施行に
変わったばかりですから
何とも言えませんが、
昨年の上位3頭はすべて
父が「非サンデー系」。

時計が出る馬場とはいえ、
一応は8週間使われてきた
疲弊馬場ですから、馬力は
要ります。まして坂付きの
阪神コースです。施行週が
変わった事で非サンデー系の
パワーが活きやすいレースと
化した可能性はあると診ます。

以上3点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。