『京都新聞杯2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「京都新聞杯」の
穴馬探しをお届けします。

京都新聞杯は5月4日(土)に
京都芝2200mで行われる
3歳重賞。令和最初の
JRA重賞です。ダービーの
「東上最終便」ともよく
言われるレース。

ちなみに、当レースから
ダービーへ向かった馬の
ダービーでの近10年成績は
(1.1.1.19)。キズナが
ダービーを勝ちました。

土曜施行のレースですので
さっそく、京都新聞杯の
ポイントをお伝えします。

なお、昨年は11番人気の
アドマイヤアルバ(2着)を
推奨馬としてお伝えしました。

昨年の推察プロセスが
間違っていなかったとも
言えますので、あえて
昨年に用いたプロセスを
できるだけ引き続き使って
今年の推察を進めます。

【ポイント1】
前走で、やっと
勝ち上がったばかりの馬では
キツい

→近10年の当レースの
前走別成績を診てください。

前走で「未勝利戦」を使って
きた馬が当レースでまったく
通用していません。

重賞       複勝率31%  5.2.5.27
オープン特別   複勝率27%  0.2.1.8
500万      複勝率22%  5.6.4.53
未勝利戦     複勝率 0%  0.0.0.34

前走で未勝利戦を使って
きた馬=ようやく前走で
デビュー初勝利をあげた
馬という事になりますが、
さすがにこの時期にまで
初勝利がずれ込んだ馬では、
出走各馬がダービー行きを
ガチンコで目指すシビアな
当レースでは難しい、と
いうことなのでしょう。

今年も「該当馬」が何頭か
出走予定ですが、当欄は
推奨扱いしません。

【ポイント2】
キャリアが少ない馬では
キツい

→このレースは毎年、
キャリア4戦以下の馬が
あまり好走できません。

近10年の当レースの
キャリア別成績は下記の
とおり。

キャリア2戦下 複勝率 0%  0.0.0.11
キャリア3戦  複勝率12%  1.1.1.22
キャリア4戦  複勝率13%  0.0.3.20
キャリア5戦  複勝率36%  6.2.4.21
キャリア6戦  複勝率29%  1.4.2.17
キャリア7戦超 複勝率13%  2.3.0.33

スローペースで流れるとは
い、出走全馬がダービーを
めざすシビアなガチンコ戦。
ソコソコのキャリアを経て
しっかり内面がデキている
馬でないと、厳しい面が
あるのでしょう。

【ポイント3】
逃げた馬ではキツい

→当レースの、近10年の
「逃げた馬」の成績は
(0.0.1.9)と連対ナシ。
特に、近年の春の京都は
高速馬場でも差せることが
多いのが特徴です。当欄では
逃げそうな馬は推奨しない
予定。

【ポイント4】
「父サンデー系」天国の
レース

→当レースの、近10年の
連対馬20頭のうちじつに
17頭が「父サンデー系」。

サンデー優勢のレースは
たしかに多いですが
ここまでハバを利かせて
いる重賞はさすがに稀。
サンデーのキレ瞬発力が
活きやすいレースです。

【ポイント5】
関東馬は好走ゼロ

→当レースの、近10年の
「関東馬」の成績は
(0.0.0.4)。今年もこの
ジンクス打破に関東馬が
出走しますが、当欄では
推奨しない予定です。

【ポイント6】
外枠苦戦

→近10年の、当レースの
枠別・成績を診てください。
下記のように1頭しか連対が
ありません! 

01~11番 複勝率24% 9.10.7.84
12~18番 複勝率 9% 1.0.3.40

説明不要でしょう。
このレースは実質的に
11頭立てというコト。
とにかく、12番枠から
外の馬が好走しません。

この時期の京都の芝は
「高速馬場」がお約束。
芝の状態が非常に良いですし、
まして前週のG1(春天)に
向け丹念に馬場が整備された
直後でもあります。

しかも、このレースは
大抵の年がスローペースで
流れますから、道中で外の
馬が内へ潜り込むことも
なかなか厳しいモノ。

ということで、当レースは
外々を回らされる可能性が
高い外枠があたると厳しい、
ということなのでしょう。

昨年は13番枠の馬が
勝ちましたが、これは
枠不問の番手先行競馬を
施せたから。前々の番手に
行けないタイプの外枠馬は
さすがに厳しいと思います。

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。