『AJCCの穴馬探しPART1』シベリアン

「AJCC」の穴馬探しを
お届けします。

AJCCは、日曜に
中山芝2200mで行われる
伝統の古馬G2重賞です。

早速、AJCCで留意すべき
ポイントについて
お伝えしましょう。

なお、昨年は単独推奨馬の
ディサイファが快勝。

昨年に一応成功している
レースですので、その昨年と
同じ手法もあえて引き続き
使いつつ、AJCCの
考察ポイントをご紹介して
いきます。

【ポイント1】
とにかく「スタミナ血統」を
狙いたいレース

→AJCCは、流れに関わらず
「スタミナ寄り種牡馬」を父・
母父に持つ馬の好走が多いのが
特徴です。

そもそも中山芝2200m自体が
1~2角のアップダウンが
激しく、コーナーの角度が
緩く、しかもペースが上がる
地点が早い事から馬にとっては
流れが少しユルめであっても
体力的にキツい舞台。

しかも、AJCCはそんな
「タフな中山芝2200m」に
おける最高峰戦ですから
レースの中身はいっそう厳しい、
ということ。よって血統的にも
スタミナを十分備えていないと
厳しくなるのでしょう。

近年の好走馬の父や母父を
診てもジャングルポケット、
オペラハウス、ホリスキー、
マンハッタンカフェ、
ステイゴールド、トニ-ビン、
カコイーシーズ、ハ-ツクライ、
リアルシャダイ…どこの
長距離レースか?といった趣。
芝2200m戦というよりは、
2400mや2500mを超える
距離でも好走できそうな血統の
イメージです。

昨年も、勝ったのは人気の
ディープ産駒でしたが、
2着にはブライアンズタイム×
サドラーのスタミナ組成馬が、
3着にはステイゴールド産駒が
入りました。

また、先週の中山で
芝2200m戦は1クラだけ
行われました(日曜12R)が、
10番人気のステイゴールド産駒が
3着に駆けて穴を提供しています。

AJCC=「これまでに長距離戦で
好走した実積が絶対に必要」と
いうワケではないのですが
血統的には長距離要素が欲しい
レース、ということ。出走馬の
スタミナ力を実積からではなく
血統の字面から推察して各々の
評価を定めたい一戦です。

次項PART2では、その他の
ポイントについて記します。

PART2に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。